2008年11月25日
東洋大4冠達成、ヒーローは3年生/神宮大会
<神宮大会:東洋大3-2東北福祉大>◇最終日◇19日◇大学の部決勝◇神宮
東洋大が春秋リーグ戦、春の大学選手権に続き、神宮大会も制覇。年間4冠を達成した。
4冠を懸けた大舞台で、レギュラー唯一の3年生が値千金の一打だ。同点で迎えた5回2死一、二塁。小島脩平二塁手(3年=桐生一)の打球は風に乗って中堅手の頭上を越えていった。これが決勝の2点適時三塁打になった。高橋昭雄監督は「風の神様が吹かしてくれた。小島がねえ、よく食らいついたね」と、頬を緩めた。
全日本へ召集された主力3人が不在の夏。高橋監督は連覇のキーマンに小島と林崎遼外野手(2年=東洋大姫路)を指名した。連日、朝から夕方まで攻守にマンツーマン指導。指導方針はシンプルだ。“常に全力、一切妥協を許さない”という徹底したものだ。
「やばいくらい、つらかった」。
小島の顔が苦痛の日々を思い出すかのように大きく歪んだ。当時、練習後の林崎と遭遇したとき、げっそりした表情だった。大野奨太捕手(4年=岐阜総合学園)も「毎日今にも泣きそうな顔をしています。期待の表れだと分かっていてもしんどいでしょう」と、後輩を見守る。大野も主将として小島たちに期待を寄せる1人だった。
「秋というシーズンは、4年生が最後を意識して本来の力を発揮できないもの。下級生の力が必要になるときが必ず来ます。特に3年生、つまり小島ですね」(大野)。
「いつか笑える日が絶対来ると思って練習に励んでいました」(小島)。
しかし、秋のリーグ戦は結果が出なかった。打率は2割5厘。優勝決定戦の亜大戦でも早々に途中交代を告げられている。そして、神宮大会直前、指名打者制ではないことを考慮して打順を組み替えた。小島はオープン戦で7番から1番に昇格した。
「やっぱりモチベーションが上がります。1球1球に対する集中力も上がりました。神宮大会は、調子が悪くても使ってくれた監督の期待に応えたい、いいチーム作りをしてくれた4年生に恩返しもしたかった」。
高橋監督も「1番のほうが合う」と感じ、本番でも1番を採用した。これが吉と出た。初戦に2打点を挙げると、前日の立命大戦では2安打。終わってみればチーム得点の3分の1を叩き出す活躍だった。
「今日はとにかく1点が欲しい場面でした。まあ、風のおかげですし運が良かったんですね」。
今大会は強風に泣かされる選手が後を絶たなかった。だが、小島は違う。努力を重ね続けた姿勢に吹いた追い風だった。
◆小島脩平(こじま・しゅうへい)1987年(昭62)6月5日生まれ。群馬県出身。177センチ、73キロ。右投げ左打ち。太田市立休泊中では軟式野球部に所属。桐生一(群馬)では2年夏に「3番三塁」で甲子園出場。3年夏は県大会準決勝で敗退した。東洋大では1年春からリーグ戦に出場し、2年秋は遊撃手としてリーグ優勝、神宮大会優勝に貢献している。
(ノート)
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東洋大学がグランドスラムを達成したんですよね。
大野、上野、十九浦、中倉、松永と強力な4年生がいますが、下級生にも期待の選手がいるんですね。やはりこの世代は最強でしたが、次の世代にも続いてもらいたいということで相当厳しい練習を行ってきたのでしょうね。
小島選手が来年、どこまで成長しているか楽しみですね。あとは投手陣のがんばりも大きかったですね。ドラフト候補ともいわれた藤岡(1年=桐生一)、ロングリリーフをした鹿沼(2年=桐生一)、春からベンチ入りしている内山(1年=浦和学院)も期待しています。
投手陣のレポートもあるんでしょうか?
投稿者 プライセス : 2008年11月25日 20:04
プライセスさん
小島選手曰く「4年生はいつでも謙虚だった」そうです。
自分自身も見習いたいと話していました。
先日主将にも抜擢され、また次のチームも楽しみです。
上野投手はもちろんですが、若い投手陣が頑張りましたね。
藤岡投手は春の開幕前は内山投手よりも好成績(オープン戦)を残していたそうです。
乾投手も健在ですし、来年も東洋大は強そうです。
投稿者 矢島 : 2008年12月06日 01:19