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2008年5月17日

明大・荒木郁が劇的サヨナラ2ラン!

 <東京6大学野球:早大3-4明大>◇第6週初日◇17日◇神宮
 優勝争いへむけた大一番は明大が先勝した。6番・荒木郁也(2年=日大三)の逆転サヨナラ2ランという劇的な幕切れだった。

 頭が真っ白になった。1点を追う9回1死一塁、2ストライクに追い込まれてから思い切り振った打球が、右翼スタンド中段へ吸い込まれていった。打った瞬間それとわかるサヨナラアーチ。荒木郁は「信じられない。ふわふわした感じ」と、ゆっくりベースを周って仲間にもみくちゃにされた。
 狙って打ったわけではない。ただ、打席に立ちながら胸騒ぎがした。カウント1-2から2球ファールで食らいついて、次のボール球もしっかり見逃していた。しかも、前の打席ではグラブの紐を切れさせる痛烈な遊直を放っている。

 「タイミングが合っていたから、何か、あるかも・・・」。

 善波達也監督も「チャンスでいい打者に回ってきたな、と思って見ていました」と期待に胸が膨らんでいた。

 「まさかという感じです。自分はこんなホームランを打つような選手ではないのでびっくりです」。

 50メートル5秒7の俊足を買われてレギュラーに抜擢された。今シーズンの10安打はすべて単打。そのうち2安打がセーフティーで、タイプとしてはアベレージヒッターだ。「塁に出ることだけを考えているので十分なんですけど、足を生かすためにも二塁打や三塁打も打ちたくて・・・」。そう思っていた矢先の逆転サヨナラ2ラン。「いや、もう、今でもよくわからないです」と首を傾げる。
 
 寮の廊下には早大のビデオがずらりと並ぶ。データ班で有名な早大に対抗しようと、明大もスタンドで火花を散らしていた。ナインは彼らが集めたビデオを昨年以上に繰り返し見たという。さらに冬場は毎日1000スイングをノルマに振り込んだ。それもこれもすべては早大に勝つため。明大の“打倒・ワセダ”の気持ちはどのチームよりも強いと自負する。

 「今日のことは忘れて、明日も自分のバッティングができるようにしたい」(荒木郁)。

 レギュラー唯一の下級生が大仕事をやってのけた。勝ち点奪取へ、今度は上級生の奮起に期待したい。

◆荒木郁也(あらき・ふみや)1988年(昭63)4月25日生まれ。東京都出身。180センチ、75キロ。右投げ左打ち。小学4年のときに北砂アイガーで野球を始めて以来、遊撃手一筋。中学では江東ライオンズに所属し、2年連続でジャイアンツカップ出場を果たす。日大三(東京)入学後は2年春からベンチ入りし、2年夏から試合に出るようになる。3年夏は西東京大会決勝で早稲田実(東京)に敗れた。高校通算10本塁打。明大ではこの春からリーグ戦出場中。好きな選手は川崎宗則(ソフトバンク)。

(ノート)


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コメント:8件

矢島さん、こんばんは。

仰る通りあの一撃、打った瞬間にそれとわかる、素晴らしいホームランでしたね!

守備でも、上本選手の三遊間の当たりに飛びついて好捕、素早く態勢を立て直してのロングスローでアウトにしたプレイに目を奪われました。

明日の第2戦も、手に汗握る好試合を期待したいです。

投稿者 Eff : 2008年5月17日 22:45

彩チャン!法大をなんとかしてよ! 酷過ぎる・・(-"-) 金光さんはクビにするしか
ないな・・。東大にしか勝てないなんて・・悲しい・・・俺は野球部OBではないが、母校の優勝回数だけは誇りに思っていたのに・・早大に追い越されるのは時間の問題か・・・は~あ。 

投稿者 法大OB : 2008年5月18日 18:31

どの新聞を見てもメインは負けた早稲田。
荒木君の記事は全部似たようなものばかり。
貴女の記事が一番リアルで良かったです。
これからも六大学をよろしく。

投稿者 六大学ファン : 2008年5月18日 19:42

Effさん
あの守備も素晴らしかったですね。
上本選手の足も頭にあったなかで
あのようなプレーができるのはセンスを感じますね。
大活躍だった早大戦、気持ちは早いですが秋の対決も楽しみです。

法大OBさん
法政大の元気の無さは私もとても気になっております。
小松投手はもうすこし粘りのピッチングを見せてほしいですし
ベンチも点が入ったときはもっと盛り上がってほしいと思います。

六大学ファンさん
ありがとうございます。
荒木郁選手の記事、たしかに小さかったですよね・・・。

投稿者 矢島 : 2008年5月20日 00:20

昨日行なわれた早稲田対明治の試合、打球が当たり痛がる斎藤君を見ながらベンチに向かってガッツポーズをしていた明治の岩田投手…そして喜ぶ明治のチアリーダーと応援席。あまりにもモラルに欠ける行為に驚きました。

投稿者 いちファン : 2008年5月20日 11:21

早稲田対明治三回戦をみて。斎藤投手が足に打球を受けた時、明治の応援席からの心無いヤジと歓声に正直とても驚きました。そして事もあろうに当てた本人は心配する様子は微塵もなく、ガッツポーズ!これが学生野球でしょうか?

投稿者 野球好き : 2008年5月20日 15:47

いちファンさん
とても残念なシーンをご覧になられたのですね。
明大野球部のほうへ直接ご提言していただければと思います。
※注意書きにもございます通り一度投稿ボタンを押していただければ反映されます。

投稿者 矢島 : 2008年5月20日 23:11

早明3回戦で明大岩田君が打った打球が早大斎藤投手を直撃し、その後打者走者の岩田君が1人ベース上でガッツポーズしていたことと、その時の明大応援団の応援方法について問題視するコメントがあったので。

打者の岩田君は会心のバッティングに満足してガッツポーズをしたと思われます。ゲームに集中しているプレーヤーならしかたない事です。しかしその後明大野球部の公式HP・ブログは斎藤君に対する謝意と見舞いの言葉を書いています。
一方応援団は反省しているそうです。あの時斎藤君にエールを送るような応援にするべきだったと考えているそうで、すぐに早稲田応援部に謝罪したと聞きます。リーダー部が不祥事で廃部となりその影響もあるようです。
早稲田ファン、斎藤君ファン方たちが不快に感じるのは当然です。

投稿者 野球小僧 : 2008年5月30日 17:15

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矢島彩「アマ〜い野球ノート」
矢島彩(やじま・あや)
 1984年、神奈川県生まれ。5歳くらいから野球に夢中になり、高校時代からアマチュア野球中心に本格観戦を開始。北海道から沖縄まで飛び回り、年間150試合を観る。今春、めでたく都内の大学を卒業したが就職はペンディングし、今年も大好きな野球を追いかける。取材先の監督さんたちからは「若いころの(失礼!)薬師丸ひろ子に似てるね」と言われ、かわいがられているようだ。大好物のオムライスをお腹に詰め込んで、今日も球場に行ってきま~す!

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