2009年7月14日
マイケルさん追悼式は税金の無駄遣い?
死因を巡って殺害説も浮上し、いまだに埋葬場所も決まらないなど、急死後も世間を騒がせてやまないマイケル・ジャクソン。7日にロサンゼルスのステープルズ・センターで行われた追悼式は、スーパースターの最期にふさわしい豪華なアーティストが次々に登場し、最後は長女パリスちゃんのスピーチで全世界に大きな衝撃を与えたばかり。
そのマイケルの追悼式をめぐって、ロサンゼルスでは「税金の無駄遣い」の批判が勃発しています。金融危機の影響で税収減に苦しんでいるロサンゼルスは、7月1日から消費税が今年2度目となる値上げで0・50%引き上げたばかり。そんな状況下で、マイケルの追悼式にかかった税金は140万ドルにも上ったと報じられました。当初の見積もり400万ドルよりは少なかったとは言え、この財政難の中で、この多額の警備費を誰が負担するのかに大きな注目が集まっています。
ジャクソン家の人々が早朝に自宅から密葬会場となったフォーレスト・ローン・セメタリーへ向かう間、警察官のパトカーや白バイが先導し、高速道路は全て閉鎖。朝の渋滞時間帯に、一般人のために高速道路を封鎖するというのはもちろん異例のこと。セメタリー周辺の道路も全て封鎖され、関係車両以外の立ち入りは禁止。密葬後もステープルズ・センターまでも同様にパトカーが葬列を先導し、道路は全て封鎖されました。さらに、ステープルズ・センター周辺は数日前から封鎖され、当日は述べ4000人を超える警察官が警備に当たったと伝えられています。
これらの費用は全て税金。警備にかかった経費に、警察官のオーバータイムの賃金、警備担当者の食事代などを含めてこれほどの税金が使われたことに、多くの市民から憤慨の声があがるのは当然のことかもしれません。警備担当者のサンドイッチ代に関して、近くの業者から調達すれば1万7000ドルで済んだはずのものが、なぜか4万8000ドルかかったことで、市議会議員も追及する構えを見せるなど、不透明な経費にも注目が集っています。さらに、当日は84年のロス五輪以来となる25万人以上の人出が予想されると発表していたロス市警ですが、実際には追悼式への入場券を持たないファンは600人程度だったといわれています。1人の逮捕者もけが人を出さずに無事に追悼式を終えたとは言え、ロス市警への風当たりも強くなっています。
一方で全米のみならず世界中からファンが集ったことで、ダウンタウン周辺のホテルは満室となり、ロサンゼルス行きの飛行機もほぼ満席。周辺のレストランにも人が集り、ロサンゼルスにもたらした経済効果は400万ドルと算出する声もあります。それでも、ロサンゼルス市は予算から警備費用全てを捻出することは難しいと判断。早々に寄付サイトをオープンして、ファンら個人に寄付を募り、17万ドルが集ったといわれています。また、一部を追悼式を主催した AEGライブ、ジャクソン家が負担するのではないかとも言われましたが、両者ともにノーコメントを貫いているようです。
死因、薬物問題、親権問題・・・とまだまだマイケル騒動は続きそうです。世紀のスーパースターが安らかに眠る日が来るのは当分先になりそうです。
(このコラムの更新は毎週火曜日です)
※日記を書く方法はこちらで紹介しています。
この記事には全0件の日記があります。
- 千歳香奈子(ちとせ・かなこ)
- 1972年、札幌生まれ。92年に渡米しシアトル大学付属語学学校に入学。93年サンタモニカ大学に入学し、写真を専攻。95年に同大学を卒業後、ロサンゼルスでテレビのコーディネーターなどを経験。96年に日刊スポーツ新聞社アトランタ支局でアトランタ五輪取材をアシスタント。99年6月から、ロサンゼルスを拠点にハリウッドスターのインタビューや映画情報を取材中。2008年1月末に学研より新書「ハリウッド・セレブ」を出版。
- 公式HPはこちら
最近のエントリー
- ポランスキー監督の保釈を裁判所が認める [26日01:39]
- 09年は有名人おめでた続々、あの大物も…
[26日00:56] - ヨン様が国連映像に声で協力、映像公開中 [25日23:20]
- J・アンドリュースがカムバック公演 [25日23:00]
- エビちゃん結婚報道「ビックリしました」
[25日21:52]
- 石田純一「押して引く、恋愛は格闘技」 [25日18:16]
- ほしのあき、皇成騎手に頑張ってホシーノ
[25日13:54] - 酒井法子被告映画化!覚せい剤事件!
[24日21:59] - 森本慎太郎「撮影寒かった」主演映画PR [24日18:37]
- 公開告白!加藤ミリヤ「すごい愛を見た」 [23日21:40]
- 親と一緒の舞台が楽しかった (ニッカン座 人生劇場) [11月24日]
- 新鮮!ぜいたく!! 時代劇/早霧せいな、沙央くらま (プレシャス! 宝塚) [11月23日]
- コストパフォーマンス最悪はウィル・フェレル (ハリウッド直送便) [11月23日]
- ヒューマニズム問うパニック大作 (この一本) [11月22日]
- 和服を着て女らしさをアップ! (林 丹丹のニーハオ “タン”検隊) [11月20日]