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<title>コラム_野球：矢島彩「アマ〜い野球ノート」</title>
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<title>神宮の洗礼浴びた両校エース／神宮大会</title>
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<summary type="text/plain">＜明治神宮大会：大垣日大７－６嘉手納＞◇１５日◇高校の部準々決勝◇神宮 　大垣日...</summary>
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<![CDATA[<p>＜明治神宮大会：大垣日大７－６嘉手納＞◇１５日◇高校の部準々決勝◇神宮<br />
　大垣日大（岐阜）の左腕・葛西侑也投手（１年）と嘉手納（沖縄）の右腕・池原有投手（２年）。地区大会での１試合平均失点は葛西が２点（６失点／３試合）、池原も２・３点（７失点／３試合）。失点の計算できる両投手だが、試合は思わぬ展開になった。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>　「想像外でしたよ。葛西がもっと低めに集めて抑えてくれると思った」。<br />
　<br />
　大垣日大の阪口慶三監督は首を傾げた。東海大会の常葉学園橘（静岡）戦では内野ゴロの山を築き、９回２死まで完全試合ペース。最後に打たれたのも内野安打だったほどだ。</p>

<p>　「ずっと完投してきたので、今日の試合も完投したいと思いながら投げていた。でも、最後までボールが高く、低めに集める自分のピッチングが全然できませんでした」（葛西）。</p>

<p>　２回に浴びた先制弾も高めに浮いたボール。葛西本人も投球内容には納得がいかない。原因は神宮球場のマウンド。相性が合わず跳ねるような感覚で投げていたという。阪口監督にも指摘されたが、最後まで直らなかった。<br />
　<br />
　敗れた嘉手納。池原は６回に打者１１人の猛攻を受けた。３四球、味方の失策も絡んで６失点。真玉橋（まだんばし）元博監督も信じられないような語り口だった。</p>

<p>　「あんなに四球を出す子ではないのでびっくり。疲労もあるのだろう。だが、カウントを稼ぐ球でストライクが取れず、リズムの作り方がわからなくなっていた。全国へ行ったらそういうところも対応できるようにならないといけないですね」。</p>

<p>　嘉手納は守備も６失策と乱れた。スローイングよりも人工芝のバウンドに対応できていなかったものもあった。「守備も鍛えたはずだが（苦笑）。初心に戻りなさいというサインなのでしょう」と指揮官。</p>

<p>　また、この日はネット裏がほぼ満員で「たくさんお客さんがいて緊張した。いい経験になりました」と真謝博哉主将（２年）。沖縄で満員の試合は経験しても、神宮規模の球場は初めてだ。そのネット裏には来春センバツ出場が予想される高校の監督の姿もあった。</p>

<p>　全国大会で戦うことの難しさ。それを先取りできるのが、神宮大会出場校の特権だ。来春、「神宮での経験が生きました」という声を聞かせてほしい。</p>]]>
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<title>明治神宮大会展望／大学の部</title>
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<modified>2009-11-11T19:23:58Z</modified>
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<summary type="text/plain">　大学の部は投手戦を中心とした好勝負が予想される。...</summary>
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<![CDATA[<p>　大学の部は投手戦を中心とした好勝負が予想される。</p>]]>
<![CDATA[<p>　大会初日９時から神宮第２球場で、東北福祉大－函館大の１回戦が行われる。福祉大は大黒柱の左腕・森山一茂投手（３年＝楊志館）に加え、リーグ最終戦で中根佑二投手（２年＝仙台育英）が初完封勝利を挙げた。手元で微妙に変化するボールを武器とする。</p>

<p>　函館大は初出場。リーグ戦でプレーオフを制しての出場だ。佐藤将太郎投手（２年＝横浜創学館）は今季３勝。数字以上に評価できるのは開幕試合で延長１１回を、プレーオフ、そして北海道地区代表決定戦と大一番で完投したことだ。</p>

<p>　立正大がこの勝者と対戦する。小石博孝投手（４年＝鶴崎工）が勝負強いマウンドさばきを見せれば、南昌輝投手（３年＝県和歌山商）は１５０キロ近いストレートで押していく。菅井聡投手（４年＝中央学院）も控え、投手層は出場校トップクラス。継投のタイミングと打線の援護が勝負を分ける。</p>

<p><img alt="%E5%B0%8F%E7%9F%B3.JPG" src="http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/%E5%B0%8F%E7%9F%B3.JPG" width="332" height="281" /><br />
<font size="1">立正大・小石投手。「手にマメができるほど練習した」という打撃にも注目（撮影・矢島彩）</font></p>

<p><br />
　第３試合は徳山大－関西国際大。徳山大は全日本大学選手権は初戦で富士大に１－２で惜敗。このとき完投した右腕・岡村孝政投手（３年＝西市）、東京ドームで１発を放った岸村祥太郎三塁手（華陵＝４年）が健在。９年ぶりの白星を目指す。</p>

<p>　関西国際大は神宮大会初勝利を狙う。大学選手権はベスト４に進出。左腕・松永昴大投手（３年＝高松商）は１７３センチと小柄だが、球威のあるストレートが魅力。今秋は７勝を挙げる大車輪だった。</p>

<p>　この勝者は３日目に上武大と対戦する。上武大は大学選手権こそ逃したものの、好投手は今年も健在。今秋は大型右腕・松永大介投手（２年＝九州学院）が完全に一本立ちした。１３０キロ台中盤のストレートで、小気味いいピッチングを見せる。関東地区代表決定戦では２完投でＭＶＰを受賞した。女房役は中日７位指名の松井雅人捕手（４年＝桐生一）が務める。</p>

<p>　ナイターが予想される第４試合、創価大－九産大。創価大は日本ハム２位・大塚豊投手（４年＝創価）、さらに小川泰弘投手（１年＝成章）の成長も著しい。小川は関東地区代表決定戦の東海大戦で５安打完封。阪神育成枠・田上健一外野手（４年＝創価）ら主力の４年生が意地を見せられるか。</p>

<p>　九産大は３年生以下中心の若いチーム。エース・榎下陽大投手（３年＝鹿児島工）のほか、期待の１年生右腕・下平裕次郎投手（伊万里商）の出番もありそうだ。</p>

<p>　勝者は佛教大と対決。佛教大は左腕・大野雄大投手（３年＝京都外大西）が楽しみだ。大野は昨年の同大会でも福祉大相手に２イニングを投げ、１４０キロ台のストレートをマーク。雨の中で球速表示以上のキレを見せていた。今春の大学選手権では１４７キロ。一躍来年のドラフト上位候補に名乗りを挙げている。</p>

<p>　大会２日目、明大は愛知学院大と激突。愛知学院大はリーグ戦２位から出場権を獲得した。明大・野村祐輔投手（２年＝広陵）と愛知学院大・溝口雅人投手（４年＝愛知啓成）の投げ合いが予想される。愛知学院大は初回の得点率が高く、野村の苦手な立ち上がりを攻めていきたいところ。１番・大野弘仁遊撃手（４年＝柳ケ浦）の出塁率が明暗を握りそうだ。</p>]]>
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<title>明治神宮大会展望／高校の部</title>
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<summary type="text/plain">　第４０回記念明治神宮野球大会が１４日開幕。高校の部は優勝校が出た地区に、来春の...</summary>
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<![CDATA[<p>　第４０回記念明治神宮野球大会が１４日開幕。高校の部は優勝校が出た地区に、来春のセンバツの「神宮大会枠」が与えられる。</p>]]>
<![CDATA[<p>　高岡商（富山）は北信越大会４試合中３試合で１点差を制した。エース右腕・鍋田浩成投手（２年）が先発にリリーフに４連投。鍋田は今夏の富山県大会決勝で先発。１６奪三振の好投も９回に３点差をひっくり返されたほろ苦い経験がある。ここにきて１７９センチ右腕・新堂将太投手（２年）も台頭してきた。打線は主将で３番の松嶋真樹捕手（２年）ら左打者６人が並ぶ。　</p>

<p>　対する秋田商。東北大会決勝は新型インフルエンザの影響で１２人で挑んでいた。エース・片岡元気（もとき）投手（２年）は最速１４０キロの右腕。決勝で延長１１回を投げ抜き、２戦連続完封勝利を挙げた。３０歳の太田直監督は青学大出身。石川雅規投手（ヤクルト）と同期で控え捕手だった。</p>

<p>　この勝者と対決するのが東海大相模（神奈川）。大会３日目第１試合に登場する。エースは１８５センチ右腕・一二三慎太投手（２年）　『一二三』と書いて『ひふみ』と読む。ボーイズ・ジュニアホークス時代にはジャイアンツカップ優勝と華々しい経歴を持つ。最上級生となり主将に就任。最速１４９キロのストレートはもちろん、変化球、フィールディングもハイレベルだ。</p>

<p>　第２試合は神戸国際大付（兵庫）－今治西（愛媛）。神戸国際大付は右腕・岡本健投手（２年）が大黒柱。投げては最速１４４キロ、打っても４番、そして主将を務める。近畿大会決勝は大阪桐蔭打線をスライダーを武器に４安打に封じ込めた。女房役の福田優人捕手（２年）ら旧チームのレギュラー５人が残り経験豊富。<br />
　<br />
　今治西（愛媛）は４年連続のセンバツが確実。神宮大会へは１０年ぶりの出場だ。県大会から接戦が続き、四国大会決勝も相手のミスを突いて高知にサヨナラ勝ちをおさめた。派手さはないが、投・攻・守で安定感があり浜元大希遊撃手（２年）らセンターラインは堅実だ。</p>

<p>　勝者は２回戦で開星（島根）と対戦する。不動の１番、糸原健斗三塁手（２年）は中国大会４試合で４本塁打。このうち２本が逆方向でミート力に加えパワーもついた。４番・出射徹捕手（２年）ら長打を打てる打者が並ぶ。エース右腕・白根尚貴投手（１年）は１８３センチ、８３キロの恵まれた体から最速１４７キロをマークする。中国大会では勝負所で１４０キロ台を連発していた。スローカーブとのコンビネーションで相手を翻弄する。</p>

<p><img alt="%E7%99%BD%E6%A0%B9.JPG" src="http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/%E7%99%BD%E6%A0%B9.JPG" width="264" height="336" /><br />
<font size="1">中国大会で４完投した開星・白根投手（撮影・矢島彩）</font></p>

<p>　大会２日目。第１試合は北照（北海道）－帝京（東京）。勝負の行方は、北照投手陣が帝京打線をどう攻めるか。帝京は東京都大会で１試合平均９得点の破壊力が際立つ。決勝では久保田大智中堅手（２年）ら３本塁打が飛び出し、ビッグイニングが多いのも特徴だ。北照の１８５センチ右腕・又野知弥投手（２年）は打者としても通算１９本塁打を誇る。</p>

<p>　初出場の嘉手納（沖縄）は大垣日大（岐阜）と対戦。嘉手納中学時代に全国制覇している池原有投手（２年）、真謝博哉捕手（２年）のバッテリーが中心だ。２人は小学２年から組んでいる間柄。現在は攻撃でもクリーンアップを任されている。池原はスライダー、カーブを有効的に使うオーソドックスな右腕だ。</p>

<p>　一方の大垣日大は１年生バッテリーで勝負。葛西（かっさい）侑也投手は夏休みに左サイドスローへ転向し、頭角を現し始めた。東海大会準々決勝では常葉学園橘（静岡）を相手に９回２死まで完全試合。決勝の中京大中京（愛知）には１１安打を浴びながら４失点完投。時本亮捕手とともに粘り強い投球を見せたいところだ。<br />
</p>]]>
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<title>ドラフト会議に行ってきました！</title>
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<summary type="text/plain">　１０月２９日、運命のドラフト会議が行われました。私も東京都内のドラフト会場に出...</summary>
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<![CDATA[<p>　１０月２９日、運命のドラフト会議が行われました。私も東京都内のドラフト会場に出かけ現場の熱気を味わってきました。</p>]]>
<![CDATA[<p>　菊池雄星投手（花巻東）の獲得へ、報道による予想では９球団が名乗りを挙げていた。しかし、当日になりソフトバンクとロッテ、オリックスが指名を回避した。</p>

<p>　ソフトバンクは地元の今宮健太内野手（明豊）。昨年のドラフトは投手６人を指名したこともあり、今年は野手へシフトチェンジした。秋山幸二監督は「今宮君は内野手として育てたい。菊池君が西武ということでパ・リーグがもっと盛り上がるのでは」と、対決を心待ちにしていた。<br />
　今年ソフトバンクは、高卒１年目の立岡宗一郎内野手がウェスタンリーグで６１試合に出場した。明石健志内野手、江川智晃内野手など高卒内野手の成長が著しいチーム。そこへ今宮が加入となれば、期待も膨らむばかり。</p>

<p>　ロッテとオリックスは新監督の意向が影響。オリックスは５人全員が投手。昨年の４人に続く大量補強となった。３年前のドラフトで高卒３投手を獲得しているが、今年のウェスタンリーグでは３人合わせて１８試合しか登板できていない。そのうちの１人、梅村学人投手は戦力外通告を受けたばかり。今回高卒で唯一指名されたのが山田修義投手（敦賀気比）。しっかり育ててほしいところだ。</p>

<p>　ロッテは荻野貴司外野手（トヨタ自動車）ら社会人３選手を指名。西村徳文監督は「指名したい選手は指名できたので１００点」と振り返った。</p>

<p>　独自路線がはっきり出たのが西武。大目玉の菊池の交渉権を獲得後、２位で美沢将内野手（第一工大）、３位で岩尾利弘投手（別府大）を指名した。全国では無名の存在。いかにも西武らしいドラフトだ。いずれも九州地区リーグに所属。美沢は喜界島育ちだ。</p>

<p>　中日は菊池こそ外したものの、補強ポイントの左腕と捕手を確実に指名でき成功と言っていい。特に捕手は育成を含め大卒を３人も指名した。チームには２５歳の田中大輔捕手、２６歳の前田章宏捕手がいるが１軍定着には至っていない。この５人の中から、来年４０歳を迎える谷繁元信捕手を脅かす選手の台頭が待たれる。</p>

<p>　隠れた快挙もあった。日本ハム５位の増井浩俊投手（東芝）、広島６位の川口盛外投手（王子製紙）は静岡高出身。これで０６年の巨人・深田拓也投手、０７年の阪神・黒田祐輔投手と４世代連続でエースがプロ入りを果たしたことになる。</p>]]>
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<title>ドラフト注目選手は誰だ！／社会人編</title>
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<modified>2009-10-25T21:55:04Z</modified>
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<summary type="text/plain">　最終回は社会人選手編です。さあ今週２９日、いよいよ運命のドラフト会議。国内球団...</summary>
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<![CDATA[<p>　最終回は社会人選手編です。さあ今週２９日、いよいよ運命のドラフト会議。国内球団入りを表明した花巻東・菊池雄星投手はどこへ！<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>　ホンダ・長野久義外野手（日大）は３度目の正直を目指す。０６年に日本ハム、０８年にロッテからの指名を拒否し、チームに残留。特に昨年は「恩返しが何もできていない」と、自身のホンダへの貢献度の低さを痛感した。今夏の都市対抗では１９打数１１安打で首位打者を獲得。チームを１３年ぶりの日本一へ導き、昨年の雪辱を晴らした。熱望する巨人は今年早々に１位指名を確約している。しかし、ここにきて花巻東高・菊池雄星投手が国内球団入りを正式表明。昨年も大田泰示内野手（東海大相模）が東海大進学かと思いきや、期限ぎりぎりでプロ志望届を提出。これを踏まえ、巨人は大田の１位指名を決行した。長野も「過去２回経験しているが、本番まで何があるかわからないので」と、ドラフトについては厳しい口調だった。</p>

<p>　今年の社会人は長野を筆頭に“右打ち外野手”のレベルが高い。</p>

<p>　トヨタ自動車・荻野貴司外野手（関学大）は５０メートル６秒１の俊足。関学大４年春にリーグ新記録となるシーズン最多盗塁記録（１７）を打ち立てた。１７２センチ、７５キロと小柄だが、トヨタ自動車では３番を任されているほど。今年は同僚の荒波翔外野手（東海大）よりも活躍が目立っていた。年齢関係なく誰からも慕われる人柄だ。</p>

<p>　清田育宏外野手（東洋大）はＮＴＴ東日本入社２年目。１８０センチ、８５キロの大型外野手で市柏高（千葉）時代は投手として評判が高かった。昨年長野を獲得できなかったロッテが指名候補に挙げている。完成度は長野のほうが上だが、野手経験が大学３年秋からと浅いため今後の伸びしろも期待できそうだ。</p>

<p>　内野手では新日本石油ＥＮＥＯＳの高卒３年目コンビ。白井史弥二塁手（横浜高）、磯部泰内野手（修徳高）。また、日産自動車・熊代聖人遊撃手（今治西）も候補の１人。高卒２年目だが、年内限りでの休部が決まっているため救済措置として指名が可能だ。高校３年のとき、進学も考えたが「早くプロにいける可能性が高いから」と社会人の道を選んでいる。</p>

<p>　投手はまとまったタイプが目立つ。<br />
　<br />
　即戦力左腕獲得を目指す球団は、トヨタ自動車の左腕・中沢雅人投手（中大）や日本通運・阿南徹投手（城西大）を候補に挙げている。中沢は入社１年目から先発の一角を任されてるが、昨年伸び悩んだ分、今年一気に成長。美しいフォームから最速１４８キロとスライダー、カーブというオーソドックスな投球スタイルだ。来年２６歳。富山商高時代から評判の左腕が、ついに運命の日を迎える。</p>

<p>　阿南は長い手足を生かした躍動感あるフォームが魅力。今年は全国大会で好成績こそ残していないものの、課題だった制球力が向上している。１４日の日本選手権完投代表決定戦で先発し、明治安田生命を４安打に封じ込めた。最後のアピールになったことは間違いないだろう。</p>

<p>　ホンダの右腕・諏訪部貴大投手（中越高）は複数球団がリストアップ。今年から先発ローテーションの一角を担い、主要大会の重要な一戦でも先発起用されていた。また、５月に巨人２軍とあったプロ・アマ交流試合で先発。３回２安打５奪三振と好投を見せている。最速１４８キロ、切れ味十分のフォークも操る。（ドラフト特集終わり）</p>]]>
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<title>ドラフト注目選手は誰だ！／大学編</title>
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<modified>2009-10-18T21:45:26Z</modified>
<issued>2009-10-18T21:40:36Z</issued>
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<summary type="text/plain">　第３回は大学編です。運命のドラフトまであと１０日！...</summary>
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<![CDATA[<p>　第３回は大学編です。運命のドラフトまであと１０日！</p>]]>
<![CDATA[<p>　法大の二神一人投手（高知）は大学３年間で２勝止まりも、今春日本一の原動力となり上位候補へ急浮上。武器は最速１５０キロのストレートで四隅を突けるところだ。１８日の早大戦では６安打を浴びながら完封勝利。調子が悪いながらも持ち前の制球力を生かして試合を組み立てることができる。</p>

<p>　同じ法大の武内久士投手（徳島城東）もスケールの大きな本格派右腕。今秋の神宮は武内を目当てに足を運ぶスカウトが多かった。１８５センチ、９５キロの恵まれた体格。中継ぎ、リリーフの短いイニングでは１５０キロ台を連発する。どちらかといえば天才肌タイプだ。</p>

<p>　東京６大学リーグでは立大の戸村健次投手（立教新座）、慶大の中林伸陽投手（慶応）が猛アピール中。ともに１４０キロ台をマークするが、癖の強いフォームが気がかり。早大・松下建太投手（明徳義塾）の潜在能力も高い。</p>

<p>　愛知大の１５２キロ右腕・祖父江（そぶえ）大輔投手（愛知）。１７４センチ、７２センチで大学から投手を始めた。球種はスライダーのみだが、この切れ味が鋭い。愛知大は０４年秋に優勝後、２部に降格した。今秋再昇格したばかりにも関わらず優勝。６勝を挙げた祖父江の力投が再評価されるはずだ。</p>

<p>　左腕では立命大のエース・藤原（ふじはら）正典投手（県岐阜商）の評価が高い。故障で思うような投球ができていなかったが、この秋はエースの任務を全うしている。独特のフォームから低目を突く制球力が光る。</p>

<p>　日本文理大の左腕・古川秀一投手（清峰）と小野淳平投手（大分商）の本格派コンビ。小野は大学選手権での活躍がドラフト戦線に名乗りを挙げるきっかけになった。短いイニングながら１５０キロ台を連発。４年間でスピードが２０キロ以上速くなり、自己最速は１５２キロ。</p>

<p>　福山大の岸本尚也投手（如水館）、別府大の岩尾利弘投手（津久見）は隠し球候補。いずれも常時１４０キロ台を出す右腕。指名があれば同大初のプロ野球選手誕生となる。</p>

<p>　野手はやや不作。特に外野手は社会人のほうに好素材が多いため、見劣りしてしまうのも否めない。</p>

<p>　亜大の中原恵司外野手（武蔵工大二）は３年秋に３試合連続本塁打を放った右の長距離砲。日米大学野球でも４番に座り勝負強い打撃を見せた。</p>

<p>　同僚の中田亮二一塁手（明徳義塾）は今月１３日に東都大学リーグ通算１００安打を達成。１７２センチ、１１５キロの巨漢だが俊敏さも兼ね備えている。プロとなれば一塁手か指名打者での起用となるが、果たしてどれだけ需要があるか。</p>

<p>　東京農大の松井佑介外野手（大商大堺）は今秋５本塁打を量産。高校時代も指名確実と言われながら、進学表明し周囲を驚かせている。今回は志望届も提出し、その日を待つのみ。</p>

<p>　近大の荒木貴裕遊撃手（帝京三）、九州国際大の加藤政義遊撃手（東北）は今年の大学球界を代表する遊撃手だ。</p>

<p>※次回は社会人選手編です。</p>]]>
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<title>ドラフト注目選手は誰だ！／高校野手編</title>
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<modified>2009-10-11T22:14:39Z</modified>
<issued>2009-10-11T22:13:45Z</issued>
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<created>2009-10-11T22:13:45Z</created>
<summary type="text/plain">　第２回は高校生野手編です。いよいよ今週１５日に志望届の提出が締め切られます。...</summary>
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<![CDATA[<p>　第２回は高校生野手編です。いよいよ今週１５日に志望届の提出が締め切られます。</p>]]>
<![CDATA[<p>　横浜高（神奈川）の筒香嘉智三塁手は通算６９本塁打の主砲。「（高校生活）最後３カ月くらいは調子が悪くても打つことができるようになった。プロでもホームランバッターで活躍する」。地元・横浜が１位での獲得を表明している。オフの日は横浜スタジアムに行って練習から観戦するなど筒香にとっても愛着のあるチームだ。　</p>

<p>　右打ちからは２人。中京大中京（愛知）の堂林翔太投手は今夏の活躍で評価も急上昇だ。夏の甲子園は２３打数１２安打。このうち７本が長打で広角に打てるところが持ち味だ。高校ではエースとしても活躍したが「プロには野手で行く」と繰り返してきた。愛知県出身だが好きな球団は巨人。</p>

<p>　もう１人は明豊（大分）の今宮健太内野手。１７１センチ、７０キロと小柄だが、６２本塁打、投げても１５４キロと野球センス抜群だ。本人は野手でプロを意識する。センバツ以降、苦手だった内角打ちを克服して本塁打を３０本も量産した。ちょっぴりやんちゃで、オン・オフの切り替えができる性格もプロ向き。入団後、どのようなタイプの選手として生き残っていくのだろうか。</p>

<p>　好捕手が多いのも今年の特徴だ。大学・社会人に上位候補がいないだけに、高校生に注目が集まるのは間違いない。</p>

<p>　福岡からは九州国際大付の河野元貴捕手と、東筑紫学園の小関翔太捕手。夏の予選で、この２人が同じ球場で試合をした日があった。スカウト陣は２人を比較するように見ていたという。実績では甲子園でも存在感を残した河野が上回る。河野は“阿部２世”と評される通り、強打がアピールポイントだ。</p>

<p>　横浜商大高（神奈川）の中村亘佑捕手は広島の入団テストに合格済みだ。</p>

<p>　また、近大高専（三重）の鬼屋敷（きやしき）正人捕手は初の高専選手指名で注目されている。二塁送球のベストが１・６４秒と実力も申し分ない。</p>

<p>　尾道（広島）の中下敬二郎外野手もミート力に自信を持つ中距離打者。入学直後から試合出場し、２年時からエースで４番とフル回転だった。それでもけがは不注意で１度手の指を骨折しただけ。幼いころからバレーボールなどの様々なスポーツで鍛えた、強い体（１８０センチ、８３キロ）が魅力だ。</p>

<p>　打撃の良い常葉学園橘（静岡）の庄司隼人投手もプロ志望の強い選手。「少しでも可能性があるならプロでやりたい」を語気を強める。中学でも高校でも部の歴史を塗り替えてきた。同校初のプロ野球選手になれる可能性も十分だ。</p>

<p>※次回は大学生編</p>]]>
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<title>ドラフト注目選手は誰だ！／高校投手編</title>
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<summary type="text/plain">　１０月２９日にプロ野球のドラフト会議が開催されます。そこで今月は注目選手の情報...</summary>
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<![CDATA[<p>　１０月２９日にプロ野球のドラフト会議が開催されます。そこで今月は注目選手の情報を４回に渡ってお届けします。第１回は高校生投手編。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>　花巻東の菊池雄星投手には日米約２０球団が興味を持っている状態。５日にもプロ志望届を提出し、プロ側との接触を開始する。今夏は背筋痛で思うような投球ができなかった。アンダーシャツに隠れた腕はテーピングでぐるぐる巻き。対戦した横浜隼人（神奈川）の選手は「背中だけじゃなくて腕も相当痛いんだと思う」と話していた。それでも３日後の東北（宮城）戦で自己最速１５５キロをマーク。完投間近の９回にも１５０キロ台を投じ、目を奪われた。本人はメジャー志向が強いが、果たしてどんな結論を出すのか。</p>

<p>　菊池の実力と存在がずば抜けているものの、今年の高校生投手は好左腕が多い。</p>

<p>　西の左腕といえば、福岡大大濠（福岡）の川原弘之投手と智弁和歌山（和歌山）の岡田俊哉投手だ。川原は昨秋の九州大会で清峰（長崎）・今村猛投手と投げ合い１－２で惜敗。半年で５キロ体重がアップして８０キロに。最速１４４キロだが、１８５センチから投げ下ろすスライダーとのコンビネーションで勝負する。</p>

<p>　岡田は甲子園でもおなじみの好投手。今夏は県大会から４試合連続完封で、甲子園でも自己最速タイの１４４キロをマークした。好きな選手は西武の岸孝之投手。左右こそ違うが自分の体型（１８０センチ、６７キロ）と全く同じだからだ。なお、智弁和歌山から直接プロ入りした投手は過去に高塚信幸投手（９７年・近鉄７位）だけだ。</p>

<p>　東日本にも左腕はいる。東海大望洋（千葉）の真下貴之投手は１８７センチの長身から大きく曲がるカーブが生命線だ。未完の大器という印象も強い。夏の県大会は９回２死から同点弾を浴び、試合の流れを持っていかれた。国際大会のＡＡＡでも自分から何度もタイミングを外し神経質なマウンドさばきを見せていた。プロスカウトの間でも評価が分かれており、どう育成していくか。</p>

<p>　盛岡大付（岩手）の伊東昴大投手も複数球団が候補に挙げている。２年夏の甲子園では一塁手として出場し、新チームからエースに。１８７センチ、７８キロという恵まれた体格で、制球力が光る。神奈川県出身で中学時代は控えだった。野球留学先の東北地方には同世代に好投手が多く、ライバルに揉まれながらも春の東北大会で優勝している。</p>

<p>　そのほか、敦賀気比（福井）のドクターＫ・山田修義投手、今夏の千葉で抜群の存在感を残した千葉英和の小川龍也投手も吉報を待つ。</p>

<p>　次に右腕だ。今年のドラフト候補は、エースで４番（主軸）という選手が多かった。中京大中京（愛知）の堂林翔太投手、明豊（大分）の今宮健太投手など多くが現在、投手よりも野手で高い評価を得ている。</p>

<p>　だが、西条（愛媛）の秋山拓巳投手は違う。１年前は打撃のほうが評価が高かった。当時通算３０本塁打のスラッガーで、推定１５０メートル弾を放ったこともあった。エースとしては常時１３０キロ弱で、やや物足りない投球。しかし、現在は最速１５０キロ。高校を卒業した後も投手でやっていきたいという強い気持ちが、投手・秋山を成長させた。</p>

<p>　センバツＶ腕の清峰（長崎）・今村猛投手は、地元九州のソフトバンクが上位候補に挙げている。菊池への指名を回避し、今村に行く可能性が高い。</p>

<p>　春日部共栄（埼玉）の中村勝投手は１８３センチ、７５キロのすらりとした体型。軸足のぶれぬ美しいフォーム、長い腕から最速１４３キロを投げる。２種類のスライダーのキレも出色。今夏は準々決勝の試合中に腰を痛めて敗退。それでも黙って最後まで投げ抜いている。</p>

<p>※次回は高校生野手編。</p>]]>
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<title>法大三嶋、ホンモノの150キロ速球</title>
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<summary type="text/plain">＜東京６大学野球：慶大５－２法大＞◇第３週最終日◇２７日◇神宮 　法大の１５５キ...</summary>
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<![CDATA[<p>＜東京６大学野球：慶大５－２法大＞◇第３週最終日◇２７日◇神宮<br />
　法大の１５５キロ右腕、三嶋一輝投手（１年＝福岡工）が今秋も好調だ。</p>]]>
<![CDATA[<p>　２７日の慶大２回戦でも１５０キロ台を連発した。１点を追う７回１死三塁の場面で登場。２死一、三塁の場面で、打席に５番の小野寺和也一塁手（４年＝前橋）。カウント２－１から１５３キロ、１５２キロのストレートで押し、最後はスライダーで空振り三振を奪った。逆転はできなかったものの、貫禄のボールだった。</p>

<p>　７月、神宮球場がスピードガンを乗せていた台を変更。今までの台もメーカー指定ではあったが、機械の重さで台が動いてしまい、スピードを計る位置にズレが出ていた（スピードガンそのものやスピードの設定は変えていない）。大学野球では今秋のリーグ戦から採用されている。<br />
　<br />
　これまで１４０キロ台中盤を出していた二神一人投手（４年＝高知）、同じく加賀美希昇投手（３年＝桐蔭学園）。２人とも今季は１４０キロを超えるボールが数える程度になった。もちろんキレも大事だが数字も目安の１つだ。</p>

<p>　「調子がいい」と言う三嶋に対し、両投手とも「本調子ではない」。この点を考慮しても、例えばロッテ、広島のスピードガンは球場とほぼ同じ球速が表示され「現在の表示が正しい球速」（ロッテ）と言う。三嶋のボールにズレは生じなかった。</p>

<p>　５日に中大の沢村拓一投手（３年＝佐野日大）が神宮最速の１５６キロをマーク。三嶋は二神から「沢村が１５６出したよ」と、教えてもらった。すると８日後の東大戦で自己最速１５５キロを出した。「僕は短いイニングだから出せる」と前置きした上で、「沢村さんをいずれ抜くつもりなので。いや、抜きますから」と自信を見せた。</p>

<p>　大学に入ってから身長が伸びている。毎日会っているチームメートからも背が伸びたと言われるほど。実際に計測していないが、入学時から３センチアップの１７５センチは超えていそうだ。</p>

<p>　「身長が伸びた分だけボールに角度がついて速く見えればいいですね」。　</p>

<p>　未完成なところが多い分、末恐ろしい。現在使っているスライダーは、落ちているように見えて横の握り。小野寺を空振りに打ち取ったボールも横のスライダーだ。三嶋にはもっとフォークのように鋭く落ちる縦変化がある。使っていないのは、球種によってフォームが変わってしまうから。</p>

<p>　「腰を故障していたし、まだフォームも固まっていないので課題は多い。今年の１年は体力作りのつもりです」。</p>

<p>　体も技術も成長過程。これからも三嶋の投球に目を奪われそうだ。</p>

<p><br />
○･･･<a href="http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/001/20080422_60852.html">高校時代の記事はこちら</a></p>

<p>　◆三嶋一輝（みしま・かずき）１９９０年（平２）５月７日生まれ。福岡県出身。１７４センチ、７０キロ。右投げ左打ち。小学６年から野球を始める、元岡中学では軟式野球部。福岡工３年春の九州大会で４試合５０三振を奪い優勝した。「県内の私学が全部不合格。福岡工でこんな経験ができるとは」。法大１年春の初登板で１５３キロをマーク。リリーフエースとして日本一に貢献した。<br />
</p>]]>
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<title>日体大・高畠外野手は異色の経歴</title>
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<modified>2009-09-13T21:11:38Z</modified>
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<summary type="text/plain">　日体大の高畠裕平外野手（１年）。今春の首都大学リーグ戦で指名打者のベストナイン...</summary>
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<![CDATA[<p>　日体大の高畠裕平外野手（１年）。今春の首都大学リーグ戦で指名打者のベストナインに輝いた。出身は通信制高校の未来高校。大学で野球を続ける選手では珍しい経歴を持つ。</p>]]>
<![CDATA[<p>　地元・高知から鳴門工（徳島）へ進学。前年甲子園ベスト８の同校で、入学早々から試合出場の機会を与えられ期待も大きかった。</p>

<p>　だが、このころすでに体に異変を感じていたという。耳が聞こえにくくなったのだ。５月、医師から予想もしていなかった診断結果を言い渡された。これだけははっきりと聞こえた。</p>

<p>　「ガン。喉と鼻の奥のほうに大きな腫瘍があったんです。幸い悪性ではなかったので手術をすれば治ると言われました」。<br />
　<br />
　手術は成功したが、野球は１年間禁止。つい最近まで普通に練習していたグラウンドを見ていると、もどかしくて寂しくなった。病気さえなければ甲子園に行けたかもしれない。それが今は甲子園を目指すこともできない。「精神的にきつかった」。高畠は学校を退学し地元へ帰った。</p>

<p>　「治ったら野球をやりたいし、大学でも続けたい」。</p>

<p>　翌年、親戚の紹介で関西メディカルスポーツ学院へ入学。硬式野球部は日本野球連盟加盟のクラブチームとして活動している。選手は学院の野球選手科に所属。プロや企業チームなどで現役を続けたい選手が集まっている。</p>

<p>　高畠は昼は野球、夜は高卒認定の資格を得るためのレポート（課題）に負われた。野球では高卒選手が多いチーム内で二塁手のレギュラーで出場していた。戦う相手は大学や社会人。１年間のブランクを感じさせないプレーを見せた。文武で結果を残し、念願の日体大へ推薦合格。</p>

<p>　「１年半という短い期間だったが、ここで野球をやっていなければ今の自分はない。感謝の気持ちしかありません」。</p>

<p>　監督の井戸伸年氏はかつて近鉄などに在籍していたプロ野球選手。「現役のときは心の中で文句を言っていました（苦笑）」（高畠）と、ハードな練習に堪えた。その甲斐あって大学では即戦力。主軸の抜けた穴に高畠が入った。</p>

<p>　今春チームとしての結果は４位だったが、２季ぶりのベストナイン（指名打者、打率２割６分５厘）獲得。リーグ初ホームランも飛び出した。井戸監督は「おれもベストナインがうれしい！」と大喜びだったという。</p>

<p>　「他のチームの指名打者が打っていなかったから受賞できただけ。たまたまです」。</p>

<p>　小技を多用し機動力中心の野球へ変わりつつある日体大。高畠の豪快な一振りが、低迷するチームを救う。</p>

<p><br />
　◆高畠裕平（たかばたけ・ゆうへい）１９９１年（平２）２月２４日生まれ。高知県安芸郡出身。１８０センチ、７６キロ。右投げ右打ち。小学２年のときに野球を始める。東洋町立甲浦中学軟式野球部では県大会ベスト４が最高戦績。鳴門工を中退後、関西メディカルスポーツ学院でプレー。通信高校で高校教育課程を修了し、日体大へ推薦入学。今春のリーグ戦で３、４番で出場し指名打者のベストナインを獲得。今秋は開幕週は腰痛のため休養。次週の東海大戦から復帰予定。<br />
</p>]]>
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<title>東京６大学開幕、慶大・中林、集大成の秋</title>
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<summary type="text/plain">　今週末から秋の東京６大学リーグ戦が開幕する。慶大のエース・中林伸陽投手（４年＝...</summary>
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<![CDATA[<p>　今週末から秋の東京６大学リーグ戦が開幕する。慶大のエース・中林伸陽投手（４年＝慶応）は、今春の不調を糧に集大成に挑む。</p>]]>
<![CDATA[<p>　「中林、楽しめ！」。</p>

<p>　スタンドからの何気ない一言が耳に残った。苦しさに押し潰されそうな孤独のマウンドで、中林はその意味を重く感じ取っていた。</p>

<p>　「自分で投げていて楽しくないのはわかっていた。でも、お客さんにもわかるなんて、よっぽどだったんだな」。</p>

<p>　３年春からエース。それまでも加藤幹典投手（現・ヤクルト）に次ぐ２番手投手として結果を残してきた。通算成績は１２勝７敗。それが今春は入学以来初の負け越し（２勝５敗）とＢクラスを味わった。</p>

<p>　「今までは自信もあって“もっと投げたい”だったけど、“投げなきゃいけない”リーグ戦だった」。</p>

<p>　春のアメリカキャンプ中にインフルエンザを発症。実戦から２週間も離れた。体力が落ちても無理やり合わせていたところがあった。さらにチームはオープン戦で１８連敗を喫したままリーグ戦へ突入。</p>

<p>　しかし、周りは“中林ならやってくれるだろう”と期待を寄せる。それに答えなければいけないプレッシャー。「そういうものがいろいろ重なってしまったのかな。とにかくよく打たれた」と、不調の原因を探る。法大・金光興二監督は「もちろんいいピッチャー。でもちょっとボールが走っていないようだった」とも分析している。</p>

<p>　「こんなシーズンは初めてでした。長かった。正直苦しかったです」。</p>

<p>　６、７月は走りこみと紅白戦を多めに組んで実戦を増やした。１点差で敗れた試合が３試合あり「勝つために、いかに１点をやらないか」をテーマに取り組んだ。東京６大学選抜のハワイ遠征も参加の話はあったが行かなかった。たった４日間でも無駄にしたくない。</p>

<p>　「春は何もかもが悪かったわけではない。アベレージでボールが速くなったし、けん制やフィールディングも良かったと思います。秋はもっとキレを出していきたい」。</p>

<p>　この秋を最後に、慶応のユニホームを脱ぐ。高校、大学と７年間着て、その重さも理解できている。</p>

<p>　「優勝は意識するし当然の目標。春のぶんも投げることを楽しんで笑いたい。エンジョイベースボールの集大成を見せる」。<br />
</p>]]>
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<title>高校野球・アジアＡＡＡレポート～後編</title>
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<modified>2009-09-01T08:40:31Z</modified>
<issued>2009-08-31T22:41:25Z</issued>
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<summary type="text/plain">　韓国戦はナイター！　テレビ中継もあり、１点を争う好試合になりました。...</summary>
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<![CDATA[<p>　韓国戦はナイター！　テレビ中継もあり、１点を争う好試合になりました。</p>]]>
<![CDATA[<p>　ところで、ネット裏にはメジャーのスカウトもたくさん来ています。アジア圏在住の方が多いですが会話はもちろん英語。大会運営側も英語ペラペラです！　私は単語を並べるのが精いっぱい…。最後はだいたい笑みを振りまいてごまかしていました。日本からはソフトバンク、オリックス、横浜が視察に来ていました。</p>

<p><img alt="koreaboys.JPG" src="http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/koreaboys.JPG" width="414" height="276" /><br />
<font size="1">韓国少年野球チームはカラフルなユニホームばかり！</font></p>

<p>　試合開始が近づくにつれ、お客さんも増えてきます。三塁側はたくさんの少年野球チームが応援に駆けつけていました。韓国は代表メンバーの７割がプロへ行くというドリームチーム。体型勝負ではないものの、平均身長１８１センチ、７９キロと日本よりひと回り大きく圧倒されました。</p>

<p><img alt="teamjapan1.JPG" src="http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/teamjapan1.JPG" width="427" height="285" /><br />
<font size="1">試合前セレモニーでハイタッチする筒香内野手と森監督</font></p>

<p>　日本はエースのキム・ヨンジュ投手（３年＝天安北一）の立ち上がりを攻めます。１番指名打者・高野桂内野手（３年＝前橋商）が二塁打で足がかりを作ると、暴投で先制点を挙げます。高野選手はこの日唯一のマルチ安打をマークしました。そしてベンチは大盛り上がり。常に声を張り上げているのは京屋陽内野手（３年＝二松学舎大付）と西村祐希捕手（３年＝春日部共栄）。さらに三塁コーチャーの日向野久男コーチ（栃木工監督）です。試合前ノックもとても軽快で、キャッチャーフライもほぼ垂直に上げていました。</p>

<p><img alt="takano.jpg" src="http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/takano.jpg" width="358" height="302" /><br />
<font size="1">先制のホームを踏んで喜ぶ高野選手（右）</font></p>

<p>　日本の先発は真下貴之投手（３年＝東海大望洋）でしたが、毎回走者を背負う苦しいピッチング。試合展開が遅かったため、何度も球審に「早く投げて！」と注意されていました。カーブとこの日最速１３６キロのストレートとのコンビネーションで要所を締めるピッチングが続きます。あるスカウトは「テークバックが窮屈そうだけど素材はいい」と、印象を話していました。</p>

<p><img alt="makka.jpg" src="http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/makka.jpg" width="324" height="330" /><br />
<font size="1">先発した真下投手は粘りの投球を見せました</font></p>

<p>　同点で迎えた５回に５番・神田直芸（なおき）左翼手（３年＝真岡工／捕手登録）の適時打で再逆転。ここで韓国はムン・ソンヒョン投手（３年＝沖岩）へ投手交代。このムン投手の緩急の前に日本打線は９回途中まで１安打に抑えられてしまいます。なお、ムン投手は後に大会ＭＶＰを受賞します。</p>

<p>　２－２の９回。時刻は２２時近くになり、気温は２０度くらいまで下がり肌寒いです。マウンドには２番手の渡辺貴仁投手（３年＝高崎商）。四球の走者を置いて４番のキム・キョンド外野手（３年＝徳寿）にサヨナラ打を浴びてしまいました。キム外野手は仲間からタンクに入った飲料水で祝福を浴びていました。</p>

<p><img alt="moon.jpg" src="http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/moon.jpg" width="250" height="342" /><br />
<b>ムン・サンチョル三塁手（３年＝培明）／１８３センチ、７４キロ。右投げ右打ち</b></p>

<p>　バネのような体で軽快なフットワークを見せていました。三塁からの強肩、確実なスローイング。出塁するとリードを大きくとって揺さぶりをかけてきます。一塁到達４秒１４（遊ゴロ）と俊足。韓国代表では３番打者ですが、高校ではチーム事情で４番を打っているそうです。見た目はまるで信号機のよう。赤青黄色の配色通り３拍子そろった好選手でした！<br />
　<br />
<img alt="teamjapan2.JPG" src="http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/teamjapan2.JPG" width="422" height="282" /><br />
<font size="1">ベンチ前で気合いを入れる日本</font></p>

<p>　日本は３位に終わり、国際大会の難しさを痛感した大会でした。試合によって変わるストライクゾーン。早く試合を進めたがる日本の高校野球のような球審と、長い間合いをとっても何も言わない球審と、それぞれに対応できず困惑している選手もいました。投手陣はいつものリズムで投げられず、全体的に四死球も多かったです。</p>

<p>　しかし、一番はモチベーションの差。韓国は選手の帽子に手書きで「Ｖ３」と書いてあり、大会に対する強い思いを感じました。パンフレットの顔写真名鑑も日本とスリランカだけ代表ユニホームではありませんでした。また、国内では全力疾走でもそれを怠る選手が多かったのも残念でした。</p>

<p>　森士監督は「準備不足、実戦不足。すべてにおいて力不足。ただ、もっと日本の高校野球らしいところを見せないと」と反省点を述べていました。</p>]]>
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<title>高校野球・アジアＡＡＡレポート～前編</title>
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<modified>2009-08-30T23:45:29Z</modified>
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<created>2009-08-30T23:43:50Z</created>
<summary type="text/plain">　アンニョンハセヨ。いつも読んでいただきありがとうございます。今回は２５～３０日...</summary>
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<![CDATA[<p>　アンニョンハセヨ。いつも読んでいただきありがとうございます。今回は２５～３０日まで韓国・ソウルで行われた第８回ＡＡＡアジア野球選手権の様子を２回に分けてレポートします。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>　メンバーは甲子園に出られなかった関東地区の高校生１８人。春の関東大会で優勝した浦和学院（埼玉）の森士監督が率います。</p>

<p>　日本の初戦は２６日の中華台北戦。しかし、試合開始からアクシデントが襲います。先発は白村明弘投手（３年＝慶応）がコールされましたが、投球練習の初球で腰を痛めてしまいました。急遽マウンドに登ったのが左腕・渡辺圭投手（３年＝東海大甲府）。激しい雨のなか好投していましたが、０－０の２回に降雨サスペンデッドゲームになりました。試合の続きは明日の１２時から。日本は１８時半から韓国戦も控えているので、ハードスケジュールです。森監督は「エースの離脱は痛い。サスペンデットは経験はないけど、０－０で条件は同じだから」と、さばさばしていました。</p>

<p><img alt="keiwatanabe.JPG" src="http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/keiwatanabe.JPG" width="256" height="284" /><br />
<font size="1">大会中２試合に先発登板した渡辺圭投手</font></p>

<p>　２７日。またもや雨で試合開始が３０分遅くなりました。ふとスコアボードを見るとこれから３回表から始まるのに、すでに３回表のところに０の表示が！韓国とオーストラリアでは、この表示方式を採用しているそうです。んー、なぜでしょう？　また、日本の選手は名前がボードに入りきらないため、「ＴＳＵＴＳＵ」とか「ＮＩＳＨＩＭ」と最初の６文字までしか表示されていませんでした。</p>

<p><img alt="taiwan.JPG" src="http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/taiwan.JPG" width="386" height="265" /><br />
<font size="1">いつも小声で気合いを入れていた中華台北の円陣</font></p>

<p>　試合は投手戦。日本は６回２死から１番・島津裕真一塁手（３年＝浦和学院）、２番・高野桂内野手（３年＝前橋商／指名打者で出場）の連続安打でチャンスを作ります。が、中華台北の継投の前に凡退。直後に２番手・中田智暁投手（３年＝栃木工）が四死球を機に先制打を浴びてしまいました。中華台北の選手はベンチで応援歌を歌っています。ときどき日本で聞くような曲も口ずさんでいました。最後はカブスと契約しているウェン・ヤオ・リン投手（３年＝三信家商）に抑えられ、日本は０－４で３安打完封負け。選手たちは無言で控え室へ入っていきました。<br />
　４番の筒香嘉智三塁手（４年＝横浜）は「木製バットは芯に当てるのは難しいが慣れれば大丈夫。抵抗はない」と、きっぱり。３時間後の韓国戦に向けて素振りに励んでいました。</p>

<p><img alt="nakagawa.JPG" src="http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/nakagawa.JPG" width="236" height="307" /><br />
<font size="1">投打に大忙しだった中川貴昭投手（３年＝牛久）</font></p>

<p>　会場の木洞（モクトン）野球場。ソウル駅から地下鉄に乗って３０分のところにあります。駅から球場までの道のりには大会旗が掲げられていました。入場料は大人７０００ウォン、日本円で５００円くらいでした。顔写真付きオールカラーのパンフレットは２０００ウォン（１５０円）と激安です！<br />
　木洞球場はプロ野球・ヒーローズが０８年から本拠地にしていますが、高校野球や大学野球の試合でも頻繁に使用されます。全面人工芝で、外野スタンドの一部がブルペン。バッテリーはフェンスから顔だけ出して試合を見守っています。</p>

<p><img alt="mokuton1.JPG" src="http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/mokuton1.JPG" width="393" height="262" /><br />
<font size="1">ハングルで“野球場”と書いてある球場正面</font></p>

<p>　周辺は高層マンションが立ち並ぶ住宅街で、昼間は人通りも少なく買い物をするようなところもありません。また、最寄りの梧木橋（オモッキョ）駅は地下鉄５号線で、この路線は都営大江戸線以上の深さ。地上に出たときには汗だくになっています。<br />
　球場内の売店は１店舗のみ運営。お菓子、アイスクリーム、キムチ味のカップ麺、ジュース。韓国らしいものではトッポッギ！お餅の厚揚げと野菜を唐辛子味噌で煮込んだものです。私は辛いものが苦手なのでジャージャー麺を注文しました。<br />
<img alt="mokuton2.JPG" src="http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/mokuton2.JPG" width="395" height="263" /><br />
<font size="1">中堅１２０メートル、両翼９８メートル。２００００人を収容できる規模</font><br />
</p>]]>
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<title>日本一へ導いた中京大中京・山中</title>
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<summary type="text/plain">「長いこと監督をしていますが、情けない結果ばかりで申し訳なかったです」。...</summary>
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<dc:subject>001)ノート</dc:subject>
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<![CDATA[<p>「長いこと監督をしていますが、情けない結果ばかりで申し訳なかったです」。</p>]]>
<![CDATA[<p>　中京大中京・大藤敏行監督は優勝の喜びよりも、過去の謝罪から話し始めた。</p>

<p>　同校は０４年夏の甲子園を最後に、甲子園が３年も遠のいた。その間に愛工大名電がセンバツで優勝と準優勝を飾り、愛知県高校野球でも頭一つ抜け出していた。当時の現役選手は「僕らの時代は暗黒時代。春も夏も３回戦負けで本当に弱かった」と、振り返る。名門復活の兆しが見え始めた０６年。伊藤隼太外野手（慶大２年）、難波真史内野手（法大２年）ら好選手を擁したチームだった。それでも、秋の東海大会で６点リードを守りきれず、翌年夏の県大会決勝も９回に２点を入れられ逆転負け。</p>

<p>　堂林翔太投手ら３年生は、結果の出なかった時代を見て入学してきた世代。そのなかに野球部に息を吹き返した選手がいた。主将の山中渉伍遊撃手（３年）だ。<br />
　山中は２年生のときに試合中に送りバントでヘッドスライディングをして、「先輩たちはこんな試合で悔しくないんですか」と泣き叫んだことがある（１月９日のブログ記事参照）。</p>

<p>　新チームになって、彼は早速動き出したのだ。大会期間中は試合後に試合会場で解散する“現地解散”が慣例だった。だが、山中は一人、学校へ戻り練習を続けていたのだ。それも密かにではなく、堂々と。</p>

<p>「みんなも戻ってくると思ったのに。どうして練習しないんだよ？ミスも出たのに…おかしいだろ！」。</p>

<p>　その熱意と感情のこもった言葉に、全員がハッとした。今では試合後の練習は当たり前になっている。堂林は「練習の虫、山中が中京の歴史を変えた」と、一目置いている。</p>

<p><img alt="IMGP3727.JPG" src="http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/IMGP3727.JPG" width="398" height="265" /><br />
<font size="1">左が享栄戦を機に山中が書いたボール（撮影・矢島彩）</font></p>

<p>　さらに秋の愛知県大会準決勝、享栄に１つのミスから９失点を喫した。「守りのチームが情けない」と、熱田球場でそのままミーティングに突入した。さらにこれだけでは終わらなかった。</p>

<p>「１球に楽しんで泣かされて。たった１球なのに、こんなに重たいんだなと思った。それをわかってもらいたかった」（山中）。</p>

<p>　ボールに享栄戦のスコアと日付、「負けらんねえよ」の文字を書いた。学校のグラウンドで全選手で輪になってボールを回し合った。そこには下級生の女子マネジャー２人も入っていた。女子マネジャーはノックなど必要最低限の仕事以外ではグラウンド外の部室で過ごしている。山中は「２人も野球部員なんだから」と、わざわざ２人を呼んだ。</p>

<p>「こんなことは初めて。選手たちが山中さんについていく理由がわかった」（喜多川蒼さん）。</p>

<p>　山中の手に渡った深紅の大優勝旗。トレードマークの八重歯もきらりと光っている。前田裕貴グラウンドマネジャー（３年）は言う。</p>

<p>「選手からマネジャーになり客観的にチームを見るようになってわかったこと。それは山中の野球に対するひたむきな姿勢と、チームを勝利に導くために本当にいろいろなことを考えているところ。こんなキャプテン、どこにもいない」。</p>

<p>　４３年ぶりの日本一は、山中という一人の選手無くしてあり得なかった。<br />
</p>]]>
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<title>常葉橘、１通の手紙から始まった初勝利物語</title>
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<issued>2009-08-11T22:21:11Z</issued>
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<summary type="text/plain">＜全国高校野球選手権：常葉学園橘２－０旭川大高＞◇１１日◇１回戦　 　常葉学園橘...</summary>
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<dc:subject>001)ノート</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/">
<![CDATA[<p>＜全国高校野球選手権：常葉学園橘２－０旭川大高＞◇１１日◇１回戦　<br />
　常葉学園橘（静岡）が悲願の初出場初勝利を手に入れた。</p>]]>
<![CDATA[<p>　『一度は歓喜の渦に酔いしれ、握手を交わした時は“幻”となりましたが、甲子園というあこがれは更に強くなりました。橘というチームが本物になった時、野球の神が甲子園という聖地で“常葉橘”旋風を巻き起こせと言われたような気がします。この試練を力に変え、甲子園に認められるチームになるよう頑張ります』（一部抜粋）</p>

<p>　０８年１月２８日に届いた１通の手紙。常葉学園橘はセンバツ出場のボーダーライン上にいた。同２５日の出場校選考、インターネット速報には同校の出場を知らせる一報が流れた。しかし、すぐに訂正されてお詫び文へ変わっていた。誤報とわかり頭を抱えて座り込んでしまう選手たち。わずか一瞬で天国と地獄を見た。</p>

<p>　エース・庄司隼人投手（３年）は当時１年生。１年春の県大会で１４４キロを出し、スーパールーキーと呼ばれた。衝撃的な高校デビュー。周囲から注目され、庄司本人も甲子園と最速更新を待ちわびていた。しかし、投げても投げても１４４キロを上回ることができず。その間に打者としての評価が高くなっていった。</p>

<p>　「庄司は気持ちが強すぎるあまりに苦しみました。ですが、橘中学３年のときに全国大会に初めて出た。歴史の扉を開ける代だと思っていました」。</p>

<p>　手紙を書いたのは野球部事務局の下山秀樹さん。中学時代から庄司たちを見守っている。</p>

<p>　今年６月初旬。横浜（神奈川）との練習試合で先発した。横浜は前日に花巻東（岩手）の菊池雄星投手（３年）と対戦している。菊池は筒香嘉智三塁手（３年）に被弾。それを聞いた庄司は徹底的にインコースを攻めた。そのうちの１球が１４７キロだった。２年ぶりの最速更新。数字がすべてではないとは言え、殻を破れて気持ちが楽になった。</p>

<p>　「気持ちが強すぎても甲子園で１５０キロという目標はずっとありました。目標の度合いで目的が変わります。彼らは最後まで信じてやれば叶うことを見せてくれました」。</p>

<p>　旭川大高（北海道）戦、庄司は１４６キロをマークし打たせて取る投球に徹した。６安打を浴びたが要所を締めて完封。初回には先制適時打も放った。</p>

<p>　今春、遠征中に甲子園へ立ち寄り近くのスサノオ神社へ参拝した。女房役の牛場友哉捕手（２年）と絵馬に「甲子園出場」と書いた。今回出場が決まり再び全員で参拝へ。「あの絵馬、あるかな？」と、たまたま手に取った束の中に牛場の絵馬が入っていた。「ええ！すごくない？こんなにいっぱいあるのに！」。偶然ではなく、野球の神様が見てくれているような思いがしたという。</p>

<p>　幻の甲子園から１年半、あの手紙通りの夏が始まろうとしている。</p>]]>
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