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2009年7月06日

静岡、愛知、岐阜/高校野球展望

 第15回は静岡、愛知、岐阜です。

静岡=掛川西が中心

 春の東海大会優勝校・掛川西が中心も、戦力は拮抗している。

 掛川西はセンバツ初戦敗退の後遺症を引きずることなく春を戦い抜いた。縣悠太外野手(3年)から始まる打線は松下将也外野手(3年)、江塚論一塁手(3年)らしぶとく食らいついてくる。守備力に定評のあるチームだけにエース・堀野真(3年)ら投手陣の踏ん張りにかかっている。

 掛川西ブロックに入った静岡商も不気味。2年生が多いが、主将・藤巻幸大二塁手(3年)の存在感が抜群だ。旧チームから不動のトップバッターとして勝負強さも兼ね備える。春はけがで欠場し地区予選敗退、夏にかけるは人一倍だ。投手陣もエース・伏見幸人投手(3年)を筆頭に駒はそろっている。
 
 ディフェンス力では静清工も有力。五藤康明投手、小井敬宏投手という3年生2枚看板が健在だ。昨秋準優勝、春3位と戦いぶりも安定し、狙うは4年ぶりの甲子園だ。
 
 また、静岡-常葉学園橘は初戦屈指の好カード。常葉学園橘・庄司隼人投手(3年)の投打が注目される。ここは松尾明暢捕手(3年)のいる飛龍、春8強・浜松商、三島南も入った激戦ブロックだ。


愛知=総合力の愛工大名電

 愛工大名電の総合力が高い。143キロ右腕・余語充投手(3年)、久野嵐投手(3年)、左腕・加藤樹都投手(3年)など県内屈指の投手層を誇る。打線も活発。春の県大会は5試合42得点を挙げ優勝。キーマンは50メートルを5秒7で走る貝本智顕外野手(3年)だ。甲子園出場は通過点と言っていいほど、力のある選手がそろっている代だ。

 センバツベスト8の中京大中京。4番でエースの堂林翔太投手(3年)がけがで出遅れている。森本隼平投手(2年)、宗雲克政投手(2年)らが穴を埋められるか。打線は好打者・河合完治三塁手(3年)が力強いバッティングで盛り立てる。攻撃、守備力が高いだけに投手陣がカギを握る。

 昨夏代表の東邦も充実。昨秋優勝、今春準優勝と実績がそれを証明する。旧チーム同様強打が持ち味で2年生投手陣を援護する。エース右腕・小森誠投手は(2年)フォークが冴える。

 私学4強の一角、享栄は左腕・村瀬大地投手(3年)の投球次第。豊田西、杜若も上位進出を窺う。


岐阜=2年生中心の中京

 春の王者・中京は2年生が粒ぞろい。エース・加藤智弘投手(2年)は184センチの長身左腕。落ちるボールで翻弄し、術中にはまると怖いタイプだ。外子浦(げしうら)恭平投手(2年)は173センチの小柄な右の本格派。打者の内角を突く強気なマウンドさばきを見せる。打線も4番・広瀬直人一塁手(2年)を中心に高い得点能力を持つ。初戦でいきなり昨夏代表・市岐阜商と激突する。
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中京の加藤投手(左)と外子浦投手(撮影・矢島彩)

 優勝を占う上で見逃せないのが大垣商のブロックだ。大垣日大、県岐阜商、帝京可児、美濃加茂、中津商という強豪が集中したのだ。
 そのなかでも大垣日大と県岐阜商が頭一つ抜け出す。本格派・山田智弘投手(3年)を擁する県岐阜商と、強打の大垣日大。大垣日大は大型・深谷高三捕手(3年)が攻守で引っ張る。阿知羅拓馬投手(2年)など能力の高い選手が多いだけに、投打が噛み合えば優勝も現実味を帯びてくる。

(ノート)


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矢島彩「アマ〜い野球ノート」
矢島彩(やじま・あや)
 1984年、神奈川県生まれ。5歳くらいから野球に夢中になり、高校時代からアマチュア野球中心に本格観戦を開始。北海道から沖縄まで飛び回り、年間150試合を観る。今春、めでたく都内の大学を卒業したが就職はペンディングし、今年も大好きな野球を追いかける。取材先の監督さんたちからは「若いころの(失礼!)薬師丸ひろ子に似てるね」と言われ、かわいがられているようだ。大好物のオムライスをお腹に詰め込んで、今日も球場に行ってきま~す!

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