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原功(はら・いさお) 1959年(昭34)4月7日、埼玉県深谷市生まれ。日大法学部新聞学科卒業。82年、ベースボール・マガジン社入社。以来18年間「ボクシング・マガジン」の編集に携わり、88年から11年間同誌編集長。現在はWOWOW「エキサイトマッチ」の構成などを担当。著書に「タツキ」「ボクシング 名勝負の真実・日本編/海外編」ほか。

リナレスの再起戦

12年3月28日 [11:53]

 フェザー級とスーパー・フェザー級で世界タイトル獲得の実績を持つホルへ・リナレス(26=ベネズエラ/帝拳)が3月31日(日本時間4月1日)、メキシコのカンクンで再起戦に臨む。相手はWBC世界スーパー・フェザー級16位のセルヒオ・トンプソン(メキシコ)。5カ月前、3階級制覇を狙った試合で痛恨の逆転TKO負けを喫したリナレスにとって、この試合は夏に計画される再挑戦に向けた前哨戦でもある。

 リナレスは昨年10月、WBC世界ライト級王座決定戦でアントニオ・デマルコ(メキシコ)と対戦した。10回まで2人のジャッジが6ポイント差、もう1人が8ポイント差をつけるほど一方的にリードを奪いながら、自身の負傷もあって急激にペースダウン。11回に連打を浴びてストップされてしまった。3階級制覇を逃しただけでなく、米国で大々的に売り出すプランも先送りとなっただけに、悔やまれる敗戦だった。

 今年2月、弟のカルロス・リナレス(帝拳)が日本ミドル級王座決定戦に出場するのに合わせて一時的に日本に帰国。その後、拠点とする米国に戻って6階級制覇王者マニー・パッキャオ(比)らを指導するフレディ・ローチ・トレーナーのもとでトレーニングをこなしている。戦績は33戦31勝(20KO)2敗。

 再起戦の相手トンプソンは23戦21勝(19KO)2敗の戦績を誇る強打者。WBCのスペイン語圏王座や中米カリブ王座を獲得するなど、このところ7連勝、5連続KOと勢いがある。地元カンクンでの試合ということで実力以上のものを発揮する可能性もあり、侮れない相手といえる。

 リナレスはこのトンプソン戦をクリアすることを前提に、すでにデマルコとの再戦が内定。7月7日、米国カリフォルニア州カーソンで再び拳を交えることになっているのだ。前回の雪辱と3階級制覇がかかる重要な試合になる。

 そのためにも、トンプソンとの試合は絶対に落とせない。持ち味のスピードとテクニック、強打で存在感を示したいところだ。4月1日、メキシコからの朗報を待ちたい。

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