2009年11月10日
明治神宮大会展望/大学の部
大学の部は投手戦を中心とした好勝負が予想される。
大会初日9時から神宮第2球場で、東北福祉大-函館大の1回戦が行われる。福祉大は大黒柱の左腕・森山一茂投手(3年=楊志館)に加え、リーグ最終戦で中根佑二投手(2年=仙台育英)が初完封勝利を挙げた。手元で微妙に変化するボールを武器とする。
函館大は初出場。リーグ戦でプレーオフを制しての出場だ。佐藤将太郎投手(2年=横浜創学館)は今季3勝。数字以上に評価できるのは開幕試合で延長11回を、プレーオフ、そして北海道地区代表決定戦と大一番で完投したことだ。
立正大がこの勝者と対戦する。小石博孝投手(4年=鶴崎工)が勝負強いマウンドさばきを見せれば、南昌輝投手(3年=県和歌山商)は150キロ近いストレートで押していく。菅井聡投手(4年=中央学院)も控え、投手層は出場校トップクラス。継投のタイミングと打線の援護が勝負を分ける。
立正大・小石投手。「手にマメができるほど練習した」という打撃にも注目(撮影・矢島彩)
第3試合は徳山大-関西国際大。徳山大は全日本大学選手権は初戦で富士大に1-2で惜敗。このとき完投した右腕・岡村孝政投手(3年=西市)、東京ドームで1発を放った岸村祥太郎三塁手(華陵=4年)が健在。9年ぶりの白星を目指す。
関西国際大は神宮大会初勝利を狙う。大学選手権はベスト4に進出。左腕・松永昴大投手(3年=高松商)は173センチと小柄だが、球威のあるストレートが魅力。今秋は7勝を挙げる大車輪だった。
この勝者は3日目に上武大と対戦する。上武大は大学選手権こそ逃したものの、好投手は今年も健在。今秋は大型右腕・松永大介投手(2年=九州学院)が完全に一本立ちした。130キロ台中盤のストレートで、小気味いいピッチングを見せる。関東地区代表決定戦では2完投でMVPを受賞した。女房役は中日7位指名の松井雅人捕手(4年=桐生一)が務める。
ナイターが予想される第4試合、創価大-九産大。創価大は日本ハム2位・大塚豊投手(4年=創価)、さらに小川泰弘投手(1年=成章)の成長も著しい。小川は関東地区代表決定戦の東海大戦で5安打完封。阪神育成枠・田上健一外野手(4年=創価)ら主力の4年生が意地を見せられるか。
九産大は3年生以下中心の若いチーム。エース・榎下陽大投手(3年=鹿児島工)のほか、期待の1年生右腕・下平裕次郎投手(伊万里商)の出番もありそうだ。
勝者は佛教大と対決。佛教大は左腕・大野雄大投手(3年=京都外大西)が楽しみだ。大野は昨年の同大会でも福祉大相手に2イニングを投げ、140キロ台のストレートをマーク。雨の中で球速表示以上のキレを見せていた。今春の大学選手権では147キロ。一躍来年のドラフト上位候補に名乗りを挙げている。
大会2日目、明大は愛知学院大と激突。愛知学院大はリーグ戦2位から出場権を獲得した。明大・野村祐輔投手(2年=広陵)と愛知学院大・溝口雅人投手(4年=愛知啓成)の投げ合いが予想される。愛知学院大は初回の得点率が高く、野村の苦手な立ち上がりを攻めていきたいところ。1番・大野弘仁遊撃手(4年=柳ケ浦)の出塁率が明暗を握りそうだ。
(ノート)
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詳細なレポートをありがとうございます。東海大相模の一二三については1年夏の神奈川大会での鮮烈な印象があっただけに今の時点での成長度には不満が残ります。もっと高いレベルの投手になれる素質があるはず。来春の甲子園は大阪出身の彼にとっては半ば里帰りのようなもの。寒い神宮では無理せずに来春の甲子園での大活躍を期待します。寒いと書きましたが、神宮大会の観戦はとにかく寒いのです。日差しのない中で椅子に座ってじ~っとして観戦してるとホントに身体が凍えます。春選抜甲子園と神宮大会は防寒対策をしっかりと!!
投稿者 スタンドの星 : 2009年11月13日 02:04
スタンドの星さん
一二三投手は、途中調子を落としていた時期があったと思います。
ラスト1年でどのくらい伸びるか期待したいですね。
神宮大会枠がかかっているとは言え、無茶(故障)をしてほしくないです。
しかも東海大相模の初戦は第二球場へ変更になりました。
第一球場よりも守りにくく、気温の低い場所ですね。
投稿者 矢島 : 2009年11月15日 22:49