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2008年5月29日

新人・野村が明大優勝を呼び込む

 <東京6大学野球:法大0-6明大>◇第7週最終日◇27日◇神宮

 8季ぶり33回目の栄冠を手にした明大。リリーフで活躍していた野村祐輔(1年=広陵)が初先発し、6回3安打、無四球、無失点。試合の流れを完璧に手繰り寄せた。

 前日引き分けた法大2回戦、明大の勝ちが無くなった時点で善波達也監督の頭には“3回戦の先発は野村”があった。試合直後、野村を呼んで「明日はおまえで行くから」と告げている。

 「びっくりしました。考えもしてなかったし、初先発なので甲子園より緊張しました」。

 必要以上のことは言わなかった善波監督。野村の緊張を解したのは先輩たちの激励だった。「思い切っていけよ」、「点取られても取り返してやるからな」。野村も「後ろには岩田さん(慎司=4年・東邦)、江柄子さん(裕樹=4年・つくば秀英)もいるんだから」と開き直った。
 勝てば優勝、負ければ崖っぷち。大一番の先発を託されながらも、今季最高のピッチングを見せた。苦手な立ち上がりはリリーフで培った経験が生きた。序盤からストレート、スライダーともにコーナーを突き、2回には146キロが出た。相手エースとゼロを並べていき、援護を待った。4回に先制、5回に3点を追加したあとの6回表、大事なイニングを野村は上位3人を13球で打ち取った。しかも、投ゴ、空振り三振、投ゴとアウト3つを自分自身で処理。相手につけ入る隙を与えず、味方にいいリズムを運んだ。法大・金光興二監督は「ビッグゲームでこれだけのピッチングができて大したものだ」と、脱帽だった。

 試合後の優勝インタビューでのこと。リリーフして胴上げ投手になった岩田が「野村のいいピッチングに自分も乗ることができました」と話すと、野村が大型スクリーンにアップで映った。帽子を取って照れくさそうにお辞儀を繰り返す。

 「最高です。こんなことしていいのかなって。自分はついている」。

 中学のときから東京六大学リーグでプレーしたいと思っていた。広陵(広島)を選んだのも同リーグとパイプがあるから。夢を叶えた1年目、早くもチームに欠かせない1人になった。

◆野村祐輔(のむら・ゆうすけ)1989年(平1)6月24日生まれ。岡山県倉敷市出身。175センチ、70キロ。右投げ右打ち。中学時代はヤングリーグ・倉敷ビガーズに所属。広陵では2年秋からエースでセンバツ8強、夏の甲子園では常葉学園菊川(静岡)などを破り準優勝。切れ味鋭いスライダーに加え、ストレートも最速146キロを計測する。今シーズンは9試合に登板し、3勝0敗。

(ノート)


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コメント:2件

野村君は高校時代より一回り成長しています。
球速も10キロくらいアップし、146キロくらいまで出ます。スライダーは130キロを超えます。2段モーションを指摘されるなど有りましたが、修正して法政3回戦の先発マウンドにあがりました。プレート度胸もあり将来も楽しみです。

投稿者 野球小僧 : 2008年5月30日 17:21

矢島さん、こんばんは。

厳しい日程が続いた明治ですが、この試合も素晴らしい戦いぶりだったようですね。
実際に観戦した試合でのナインの動きなどからも感じていたことなのですが、こちらで取り上げられているインタビューでのやり取りを伺って、あらためて今シーズンの明治のチームワークのよさを感じました。

心から、おめでとうと言いたいです。

幸い大学選手権まではまだ少し時間がありますので、連戦の疲れを癒しつつ、万全の体調で臨んで欲しいですね。


追伸
中学の時から六大学を志し、そこから逆算して(他県の)広陵という進路を選ぶ…

実現してしまうのももちろん凄いのですが、15歳の若さでそこまでの人生設計ができる野村投手の視野の広さ、将に脱帽です。

投稿者 Eff : 2008年5月30日 22:19

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矢島彩「アマ〜い野球ノート」
矢島彩(やじま・あや)
 1984年、神奈川県生まれ。5歳くらいから野球に夢中になり、高校時代からアマチュア野球中心に本格観戦を開始。北海道から沖縄まで飛び回り、年間150試合を観る。今春、めでたく都内の大学を卒業したが就職はペンディングし、今年も大好きな野球を追いかける。取材先の監督さんたちからは「若いころの(失礼!)薬師丸ひろ子に似てるね」と言われ、かわいがられているようだ。大好物のオムライスをお腹に詰め込んで、今日も球場に行ってきま~す!

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