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2011年2月16日

究極のバンタム級頂上決戦

 長谷川穂積(真正)との決戦から9ヵ月。

 WBC&WBO世界バンタム級チャンピオンのフェルナンド・モンティエル(31=メキシコ)が再び正念場を迎えることになった。2月19日(日本時間20日)、「フィリピンの閃光」の異名を持つ実力者ノニト・ドネア(28=比)の挑戦を受けるのだ。試合10日前時点のオッズは11対5でドネア有利と出ており、モンティエルは長谷川戦以上の危機に直面している。

 長谷川戦(4回TKO勝ち)のあとも2つのKO勝ちを追加しているモンティエルは、世界戦だけでも20戦18勝(14KO)2敗という戦績を残している。フライ級、スーパー・フライ級、バンタム級の3階級を制覇しただけでなく、ドイツ、アメリカ、フィリピン、日本など敵地での試合経験も豊富だ。まさに歴戦の兵という形容が似合う猛者である。

 不利との予想を聞いても「長谷川戦のときもそうだったから気にしていないよ」と動じた様子はない。

 しかし、危険度“特A”の挑戦者を迎えるとあって、強い警戒心を抱いているようだ。「とても危険な戦いになることは覚悟している。ひとつのミスも犯せないだろう」

 統一チャンピオンを上回る評価を受けているドネアは、フライ級、スーパー・フライ級の元世界チャンピオンでもある。勝てば3階級制覇ということになり、尊敬する6階級制覇の同胞マニー・パッキャオに近づくだけにモチベーションは高い。

 「生きるか死ぬか、やるかやられるか--こんな瀬戸際に立たされたことは初めて。でも、私のゴールはここではないので、モンティエルを倒して先に進みたい。準備はできている」

 ともにスピードと強打に自信を持つ好戦的な万能型の選手で、総合力は甲乙つけがたいものがある。戦績はモンティエルが48戦44勝(34KO)2敗2分。ドネアが26戦25勝(17KO)1敗。モンティエルの決定打がボディと顔面に打ち分ける左フックのコンビネーションなのに対し、ドネアは左フック、アッパー、右ストレートと幅広い。経験や実績ではチャンピオンが勝るが、体格や勢い、潜在能力では逆に挑戦者が勝っている。

 モンティエルは経験を生かしてフェイントを多用しながら揺さぶりをかけ、自分のペースに引きずり込みたいところ。一方のドネアは体格とスピードを利してプレッシャーをかけるパターンに持ち込みたい。

 究極のバンタム級頂上決戦は、1ラウンドから目の離せない高度でスリリングな攻防になるだろう。


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原功「BOX!」
原功(はら・いさお)
 1959年(昭34)4月7日、埼玉県深谷市生まれ。日大法学部新聞学科卒業。82年、ベースボール・マガジン社入社。以来18年間「ボクシング・マガジン」の編集に携わり、88年から11年間、同誌編集長を務める。2001年、フリーのライターとして活動を開始。現在はWOWOW「エキサイトマッチ」の構成などを担当。著書に「タツキ」「ボクシング 名勝負の真実・日本編/海外編」ほか。

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