2008年7月09日
夏の高校野球を占う/東海、北信越
北信越4県は開会式を11日に行い、12日から熱戦がスタートする。なかでも富山は好選手目白押し!
<三重、11日開幕>
昨夏の決勝カードである宇治山田商と菰野に注目が集まる。常時140キロ前後をマークするエース・平生拓也(3年)を擁する宇治山田商。センバツでは智弁和歌山に敗れて涙を流す場面もあった。対する菰野のエース・西勇輝(3年)には決勝で平生に投げ負けた過去がある。ストレートのキレも十分だが、それ以上に安定した制球力に定評がある。2枚看板の一人、左腕で主軸も打つ川畑慶洋(3年)も控え層は厚い。
<岐阜、熱戦中>
混戦が予想されながら、1つのゾーンに市岐阜商、大垣日大、岐阜城北が入ったことでそれが激化。春8強の帝京可児が初戦敗退するなど不気味な雰囲気が漂っている。中京の攻撃の中心は主将・小嶋友士(3年)。163センチと小柄だが、長打力も光るセンス溢れる好打者だ。県岐阜商は継投のタイミングが試合を左右させそう。春優勝の市岐阜商はセンバツ選考で漏れた悔しさを晴らしたいところだ。
<西愛知、熱戦中>
中京大中京を筆頭とした私学カルテットの力が抜きん出ている。中京大中京は細川貴紀(3年)、竹内大助(3年)に加え堂林翔太(2年)が成長。投手のコマは県屈指と言える。春準優勝の愛知啓成も投手陣は豊富。村瀬諒(3年)らタイプの異なる3投手がそろった。享栄には大黒柱・八木亮祐(3年)が健在。夏4連覇を目指す愛工大名電はやや迫力不足だが、甲子園メンバーも残り優勝争いに絡んでくる力は持っている。
<東愛知、熱戦中>
東は戦力拮抗だ。2年連続1点差の逆転負けに泣いている豊田大谷。昨年からマウンドを踏む三浦勝志(3年)、左腕・新美渉(3年)の2枚看板で勝負だ。前回出場も80回記念大会、甲子園の解説でお馴染みだった佐竹政和監督の采配も楽しみ。21世紀枠の成章は小川泰弘(3年)、丸山亮太(3年)のバッテリーが安定している。古豪・大府もディフェンスに自信を持つチームだ。
<静岡、熱戦中>
常葉学園コンビが静岡をリードする。常葉学園菊川は春以降打順を組み替えるなど、試行錯誤の日々が続いた。エース・戸狩聡希(3年)に本来の投球術、安定感が出てくれば優勝候補筆頭と言える。結果を残すことで雑音をシャットアウトしたい。常葉学園橘は2年生エース・庄司隼人らを主将・仁藤敬太(3年)が引っ張る。多彩な攻撃で、99年以来の決勝進出へ万全だ。
<福井、11日開幕>
4年連続を狙う福井商。ここにきて左腕・竹沢佳汰(2年)の調子が上がってきた。強肩捕手・中村悠平(3年)が主軸に座る打線も集中打が魅力。ノーシードとは思えぬ充実ぶりだ。初戦突破すれば強豪・鯖江とぶつかる。福井商以上の打線が福井工大福井だ。佐藤圭太(3年)を筆頭に、猛打で春を制した。昨夏は決勝で福井商に1-3で敗退しており、リベンジに燃えている。
<富山、11日開幕>
各校に好選手がいるため、どこが優勝してもおかしくない。近年夏に無類の強さを発揮している富山商は、右腕・竹中一馬(3年)が安定している。これに春優勝の高岡商が絡んでくるのは間違いない。高岡一の左腕・金平将至(3年)は北信越のドクターK。全国で見てみたい投手の一人だ。春4強・不二越工には県新記録40本をマークしたスラッガー・浦田雄太(3年)が座る。また、大会2日目には富山一・護摩堂祐(3年)と新湊・西野勇士(3年)によるハイレベルな投げ合いが予想される。
<石川、11日開幕>
シード4校を中心とした戦いが予想される。特に遊学館、星稜、金沢は下級生の多さが際立つ。北信越の王者・遊学館は1~3年生までバランスの取れた布陣。注目は1年生で4番、正捕手を務める山岸裕介。同じく星稜のバッテリーも2年生だ。春優勝の金沢西はドクターK・清瀬拓(3年)の右腕に期待。私学3校が01年から優勝を独占しており、牙城を崩せるか。
<長野、熱戦中>
結果こそ出ていないものの松商学園の潜在能力が高い。甲子園経験者8人が残り、吉沢龍太郎(3年)、大久保洋輝(3年)のクリーンナップは破壊力がある。打線は水物とは言え、長野の決勝は打撃戦の割合が高いのが特徴だ。追う一番手はセンバツ8強の長野日大。こちらはエース・上村圭佑(3年)に頼り切らぬよう打線が援護したいところ。甲子園が遠い南信地区は剛腕・甲斐拓哉(3年)のいる東海大三に期待を寄せたい。
<新潟、11日開幕>
北信越最多の95校が参戦する。春V・村上桜ヶ丘のゾーンに新潟明訓、日本文理の強豪が入るなど横一線状態だ。村上桜ヶ丘は樋口悠太(3年)、大沼泰之(3年)の2枚看板がチームの柱。定年まで残り2年に迫る名将・松田忍監督を胴上げしたい。反対ゾーンには中越がいる。県屈指右腕・阿部拳斗(3年)が本来の調子を戻せば、優勝候補筆頭に名乗り出るだろう。
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コメント:2件
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常葉橘、敗退・・・
甲子園で庄司くんのピッチングを見るのが楽しみだったのですが残念です。
流れでは浜松商業がイキそうな感じですね。7、8で点差を追いつくなんて
98年の横浜高校みたいです。
戦力的には厳しめかもしれませんが、期待しています。
投稿者 たろう : 2008年7月19日 21:30
たろうさん
早すぎる夏でしたね。私も期待していたので残念に思います。
常葉橘は夏よりも春や秋の戦いぶりのほうがが目立ちますね。
古豪と新鋭が混ざり合う今の静岡を象徴する決勝カードになりましたね。
投稿者 矢島 : 2008年7月24日 00:26