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2009年7月26日

日大三を引っ張る笑顔の吉田主将

 世代が変わっても、日大三(東京)はいつも明るいチームをつくってくる。

 大学野球で日大三OBを取材して感じるのは、母校愛が強く、いい意味で親近感がわく選手が多いこと。今年の吉田裕太主将(3年)も、真っ黒に日焼けした顔に太陽のような笑顔が輝く。扇の要で4番打者。文字通りチームに欠かせない選手だ。

 「背番号はもえるかなと思っていた。でも、自分の名前が呼ばれなくてショックでした」。

 昨年夏、吉田はベンチ入り20人に入れなかった。「実力不足だ」と反省しつつも、落ち込んだ。決して調子が悪かったわけではない。小倉全由監督は「本当は入れたかったんだけど、投手層が薄かったから投手に割り当てたんですよ」と、理由を説明した。

 新チーム、主将に抜擢されるも秋季大会は初戦敗退。同系列の日大鶴ケ丘に8回コールド、5-14と屈辱を味わった。敗因は初回に7失点というビッグイニングをつくったこと。旧チームからエースの関谷亮太投手(3年)となかなか呼吸が合わないのだ。関谷はずっと1学年先輩の岡翔太郎捕手に引っ張られてきた。岡は東洋大ですでにリーグ戦デビューしており、強肩強打の捕手として名を馳せていた。

 「いつも岡さんと比べていた。周りの目とかは気にならなかったが、自分のなかで気にしすぎていた。主将になったとたん、(チームとして)結果が出なくて悩んだ」(吉田)。

 1イニングの大切さを知り、さらにワンプレーに対する集中力が芽生えた。春の都大会では国士舘、帝京などを倒し優勝。チームは全イニングのうち半分以上で得点をたたき出した。

 「主将というのもありますが、よく叱りましたね」(小倉監督)。

 日大三の寮には小倉監督も一緒に住んでいる。食事のときは常に監督と吉田が向かい合わせに。叱られた直後だと、目を合わせまいとうつむきながら食べているという。見かねた小倉監督が「まあ、甘いもんでも食べながら話そう」と、部屋へ呼ぶ。冷蔵庫にはたくさんのプリンやヨーグルト。この1年間で吉田が一番食べた。

 26日の西東京大会準々決勝、東亜学園戦。2安打を放ち、今大会10打数6安打と好調を維持している。

 「全然納得していません。全打席打ちたいので!」(吉田)。

 理想は全イニングに得点を並べること。13-1で快勝も、不満を口にした。甲子園まで残り2試合、吉田のバットから快音は途切れそうにない。

※日大三は28日(予定)に準決勝、日野戦に挑みます。

(ノート)


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矢島彩「アマ〜い野球ノート」
矢島彩(やじま・あや)
 1984年、神奈川県生まれ。5歳くらいから野球に夢中になり、高校時代からアマチュア野球中心に本格観戦を開始。北海道から沖縄まで飛び回り、年間150試合を観る。今春、めでたく都内の大学を卒業したが就職はペンディングし、今年も大好きな野球を追いかける。取材先の監督さんたちからは「若いころの(失礼!)薬師丸ひろ子に似てるね」と言われ、かわいがられているようだ。大好物のオムライスをお腹に詰め込んで、今日も球場に行ってきま~す!

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