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2009年8月03日

八千代東など公立勢の底力が印象的

 八千代東(千葉)、興南(沖縄)など9代表がコールド試合なしで優勝。全体的に戦力が拮抗しているなか、特に公立校の底力が印象的だった。

 八千代東(千葉)は4回戦で県下屈指の左腕、東海大望洋・真下貴之投手(3年)と対決。9回2死2ストライクから逆転勝ちを呼び込んだ。打線は19三振を喫し、2安打に抑えられたが勝負どころでの集中力は一級品。決勝戦でも9回、先頭打者がセーフティーバント(記録はエラー)を決めてチャンスをつくり決勝点をもぎ取った。“ミラクル快進撃”などと言われているが、8試合中6試合で1点差を制するなど力は本物だ。

 南砺福野(富山)は6試合で29得点。そのうち20得点を7回以降に奪った。伊万里農林(佐賀)は決勝戦、延長10回裏に3点を入れる劇的サヨナラ勝ちをおさめている。

 岩手の決勝戦は6年連続で1点差、富山と鹿児島は例年に続き今年も好勝負を演じた。神奈川も2年連続で延長戦へもつれる接戦だった。

 だが、東東京のスコアは24-1、西東京が19-2。決勝戦が一方的な試合展開になるところも少なくなかった。決勝戦の1試合平均の得失点差は昨年よりも1点増えていた。
 
 高松商(香川)は3年連続の準優勝に泣いた。樹徳(群馬)も2年連続。左腕エース・岡貴之投手(3年)が今大会6試合すべて完投も0-2で敗れた。昨年も決勝で2失点完投するなど援護に恵まれず。

 刈谷(愛知)はノーシードから駆け上がった。県下でも指折りの進学校。昨年の東愛知大会でもベスト4に入っている。今年は早川人希投手(3年)が8試合をほぼ1人で投げ、中京大中京(愛知)打線も苦しめた。

 拓大紅陵(千葉)や大社(島根)は、05年以降3度目の決勝進出も壁を破れなかった。

 あまりに早すぎる夏も。本格派4人を擁す一関学院(岩手)、本命視された開星(島根)、春の王者・秋田商などが初戦敗退。山口ではベスト8入りを前にシード3校が同じ日に負けた。

 千葉英和・小川龍也投手(3年)は5試合で598球を投げた。そのうちの300球は引き分け再試合の影響で2日連続で投げている。新潟県央工・古村祐也投手(3年)も5試合611球。甲子園に届かなくとも、ファンの脳裏にはしっかりと焼きついたはずだ。

(ノート)


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矢島彩「アマ〜い野球ノート」
矢島彩(やじま・あや)
 1984年、神奈川県生まれ。5歳くらいから野球に夢中になり、高校時代からアマチュア野球中心に本格観戦を開始。北海道から沖縄まで飛び回り、年間150試合を観る。今春、めでたく都内の大学を卒業したが就職はペンディングし、今年も大好きな野球を追いかける。取材先の監督さんたちからは「若いころの(失礼!)薬師丸ひろ子に似てるね」と言われ、かわいがられているようだ。大好物のオムライスをお腹に詰め込んで、今日も球場に行ってきま~す!

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