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2009年6月27日

佐賀、長崎/高校野球展望

 第6回は佐賀、長崎です。

佐賀=佐賀西が台風の目か

 実力伯仲、どこにもチャンスがありそうだ。

 第1シードは佐賀学園。昨秋準優勝、今春ベスト4、NHK旗大会(6月上旬)を制した。峰下智弘投手(2年)、吉原翔吾投手(3年)の2枚看板で挑む。特に峰下投手は野手を兼任し、昨夏から活躍している。

 同ブロックに佐賀西が入った。188センチ右腕・大坪直仁投手(3年)、旧チームからレギュラーの大坪兼士外野手(3年)と投打の柱がいる。県内有数の進学校で、21世紀枠候補にも2度選出された。51年ぶりの甲子園へ、EIJOのユニホームが台風の目となれるか。

 連覇を狙う佐賀商も有力。切れ目のない打線が特長で、昨夏の甲子園で4番に座った古賀翔也遊撃手(3年)が健在だ。ただ、佐賀商のブロックには鳥栖、唐津商なども入って激戦に。鳥栖は県屈指の好選手・豊福晃司遊撃手(3年)が引っ張り、唐津商は西部地区選手権(6月上旬)を制して勢いに乗る。

 また、小城-多久は初戦屈指の好カード。多久・宮島勇二投手(2年)は左腕から140キロ超を投げる。佐賀北の本格派右腕・福田遼河投手(2年)とともに注目の下級生だ。


長崎=清峰vs他校

 センバツ覇者・清峰と、打倒清峰に燃える他校との争いだ。

 ドラフト候補右腕・今村猛投手(3年)と川本真也捕手(3年)のバッテリーは全国トップレベル。センバツ5試合で見せた44イニング1失点、47奪三振の安定した投球が光る。5月に自己最速152キロもマーク。川本捕手も故障から復活し、万全の布陣が整った。打線も山崎健太郎一塁手(3年)、屋久貴博三塁手(3年)ら役者がそろっている。センバツの戦いぶりが示すように、試合ごとに異なる選手が活躍できる層の厚さがある。

 対抗筆頭は波佐見。旧チームのレギュラー5人が残った。核弾頭・宮原明寛外野手から始まり、3番・海端一博二塁手(3年)、4番・中村壮一一塁手(3年)と強打者が並ぶ。春の県大会は5試合中3試合でコールド勝ち。圧巻の打撃を見せている。対清峰・今村投手は昨夏2-8(準決勝)、昨秋は4-6(決勝)と2連敗。06年も清峰に0-2で敗れて夏の甲子園を逃した。今夏も決勝まで対戦しないが、そろそろ土をつけたい。165センチの小柄なエース左腕・野口翔麻投手の力投次第だ。

 初戦から海星-佐世保実という対決も。佐世保実には清峰で投手育成に力を注いだ、清水央彦副部長がいる。右腕エース・岡本祐介投手(3年)は最速145キロをマークする。

 また、九州文化学園が公式戦初勝利を目指す。古賀豪紀監督(42)は元オリックスの内野手で、部員は1、2年生のみで20人。女子バレーの名門だが、06年から男女共学になった。同校も佐世保市内にあり、今後ますます佐世保地区の高校野球がヒートアップしそうだ。

(ノート)


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矢島彩「アマ〜い野球ノート」
矢島彩(やじま・あや)
 1984年、神奈川県生まれ。5歳くらいから野球に夢中になり、高校時代からアマチュア野球中心に本格観戦を開始。北海道から沖縄まで飛び回り、年間150試合を観る。今春、めでたく都内の大学を卒業したが就職はペンディングし、今年も大好きな野球を追いかける。取材先の監督さんたちからは「若いころの(失礼!)薬師丸ひろ子に似てるね」と言われ、かわいがられているようだ。大好物のオムライスをお腹に詰め込んで、今日も球場に行ってきま~す!

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