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2009年6月02日

ハリウッドで日本アニメが大人気。その理由は…

 このところ、ハリウッドでは日本のアニメが大人気。今年は4月に「ドラゴンボール」が公開されたのを皮切りに、秋には「鉄腕アトム」のフルCGアニメ「アストロ・ボーイ」が公開されます。他にも、現在製作が進んでいるだけでも「ガッチャマン」「AKIRA」「獣兵衛忍風」「DEATH NOTE デスノート」などがあり、今後続々と日本アニメの実写版が公開される予定です。

 なぜ、今、これほどまでにハリウッドで日本のアニメが受けているのでしょう? ちょうど10年前の99年、全米でポケモンの劇場映画が公開され、8000万ドルを超える興行収入を記録する大ヒットとなり、全米の子供たちの間でポケモンブームが巻き起こりました。それから10年、相変わらずケーブルテレビでは日本のアニメが大人気で、ポケモンの他、「ドラゴンボール」や「DEATH NOTE」「Naruto-ナルト」「エヴァンゲリオン」など多くのアニメが放映されています。

 アメリカでは漫画を読む文化がないので、テレビで放映されるアニメにはまるケースが多く、そこからオタクが誕生しています。「マトリックス」シリーズで知られるウォシャウスキー兄弟監督やレオナルド・ディカプリオら、ハリウッドには日本のアニメ好きが大勢います。ウォシャウスキー兄弟は、「マッハGOGOGO」を映画化した「スピードレーサー」を製作していますし、レオは「AKIRA」と「獣兵衛忍風帖」の映画化権を獲得しています。トム・ハンクス主演の「ロード・オブ・パーディション」のサム・メンデス監督は、「子連れ狼」に感銘を受けた作品だと語ったこともあります。彼ら以外にも80年代終わりから90年代にかけて日本アニメの影響を受けて育ったクリエーターが実はハリウッドには大勢いると言われています。

 アメリカでは、「攻殻機動隊」「AKIRA」「獣兵衛忍風帖」はDVDが大ヒットし、日本アニメのクラシックとして知られ、コアなファンが大勢います。現在はケーブルテレビでは「NARUTO-ナルト」や「エヴァンゲリオン」が人気を博しており、アニメエキスポなどでは日本アニメのコスプレをしたアメリカ人を数多く見ることができるほど、日本アニメは一般に浸透しています。

 日本アニメの人気の影には、もちろんハリウッドの慢性的なネタ枯れという問題があることは周知の事実。しかしそれ以外にも、アメリカン・コミックの「スパイダーマン」が大ヒットしたことで、良質な日本のアニメにも注目が集まっているという意見もあります。一方で、原作のファンにとってはイメージを壊す作品が多く、いまだに大ヒット作は生まれていません。

 今後、日本のアニメがどこまでハリウッドで通用するのか。また、レオが手がける人気作2作品の出来栄えは、原作ファンでなくとも気になるところ。ポケモンを超える大ヒット作が生まれるのか、期待したいです。
(このコラムの更新は毎週火曜日です)


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ハリウッド直送便
千歳香奈子(ちとせ・かなこ)
 1972年、札幌生まれ。92年に渡米しシアトル大学付属語学学校に入学。93年サンタモニカ大学に入学し、写真を専攻。95年に同大学を卒業後、ロサンゼルスでテレビのコーディネーターなどを経験。96年に日刊スポーツ新聞社アトランタ支局でアトランタ五輪取材をアシスタント。99年6月から、ロサンゼルスを拠点にハリウッドスターのインタビューや映画情報を取材中。2008年1月末に学研より新書「ハリウッド・セレブ」を出版。
公式HPはこちら

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