日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムの野球ページです。

  • 日刊スポーツIDについて


ここからこのサイトのナビゲーションです

共通メニュー

企画特集


2008年10月28日

ドラフト指名選手を大予想!<後編>

 30日開催のドラフト会議。1巡目候補の残り6人を紹介。近大からのプロ入りは7年連続で間違いない。

 巽(たつみ)真悟投手(4年=新宮)は182センチの長身から投げ下ろされるストレートと縦のスライダーが武器。2年のころから注目を浴び続け、今年の大学選手権の好投で評価を上げた。近大の先輩・糸井嘉男外野手(日本ハム)とまではいかないが、身体能力の高さも光る。

 逆に大学初のプロ入りになりそうなのが、関西国際大の榊原諒投手(4年=中京)だ。巽よりひと回り小柄な右腕。中京(岐阜)から三菱自動車岡崎まではスライダー投手だった。しかし、関西国際大へ入学してすぐにエースとしてフル回転する。徐々にストレートに磨きがかかり、現在は最速150キロをマークする。榊原も今年の春から大学選手権でさらに株を上げた1人。短いイニングならすぐにでも通用しそうだ。

 下級生のときからモノが違った。入学して2度目のシーズンを迎えた2年春。リーグ戦中の試合会場に酒に酔った客が乱入した。スタンドからグラウンドへ野次や暴言を吐き続け、しまいには相手の選手が対抗。審判が制止に入り、警察も駆けつけた。自分も周囲も暴れ叫ぶ男に釘付け状態。鈴木英之監督も「あんなこと初めて。気になって仕方なかった」と、イライラを隠せなかった。

 しかし、そんな騒然としたなかで榊原は完封したのである。その集中力にただただ脱帽するしかなかった。

 法大の小松剛投手(4年=室戸)も複数球団が上位でリストアップしている。今年は故障も重なり思うような結果を残せていない。真面目で優しい性格が災いしているようにも見受けられる。「課題の精神面」(本人)を克服できぬままプロ入りするが、きっかけさえつかめれば大きく変わりそうだ。試合経験も豊富で、最速149キロにスライダー、フォークボールも操る。

 亜大の岩本貴裕外野手(4年=広島商)には、地元の広島が早い段階で1巡目指名を発表した。岩本はリーグ歴代4位となる16本塁打を数える左の長距離砲。投げても左腕から150キロ近いボールを放つ。広島とは昨年から相思相愛と言われ、鯉ならぬ恋が実るのを待つのみ。今週の東洋大戦に連勝すれば、リーグ優勝と吉報がほぼ同時刻に舞い込んでくる。

 社会人ではホンダ長野久義外野手(23=日大)が「巨人以外は残留」と明言している。2年前の大学・社会人ドラフトでは、日本ハムの指名を拒否してホンダ入り。長野自身はとても明るくユーモアたっぷりな人物だが、当時のやり取りからヒールの印象が先行してしまい残念だ。プレーヤーとしては特に守備、走塁への意識が高く、東海大相模・大田とは異なるスター性を兼ね備えている。

 日本通運の野本圭外野手(24=駒大)も長野に劣らない実力派。今年から打撃に確実性が増し、春以降はずっと好調をキープ。派手さはないが3拍子揃っているところがアピールポイントだ。野本には具体的な希望球団はなく、一番高く評価してくれたチームへ行くと運命の日を待っている。

(ノート)


この記事には全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは

コメント:6件

小松投手は早稲田で完投勝利、東京大で完封勝利と復調気味になってきています。
いまは力で押す投球というより、変化球を駆使した技巧派投手になってきていますね。まあフォームの土台は悪くないので、しっかりと指導していけば良くなるのではないかと思います。
背筋痛で出遅れたというのもありますが、指名ボーダーラインとして十分に達していると思います。

野本選手は、今年1月で矢島さんが絶賛した選手でしたっけ?
私はその記事を読んでましたよ。一年目から小瀬みたいに夏場からでてきて、2年目はレギュラーとして活躍してほしいですね。うまくスタートを切ればいきなり活躍してもらいたい選手です。

投稿者 プライセス : 2008年10月28日 18:58

はじめまして。
T.Yと申します。

アマチュア野球好きで
本日も会社帰りに同立戦を見てきました。
ドラフト前のこの時期になると
どの選手が指名されるのかわくわくしてしまいます。


小松投手は先日の早大戦で久々に彼らしい投球を見せてくれました。
球質の重い真っ直ぐに縦横の変化で相手を討ち取る投球は
さながら先輩の阪神・安藤投手を思わせる投球。
ここ2年は故障とフォームの崩れから、
自分の投球ができていませんでしたが、
やはり素材は一級品の投手だと思いました。
先日の東大戦で見せた弱気な投球は禁物ですね。

個人的に草野球で投手をしていることもあってか
投手たちの動向が気になります。
特に社会人出身選手はプロ志望届の提出が必要ありませんから、
その投手たちがどうなるのか?注目しています。

好永貴雄投手(宇部商→西濃運輸)
岩田聖司投手(駒大中退→北海道M)
本間裕之投手(シダックス→全足利C)

など、甲子園を沸かせた投手は
紆余曲折ありながら野球人生を過ごしています。
育成枠も含めて、彼らがどうなるのか・・・
そういうところもまた楽しみでもあります

投稿者 T.Y : 2008年10月28日 22:56

矢島さん、お久しぶりです、こんばんは。

> 当時のやり取りからヒールの印象が先行してしまい残念だ。
---
仰る通りですよね。
仮に、ファイターズを希望している選手をジャイアンツが指名し、それを断っていた場合なら…
そう想像してみると、長野選手はなんとも気の毒だと思います…

とはいえ。
これは彼自身が選んだ道ですから、是非とも彼には一年目から活躍して頂いて、周囲を納得させて欲しいと思っています。

(実際に観れるかどうかは微妙なのですが)まずは日本選手権での彼の「打席」に、注目したいです。

投稿者 Eff : 2008年10月28日 23:03

プライセスさん
小松投手が神宮でフル回転するようになった(2年)ときは
将来がとても楽しみでした。今年春もピリっとせず
少し伸び悩んだようにも感じました。
ご指摘の通り、秋は変化球投手になっていましたね。
野本選手ですが、中日の外野レギュラー争いはし烈。
落合監督自ら指名に踏み切ったということで期待も大きそうですね。

T.Yさん
私も小松投手のいい時を知っているので
プロで復活してくれたらいいと思っています。
早大戦のピッチング、良かったですね!
紆余曲折・・・今回のドラフトもそのような選手がたくさんいました。
個人的には尾藤投手(岐阜城北高)がサプライズ指名でした。
全足利クラブの本間投手は結構投げているのでしょうか。
とてもなつかしい名前だったので気になります。

Effさん
今回はロッテが1巡目指名ということになりましたね。
ナンバーワンの評価に長野選手の気持ちも揺れていることと思います。
「打席」が一番の課題だと本人も話しており
プロでも最も対応力が求められる技術。
日本選手権、見に行けるといいですね!

投稿者 矢島 : 2008年11月05日 20:48

本間投手は両毛ヤクルト販売の業務に従事しつつも、ちょくちょく登板があるようで、8月に行われた全日本クラブ選手権では準決勝で登板。まだプロを意識できるところまでは届いていないようですが再び、甲子園での輝きを取り戻してくれる日も近いのではないでしょうか。全足利クラブからは岡田選手が育成枠でロッテに指名されました。スカウトもチームの活躍を注目しているんですね。

尾藤は早大中退後、諦めず母校で練習を続けていたそうで、そこで伊藤の視察にきていた巨人のスカウトの目に留まり、指名を受けたそうです。なんとなく黒田(シャンソン化粧品→阪神)と印象が被ります。夢半ばで下野していった選手たちが多い中でこういうニュースはうれしいですね。

投稿者 T.Y : 2008年11月09日 00:25

知らず関西プロ野球独立リーグ・神戸ナインクルーズからドラフト7位指名されました川崎北高校の女性・吉田えり選手というニュースに聞いてびっくりに頂きました。有名な漫画・水原勇気の再現だぁ。ドラフト指名したあと、すぐに全世界もメディア打電して、新聞を載せてもテレビが紹介、大リーグまで、全世界まで発信したということに初めて、すごく素晴らしいヒロインとして新時代に生まれた。アンダースロー・吉田えり投手は魔球のナックルボールですね。トライアウト【各球団の監督たち、きびしい視線】難易門のテストを突破して、最終選考審査が合格した。相手の方はNPBドラフト指名を漏れた主力選手たちもナックルボールを打ちなかったまま、各監督が高評価の視線して実力の証を認めたら歴史的な日本初めて女性選手がドラフト指名を決めました。すごいナックルボールですね。将来、メジャーに入りかもしれないけど。これからも応援したい限りです。

投稿者 minami : 2008年11月21日 10:07

コメントする



公開されません



コメントを書くには日刊スポーツIDでログインしてください。日刊スポーツIDについてはこちら

矢島彩「アマ〜い野球ノート」
矢島彩(やじま・あや)
 1984年、神奈川県生まれ。5歳くらいから野球に夢中になり、高校時代からアマチュア野球中心に本格観戦を開始。北海道から沖縄まで飛び回り、年間150試合を観る。今春、めでたく都内の大学を卒業したが就職はペンディングし、今年も大好きな野球を追いかける。取材先の監督さんたちからは「若いころの(失礼!)薬師丸ひろ子に似てるね」と言われ、かわいがられているようだ。大好物のオムライスをお腹に詰め込んで、今日も球場に行ってきま~す!

最近のエントリー





野球ニュースランキング




日刊スポーツの購読申し込みはこちら

  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 野球
  3. コラム
  4. 矢島彩「アマ〜い野球ノート」

データ提供

日本プロ野球(NPB):
日刊編集センター(編集著作)/NPB BIS(公式記録)
国内サッカー:
(株)日刊編集センター
欧州サッカー:
(株)日刊編集センター/InfostradaSports
MLB:
(株)日刊編集センター/(株)共同通信/PA SportsTicker Inc

ここからフッターナビゲーションです