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2009年6月26日

大分、福岡/高校野球展望

 第5回は大分、福岡です。

大分=明豊が本命

 明豊が独走態勢を固めている。新チーム県内無敗。5月下旬にあった県選手権大会も制した。今宮健太投手(3年)、野口昂平投手(3年)。さらに、山野恭介投手(2年)、岡本健一郎投手(1年)も台頭した。初戦の相手は開幕試合・日田―日本文理大付の勝者。日本文理大付には好投手・川野剛征投手(3年)がいる。明豊は攻撃の要でもある河野凌太外野手(3年)が、春以降調子を落としているのが気がかり。逆に不気味でもある。

 明豊と同ブロックに入ったのが楊志館。右腕・松永賢人投手(3年)はプロ注目の本格派だ。182センチ、78キロの恵まれた体格から最速147キロをマークする。1年夏には甲子園で代打出場を果たした。だが、1年後の夏には地獄を味わっている。県大会1回戦、8回からリリーフして4失点。3-12という屈辱的なスコアでコールド負けを喫したのだ。前年覇者の早すぎる幕切れ。2年ぶりの夏は松永投手の快速球にかかっている。


福岡=打の九国大付がリード

 昨秋、今春、春の九州大会と3冠。九州国際大付の破壊力が他校を圧倒する。また、九産大九州、柳川、祐誠が、筑陽学園と東福岡が同ブロックに入るなど序盤から目の離せない組み合わせになった。

 九国大付は国枝頌平三塁手(3年)、榎本葵外野手(2年)の強打者コンビが頼もしい。特に榎本外野手は1年春から、その役割を任されてきた。神奈川・青葉緑東シニア時代から左の好打者として名を馳せ、日本一や日本代表も経験。東北(宮城)の前監督でもある若生正広監督を慕って入学した。通算11本塁打、俊足で投手もこなす抜群の野球センス。すでに来年のドラフト候補に名乗りを挙げている。左腕・納富秀平投手(3年)は先発もリリーフもこなすエース。継投が多いだけに、河野元貴捕手(3年)がしっかりリードしたい。やはり北部では九国大付の戦力が一番整っていると見る。

 福岡大大濠は左腕・川原弘之投手(3年)の存在感が光る。185センチ、80キロから最速144キロを投げ下ろす。磨きをかけたという高速スライダーを武器に三振の山を築く。すでに複数球団がマークしている、九州屈指の左腕だ。NHK旗大会(5月下旬)では九国大付・納富投手と投げ合い2-3で敗れた。初回2失点が示すように、立ち上がりの波を無くしていきたいところだ。

 試合巧者の福岡工大城東も虎視眈々と頂点を狙っている。主将・梅野隆太郎捕手(3年)が心技体でけん引。エース・辻卓朗投手(3年)に加え、岩下稔俊投手(3年)との180センチ台コンビが本領発揮してほしい。春の南部大会に続き、NHK旗を制した。チームは上り調子だ。

 なお、4回戦以降は北部、南部大会それぞれで勝ち残った19校で戦う。

(ノート)


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矢島彩「アマ〜い野球ノート」
矢島彩(やじま・あや)
 1984年、神奈川県生まれ。5歳くらいから野球に夢中になり、高校時代からアマチュア野球中心に本格観戦を開始。北海道から沖縄まで飛び回り、年間150試合を観る。今春、めでたく都内の大学を卒業したが就職はペンディングし、今年も大好きな野球を追いかける。取材先の監督さんたちからは「若いころの(失礼!)薬師丸ひろ子に似てるね」と言われ、かわいがられているようだ。大好物のオムライスをお腹に詰め込んで、今日も球場に行ってきま~す!

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