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2008年11月18日

目指せ、ハリウッド!短編映画コンペ開催

 日本貿易振興機構(ジェトロ)とハリウッドに拠点を置く日系テレビ会社UTVが、「PicturesBattle×ShowBizJapan」と題した短編映画コンペティションを開催しました。ハリウッドのエジプシャンシアターで開催されたコンペには、応募60作品の中から最終審査に残った7作品が上映されました。

 ハリウッド進出を目指す日本人フィルムメーカーを支援するこのコンペは、15分以内で英語劇または英語字幕付きを条件に公募され、日米在住の若きクリエーターたちが応募。コンペは全米で大人気のリアリティー番組アメリカン・アイドルと同じ公開審査スタイルで行われ、テレビ朝日の「虎の門」の辛口映画批評でおなじみの井筒和幸監督が審査委員長を務め、ハリウッド映画「40歳の童貞男」や「ワイルド・スピード×3 TOKYODRIFT」の製作を手がけたクレイトン・タウンゼンド氏、「ランボー最後の戦場」のコンサルタント、ジェレミー・カーン氏、角川ピクチャーズUSAの作田貴志社長など日米の映画ビジネスに精通した面々が審査員を務めました。

 父親のお使いでタバコを買う少女を描いた塩崎祥平監督の「おとおさんのたばこ」が最優秀作品賞に輝きました。また、特別賞には高岡洋雄監督の「ハプニングバー幸(さち)」と古田わたる監督の「彼女の告白」の2作品が選ばれました。

 「消去法であなたの作品が残ったんですよ」と井筒節で優勝理由を説明。「少女の演技が素晴らしかった」と褒め称えた。観客からも審査員からも高評価だった「彼女の告白」については、「傑作だったけど、コミックの原作があったのが残念。オリジナルで勝負して欲しかった」とコメントした。また、「なぜ今ごろ、エイリアンなのか」と酷評していた「ハプニングバー幸」は、タンゼンド氏ら米国人審査員の受けが良かったという。規制の映画では考えられない斬新なアイディアや手法で、審査員たちに「新鮮」な印象を与えた作品が多かったようです。

 ハリウッド進出を目指すフィルムメーカーにとっては大きなチャンスとなった今回のコンペ。邦画への注目度が高まっているだけに、これを機にハリウッド関係者の目に留まってハリウッド進出を果たす監督が出てくるかもしれません。

 公開審査の模様と最優秀作品は、来年1月1日にロサンゼルスの日本語放送UTBにて放送される予定です。

(このコラムの更新は毎週火曜日です)


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ハリウッド直送便
千歳香奈子(ちとせ・かなこ)
 1972年、札幌生まれ。92年に渡米しシアトル大学付属語学学校に入学。93年サンタモニカ大学に入学し、写真を専攻。95年に同大学を卒業後、ロサンゼルスでテレビのコーディネーターなどを経験。96年に日刊スポーツ新聞社アトランタ支局でアトランタ五輪取材をアシスタント。99年6月から、ロサンゼルスを拠点にハリウッドスターのインタビューや映画情報を取材中。2008年1月末に学研より新書「ハリウッド・セレブ」を出版。
公式HPはこちら

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