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2008年10月25日

センバツへ前進!広島・新庄に六信あり

<高校野球・秋季中国大会:新庄1-0鳥取商>◇24日◇1回戦◇倉敷市営
 第81回センバツ高校野球大会の重要な参考資料となる秋季中国大会が開幕した。

 無名の新庄(広島)が大会初勝利。中国地区NO・1の呼び声高い、六信(むつのぶ)慎吾(2年)投手が無四球完封で花を添えた。

 六信のピッチングは約8割がストレートだった。最速143キロと驚くような球威があるわけではない。だが、ヒット性の当たりは2本のみ(被安打3)と全く危なげなかった。県大会もこのスタイルで広陵(広島)などを破り頂点に立っていた。

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3安打無四球完封した新庄の右腕・六信(撮影・矢島彩)

 「でも、ストレートに対して、そこまでこだわりはないんです」。

 まだ変化球を覚えられていない、と言ったほうがいいかもしれない。遊撃手から本格的に投手へ専念するようになって半年足らずなのだ。最近持ち球に増えたカーブも「公式戦では使えない」と苦笑いする。

 しかし、投手としてのノウハウは心得ている。コーナーを突ける制球力と、ノーワインドアップからのテンポの良さ。相手打者が構える前から、早くしてと言わんばかりに準備完了。チームの失策数が1試合平均1個以下なのも納得だ。さらに、気配りもうまい。1年生の内野手が緊張しているのを見て、笑顔をつくるように心がけた。サインに頷くとき、ベンチに帰るとき、笑みを絶やさなかった。その1年生・竹内悠馬遊撃手が7回に決勝のスクイズ(記録は失策)を決めた。

 「1-0という緊迫したスコアだったので後半は笑えなかったですけど(笑)。自分もすごい緊張してたんです。こういう大事な大会、どんな試合でもリラックスしてなんて投げられないです」。

 現状の六信は未完成な部分が多い。そのぶん、今後への期待がふくらむ。一冬越せば、もっと注目を浴びる可能性が高い。
 
 新庄は島根県との県境の山間部に位置する私立校だ。その歴史は創立1909年(明42)と古く、国公立大などに合格者を輩出する進学校でもある。06年12月、迫田守昭氏がコーチとして招へいされた。広島商を2度甲子園に導いているベテラン。翌年から監督に就任すると、秋には中国大会へ初出場し、今夏も広陵相手に善戦するなど着実に結果を残している。迫田監督は「六信がいいピッチングをしてくれた。無失点ですから100点です」と頬を緩めた。

 センバツ出場決定ラインまで、あと2勝。地元出身者の六信が県北の町にひと足早い春を届けたい。

 ◆六信慎吾(むつのぶ・しんご)1991年(平3)5月28日生まれ。広島県出身。177センチ、76キロ。右投げ左打ち。小学3年のときに野球を始める。北広島市立大朝中学では軟式野球部に所属。1年秋の中国大会ではリリーフ登板を果たす。打っても5番打者と投打の柱。

(ノート)


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コメント:2件

矢島さん、倉敷までご苦労様です。

六信投手は、雑誌でも紹介されていた速球派投手でしたよね。この投手の評判はアマチュア掲示板でも聞いていましたが、中国大会でも遺憾なく実力を発揮されているようですね。
秋の段階でこれほどの球速が投げ込めますので、一冬で体がびしっととしたらもっと速い球を投げ込むことが出来るでしょうね。そのためにはぜひ選抜に出てもらいたい逸材投手です。

投稿者 プライセス : 2008年10月25日 10:39

プライセスさん
いつもありがとうございます。
中1日、昨日の開星戦でも先発しましたがKOされました。
四死球で自滅、特に死球が多くイライラが伝わってきました。
試合後、一人相撲だったことを反省。
このような試合展開を初めて経験したと思われます。
新庄は21世紀枠の可能性が残っているので
わずかではありますが期待したいです。

投稿者 矢島 : 2008年10月27日 14:19

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矢島彩「アマ〜い野球ノート」
矢島彩(やじま・あや)
 1984年、神奈川県生まれ。5歳くらいから野球に夢中になり、高校時代からアマチュア野球中心に本格観戦を開始。北海道から沖縄まで飛び回り、年間150試合を観る。今春、めでたく都内の大学を卒業したが就職はペンディングし、今年も大好きな野球を追いかける。取材先の監督さんたちからは「若いころの(失礼!)薬師丸ひろ子に似てるね」と言われ、かわいがられているようだ。大好物のオムライスをお腹に詰め込んで、今日も球場に行ってきま~す!

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