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2008年11月04日

早大V、佑ちゃん&大石、堅い守備に隙なし

 早大は斎藤佑樹投手(2年=早実)が7勝。同時に大石達也投手(2年=福岡大大濠)の好リリーフと、堅い守りがリーグ優勝の原動力となった。

 大石は春秋通して、自責点はおろか失点0。さらに、目に留まるのは驚異的な三振奪取率だ。秋は16イニングを投げ34奪三振。奪三振率は19・1。近年の東京6大学でドクターKというと、早大の先輩・和田毅投手(現ソフトバンク)を思い出す。左右の違いやタイプこそ異なるが、和田をはるかに上回る確率で三振を奪っている(和田の2年秋の成績は46回1/3を投げて62奪三振、奪三振率12・1)。ボールの出所が見えにくい和田に対し、大石は球持ちの良さが光る。

 早大と対戦したある選手は話す。

 「リリースが間近に感じるし、軽く投げているように見えるから打てると思ってバットを出す。でも、ボールのキレは松下(建太投手・3年=明徳義塾)のほうが上だと思う」。

 いつもリリーフという緊迫する空気をまるで楽しんでいるように投げている姿もいい。投手への強いこだわりも感じる(07年11月14日のブログ記事参照)。

 とはいえ、出足は最悪だった。今夏のオープン戦開幕試合となった9月6日。社会人・かずさマジックとの戦いは9-12という乱打戦の末に敗れた。大石は9回1イニングだけで5点を奪われて敗戦投手に。自慢のストレートがことごとく打ち返される姿を初めて見た。

 試合後の練習は、予定より約2時間オーバーのハードなものになった。応武篤良監督が試験で不在だった上本博紀主将(4年=広陵)を監督室へ呼んで話し込むほど。この試合からはとても“リーグ戦、失点0”は想像できなかった。
 
 打率は春よりも8厘低い打率2割5分2厘。試合数が2試合多いにも関わらず長打も減った。だが、明大・善波達也監督は分析する。

 「守備にも隙がない。(早大の強さは)ここぞというところで細かいミスをしないところ」。

 天王山・明大戦、泉尚徳外野手(4年=国士舘)がファインプレーを連発した。ボールを追ってフェンスに激突しそうになったり、3回戦では“試合の流れは渡さない”と言わんばかりの好守で失点を防いだ。「流れ」を気にするマウンドの斎藤佑の背中を押すビッグプレー。泉のような泥臭いプレーこそ、春の早大に欠けていたものではないだろうか。「勝てるだろうという慢心があった」(細山田武史捕手・4年=鹿児島城西)と言うからなおさらだ。

 15日から始まる第39回明治神宮大会。リーグ戦同様に泥臭く戦い、初の栄冠を獲得したいところだ。

(ノート)


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コメント:4件

矢島さん、お久しぶりです。

7勝の佑ちゃんもそうですが、大石投手も素晴らしかった。
もはや、「早稲田の守護神」です。

彼らをはじめ、2年生には有望選手がズラリ。
期待しましょう!!

投稿者 ともみ : 2008年11月04日 21:41

ともみさん
大石投手は先発としても見てみたい投手の一人です。
神宮大会での守護神ぶりも楽しみですね。
2年生は4年生の姿をしっかり目に焼きつけてほしいです。

投稿者 矢島 : 2008年11月05日 20:50

矢島さんこんばんわ

関西では立命館が神宮への切符をつかみ、ドラフトをにぎわしたあの選手がいる近畿大、奈良産大、関西国際大は神宮切符を逃すという結果に終わりました。藤原投手は今日の大産大戦も完封。左腕ということもあり、神宮での活躍次第では一気に来年の注目投手になる可能性を秘めていますね。

早稲田は大石投手はじめ投手陣の活躍が光りました。かずさマジックとの試合のエピソードは興味深く読ませていただきました。かずさマジックには大石と同い年の羽地選手がいます。八重山商工の4番を打ち、このときも6番二塁で先発出場。奇しくも大石は2005年の秋季九州大会1回戦でこの八重山商工と対戦。リードしながら終盤集中打を浴びて敗戦という苦い経験がありました。選手心理はわかりませんが選手心理がそのときの苦い思い出をダブらせ、それをバネにできたのではないでしょうか?

早稲田は宮本・大谷から続く黄金世代とでもいいましょうか世代の流れが松本・上本・細山田の卒業により一区切りつきます。来季の主将が松下になるのか小島になるのかはわかりませんが、大石はじめ若い世代が先輩の意志をついでいくのが早稲田野球だと思います。先輩たちと最後の野球ができるこの1週間を楽しんでほしいですね!

投稿者 T.Y : 2008年11月09日 22:40

T.Yさん
お返事が遅くなり申し訳ございませんでした。
藤原投手は神宮大会で好投し株を上げた投手の一人だと思います。
ものすごいボールを持っているわけではありませんが
なかなか打ちにくそうな投げ方ですね。
大石投手と八重山商工の一戦、覚えております。
たしか大石投手は大会前に怪我をして万全ではなかったんですよね。
故障さえなければ八重山商工戦も違った形になっていたかもしれませんね。
それくらい評判の選手だったと思います(野手としても)。
まさか早稲田でここまで活躍するとは予想していませんでした(苦笑)。
現在、早大ではとても熱のこもった練習が連日行われているようです。
主力が抜けたことへの危機感、日本一を逃したことなどが影響しているようです。
事実、昨年は15日前後にあった解散が、今年は20日を過ぎるとか・・・。

投稿者 矢島 : 2008年12月06日 01:29

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矢島彩「アマ〜い野球ノート」
矢島彩(やじま・あや)
 1984年、神奈川県生まれ。5歳くらいから野球に夢中になり、高校時代からアマチュア野球中心に本格観戦を開始。北海道から沖縄まで飛び回り、年間150試合を観る。今春、めでたく都内の大学を卒業したが就職はペンディングし、今年も大好きな野球を追いかける。取材先の監督さんたちからは「若いころの(失礼!)薬師丸ひろ子に似てるね」と言われ、かわいがられているようだ。大好物のオムライスをお腹に詰め込んで、今日も球場に行ってきま~す!

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