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2009年10月26日

ドラフト注目選手は誰だ!/社会人編

 最終回は社会人選手編です。さあ今週29日、いよいよ運命のドラフト会議。国内球団入りを表明した花巻東・菊池雄星投手はどこへ!

 ホンダ・長野久義外野手(日大)は3度目の正直を目指す。06年に日本ハム、08年にロッテからの指名を拒否し、チームに残留。特に昨年は「恩返しが何もできていない」と、自身のホンダへの貢献度の低さを痛感した。今夏の都市対抗では19打数11安打で首位打者を獲得。チームを13年ぶりの日本一へ導き、昨年の雪辱を晴らした。熱望する巨人は今年早々に1位指名を確約している。しかし、ここにきて花巻東高・菊池雄星投手が国内球団入りを正式表明。昨年も大田泰示内野手(東海大相模)が東海大進学かと思いきや、期限ぎりぎりでプロ志望届を提出。これを踏まえ、巨人は大田の1位指名を決行した。長野も「過去2回経験しているが、本番まで何があるかわからないので」と、ドラフトについては厳しい口調だった。

 今年の社会人は長野を筆頭に“右打ち外野手”のレベルが高い。

 トヨタ自動車・荻野貴司外野手(関学大)は50メートル6秒1の俊足。関学大4年春にリーグ新記録となるシーズン最多盗塁記録(17)を打ち立てた。172センチ、75キロと小柄だが、トヨタ自動車では3番を任されているほど。今年は同僚の荒波翔外野手(東海大)よりも活躍が目立っていた。年齢関係なく誰からも慕われる人柄だ。

 清田育宏外野手(東洋大)はNTT東日本入社2年目。180センチ、85キロの大型外野手で市柏高(千葉)時代は投手として評判が高かった。昨年長野を獲得できなかったロッテが指名候補に挙げている。完成度は長野のほうが上だが、野手経験が大学3年秋からと浅いため今後の伸びしろも期待できそうだ。

 内野手では新日本石油ENEOSの高卒3年目コンビ。白井史弥二塁手(横浜高)、磯部泰内野手(修徳高)。また、日産自動車・熊代聖人遊撃手(今治西)も候補の1人。高卒2年目だが、年内限りでの休部が決まっているため救済措置として指名が可能だ。高校3年のとき、進学も考えたが「早くプロにいける可能性が高いから」と社会人の道を選んでいる。

 投手はまとまったタイプが目立つ。
 
 即戦力左腕獲得を目指す球団は、トヨタ自動車の左腕・中沢雅人投手(中大)や日本通運・阿南徹投手(城西大)を候補に挙げている。中沢は入社1年目から先発の一角を任されてるが、昨年伸び悩んだ分、今年一気に成長。美しいフォームから最速148キロとスライダー、カーブというオーソドックスな投球スタイルだ。来年26歳。富山商高時代から評判の左腕が、ついに運命の日を迎える。

 阿南は長い手足を生かした躍動感あるフォームが魅力。今年は全国大会で好成績こそ残していないものの、課題だった制球力が向上している。14日の日本選手権完投代表決定戦で先発し、明治安田生命を4安打に封じ込めた。最後のアピールになったことは間違いないだろう。

 ホンダの右腕・諏訪部貴大投手(中越高)は複数球団がリストアップ。今年から先発ローテーションの一角を担い、主要大会の重要な一戦でも先発起用されていた。また、5月に巨人2軍とあったプロ・アマ交流試合で先発。3回2安打5奪三振と好投を見せている。最速148キロ、切れ味十分のフォークも操る。(ドラフト特集終わり)

(ノート)


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矢島彩「アマ〜い野球ノート」
矢島彩(やじま・あや)
 1984年、神奈川県生まれ。5歳くらいから野球に夢中になり、高校時代からアマチュア野球中心に本格観戦を開始。北海道から沖縄まで飛び回り、年間150試合を観る。今春、めでたく都内の大学を卒業したが就職はペンディングし、今年も大好きな野球を追いかける。取材先の監督さんたちからは「若いころの(失礼!)薬師丸ひろ子に似てるね」と言われ、かわいがられているようだ。大好物のオムライスをお腹に詰め込んで、今日も球場に行ってきま~す!

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