2008年7月11日
夏の高校野球を占う/東北、北海道
東北勢最後の開幕は12日の秋田。来週からは北海道でも熱戦が始まる。
<福島、熱戦中>
辛勝スタートの聖光学院が総合力で一歩リードする。エース・仲田浩人(3年)に加え、遠藤昌史(1年)にも実戦経験を積ませるなど選手層の厚さは相変わらず。なお、4季連続出場が決まれば県勢初の快挙となる。帝京安積も楽しみなチーム。エース・菅野大晃(3年)は昨夏引き分け試合と再試合を2戦連続完投。今春の県大会も5試合全て投げきった。これぞエースの奮闘ぶりに注目したい。
<宮城、熱戦中>
東北と仙台育英の2強時代。今年は東北が頭一つ抜け出す。左腕・萩野裕輔(3年)が健在だ。課題はセンバツ、東北大会でも露呈した終盤の投球と守備。他校が勝機をうかがうとすれば、ここしかない。同ブロックに利府や波に乗る柴田がおり、厳しい戦いが待ち受ける。宿敵・仙台育英のエース・穂積優輝(2年)は最速145キロをマークする。橋本到主将ら3年生たちが援護したいところだ。
<山形、熱戦中>
今年の山形は好投手が多く見応え十分だ。優勝争いとなれば、春の県大会決勝カード・酒田南と東海大山形が一歩リードする。酒田南は終盤に強い打線に、小山貴史(3年)、安井亮輔(2年)の左右両輪で勝負。東海大山形は一冬越して赤間謙(3年)が大きく成長した。肘の使い方が柔らかく将来性を感じさせる。2枚看板なら山形中央も県屈指。鈴木駿也(3年)と梅津寛樹(3年)の140キロ超コンビにはフル回転してもらいたい。

<岩手、熱戦中>
連覇を狙う花巻東。昨夏甲子園も踏んだ左腕・菊池雄星(2年)がけん引、女房役の中村有哉(3年)も打撃で存在感を残す。春準優勝の福岡のゾーンに盛岡大付、専大北上、一関学院などの強豪が集中した。盛岡大付はノーシードだが戦力は充実している。左右に大型投手を擁し、打線も伊藤巧主将(3年)ら下位まで強打者が顔を並べている。
<秋田、12日開幕>
明桜が走攻守すべての面でワンランク上を行く。高橋一平(3年)を筆頭に左腕3人がそろい、バックも遊撃手・夏井健吉主将(3年)を中心に盛り立てる。旧チームからの経験者が多いのも強みだ。大曲工は右サイドの伊藤将太郎(3年)、189センチから投げ下ろす藤原利樹(3年)も台頭した。また、ノーシードとして恐れられていた金足農と好投手擁する合川が初戦で激突することに。八橋(やばせ)球場ゾーンは1回戦から見逃せない。
<青森、熱戦中>
青森山田が大会5連覇を目指す。ライバル・光星学院とは14-11という乱打戦を制すなど打力が持ち味。4番・斎藤樹伸(3年)、ブラジル出身・曲尾マイケ(2年)など長距離打者がそろっている。光星学院はエース・下沖勇樹(2年)に期待がかかる。この2強に八戸西、八戸工大一の八戸勢がどこまで挑めるか。
<南北海道、13日開幕>
攻守にまとまったチームが多い。東海大四のエース・佐々木亮(3年)は球威があり、制球力も抜群。強肩強打の捕手・伏見寅威(とらい=3年)にプロも熱い視線を注ぐ。北海はエース・鍵谷陽平(3年)―立島達直(3年)のバッテリーが安定しており、大崩れすることはなさそうだ。6連覇を狙う駒大苫小牧はややディフェンス力が弱い印象。経験者が多い北照、完全試合投手・佐藤賢太(2年)擁する苫小牧中央も大会を沸かせてほしい。
<北北海道、17日開幕>
駒大岩見沢は支部予選3試合全てでコールド勝ち。及川雄貴(3年)、青山佳朗(3年)らが強力打線を引っ張る。守りでは沼館義治(3年)が台頭し、エース・板木勇幸(3年)の負担を軽くする。3季連続にストップをかけたいのが旭川実だ。ドクターK左腕・鈴木佑門(3年)がヒグマ打線をどこまで食い止められるか。両校は昨夏決勝でも対決しており、旭川実が2-9で完敗している。
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コメント:2件
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北北海道は、駒大岩見沢のブロックに旭川工以外対抗馬が見つかりません。
逆ブロックには、白樺学園、旭川実、旭川龍谷がいます。
ややガンコマの力が抜けているだけに、他の学校には頑張って盛り上げて欲しいですね。
投稿者 ディープコンパクト : 2008年7月15日 00:00
ディープコンパクトさん
私も駒大岩見沢が抜けていると見ていましたが
今日の試合経過は予想外でした。
北見北斗にとっては大変悔しい終わり方だったと思います。
コールド発進の旭工はさすがですね。
投稿者 矢島 : 2008年7月17日 23:07