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2010年8月30日

ドラフト候補選手に注目/東都大学展望

 東洋大の連覇、中大・沢村拓一投手(4年=佐野日大)らドラフト候補選手の競演、新監督を迎えた国学大、1シーズンで1部復帰した青学大。今秋の東都大学リーグは見どころがたっぷり。

 2連覇を狙う東洋大。大学選手権MVPの左腕・藤岡貴裕投手(3年=桐生一)は、春の活躍で2011年ドラフトの目玉に名乗りを挙げた。リーグトップの6勝4完投、防御率1・07。3戦連続完封勝利という快挙もあった。鹿沼圭佑投手(4年=桐生一)、乾真大投手(4年=東洋大姫路)、内山拓哉投手(3年=浦和学院)も控え、東都一の投手王国を築いている。

 世界大学野球では左腕・乾が一球入魂と言わんばかりのピッチングを披露。イニングが短かったこともあるが、リーグ戦でも気迫のこもった姿を見たい。10月28日にはドラフト会議も控え、坂井貴文外野手(4年=春日部共栄)などは最後のアピールチャンスとなる。4年生は入学以降、1回しか優勝を逃していない。最後も明治神宮大会優勝を視野に入れて戦う。

 中大の157キロ右腕・沢村は、7月25日に右脇腹を肉離れして世界大学野球選手権を辞退。「投げることのありがたみというか、幸せを感じています」と、今までにない心境になったという。その後、8月半ばに遠投などを始めた。開幕まで1週間を切り、そろそろ実戦登板したいところだ。

 今春は山崎雄飛投手(4年=芝浦工大付)と鮫島哲新捕手(4年=鹿児島工)の戦列離脱が響いて3位。山崎は実戦が遠のいており、復調具合が気がかり。左腕・入江慶亮投手(3年=浜田)ら、春に経験を積んだ投手たちの働きが必要不可欠だ。なお、中大は04年秋を最後に亜大から勝ち点を挙げていない。悲願の優勝へ、第3週の鬼門突破が注目される。

 その亜大は、ここ7シーズンで2位が5回。開幕黒星スタートが多く、前半波に乗れないのが響いている。今秋の開幕戦は国士大だが果たして…。

 大黒柱は春4勝の東浜巨投手(2年=沖縄尚学)。今春ピリピリムードの中、沢村との投げ合いを制したピッチングは圧巻だった。いっぽうで、開幕の東洋大戦で調整不足のため初回6失点。同じ失敗は避けたい。攻撃も打順関係なくムラがない。本間篤史外野手(4年=駒大苫小牧)は巨人大道のようにバットを短つ独特の打撃で勝負強さを発揮。ラストシーズンも大暴れしてほしい。

 国学大も優勝争いに加われる戦力だ。突然の監督交代には驚いたが、鳥山泰孝新監督は98年から9年間同大でコーチを務めるなどまさに適任。引き継ぎ期間が短かったため、前監督の竹田利秋氏もグラウンドで指導にあたっている。鳥山監督は11日の就任早々、午前中にBチーム同士の紅白戦を取り入れるなど精力的。「夜間練習が活発になった」と効果を感じ取っている。

 春は4位。右サイドから140キロ台中盤を叩き出す埜口卓哉投手(4年=つくば秀英)の穴を、鷲尾拓也投手(3年=能代)らが埋めた。鷲尾は中大1回戦で1安打完封勝利。打撃投手で培った勝負勘が冴え渡った。左腕・高木京介投手(3年=星稜)も健在で投手層は厚い。主将・渡辺貴美男遊撃手(4年=文星芸大付)、4番に固定されるようになった庄司輔一塁手(3年=修徳)の野手陣が奮起したいところだ。鳥山監督が「選手層を厚くしてチーム一丸で戦いたい」と話せば、竹田氏も「うちは高校野球みたいなチームだから」と結束力で勝負に出る。

 国士大は春5位、勝率では最下位だった。この秋は真価が問われる。今春は全12試合が継投で、今季も樋口裕史投手(4年=富士見)、屋宜照悟投手(4年=中部商)、坂寄晴一投手(2年=鉾田一)が中心だ。青山直樹捕手(4年=市船橋)、西川元気遊撃手(3年=桐光学園)とセンターラインが堅いため、守備からリズムを作っていきたい。

 青学大は中大と開幕週でぶつかる。福島由登投手(2年=大阪桐蔭)の活躍で、見事1シーズンで1部復帰を果たした。福島は春に60イニング以上を投げている。もともとタフだというが、今季も頼りっぱなしというわけにはいかない。春はスタンドにいた川角謙投手(4年=横浜)、垣ケ原達也投手(3年=帝京)ら上級生の巻き返しにも期待したい。

(ノート)


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コメント:2件

来週火曜には08年甲子園優勝投手同士の対決が実現しそうですね!
見に行きたいけど、行けません…

投稿者 gran : 2010年9月29日 22:09

granさん
お久しぶりです。
軍配は東浜投手にあがりましたね!
一方の福島投手。
開幕からかなりのイニングを投げており
後半戦に疲労が出ないか心配です。。

投稿者 矢島 : 2010年10月10日 23:49

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矢島彩「アマ〜い野球ノート」
矢島彩(やじま・あや)
 1984年、神奈川県生まれ。5歳くらいから野球に夢中になり、高校時代からアマチュア野球中心に本格観戦を開始。北海道から沖縄まで飛び回り、年間150試合を観る。今春、めでたく都内の大学を卒業したが就職はペンディングし、今年も大好きな野球を追いかける。取材先の監督さんたちからは「若いころの(失礼!)薬師丸ひろ子に似てるね」と言われ、かわいがられているようだ。大好物のオムライスをお腹に詰め込んで、今日も球場に行ってきま~す!

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