2008年4月22日
福岡工の三嶋がセンバツ王者をねじ伏せる
春の九州大会で福岡工のエース・三嶋一輝(3年)が光っている。沖縄尚学、清峰(長崎)から計29奪三振をマークし、九州のドクターKに名乗り出た。
金星でもなんでもない。全力投球の結果が生んだ勝利だった。センバツの覇者・沖縄尚学打線から毎回の14奪三振。各打者球威のある高めの球にも手が出始め、大振りになっていった。三嶋は前日の清峰戦でも15奪三振をマーク。8回途中まで無安打に抑える投球をしていた。このときから沖縄尚学戦への興奮を抑え切れなかった。
「実は組み合わせが決まったときから戦いたいと思っていた。中途半端ではなくて、三振を取って完璧に封じ込めたい」。
序盤から甘い球をファールされて、気の抜けない投球が続いた。連投の疲れもあり、終盤は腕も重くなった。それでも「全力でいくんだ」と言い聞かせて腕を振った。球種は2種類のみだが、同じ腕の振りから最速145キロのストレートと縦に鋭く落ちるスライダーで三振を築いていく。圧巻は3回から始まった5者連続の空振り三振。「あまりに気持ち良くて次の回が不安になってしまいました」と照れくさそうに笑った。
速い腕の振りに目がいくが、最も気にかけているのが体全体の使い方。今までは連投すると腕が筋肉痛のようになるのが課題だった。克服のために加圧式トレーニングや砂浜ダッシュで下半身を強化。あまり走るのが好きではないという三嶋が1度も休むことなく取り組んだ。打者に対して長く体の壁を作ることに成功し、球質アップを生んだ。
最後の打者もフルカウントから「むちゃくちゃ狙って」空振り三振。気持ちのいいガッツポーズを見せると、沖縄尚学出場の影響で集まった約5000人の観衆から大きな拍手が贈られた。東浜巨(3年)が投げなかったことを話題に出されたが、三嶋は繰り返し答えた。
「尚学に勝ったことがすごいうれしいです!手ごたえを感じました」。
自分の持っている力を出し切ること。強い意志で相手に向かっていくこと。一番大事なことを三嶋が教えてくれたような気がする。
◆三嶋一輝(みしま・かずき)1990年(平2)5月7日生まれ。福岡県出身。174センチ、68キロ。右投げ左打ち。小学6年から野球を始める。それまではサッカー少年だった。元岡中学では軟式野球部に所属するも「全然大したことない選手だった」という。練習見学した雰囲気が良かったという理由で福岡工へ進学。好きな選手は川上憲伸(中日)。
(ノート)
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コメント:3件
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凄い投手が出現しましたね。
九州のドクターKは数年前の
柳川高校香月投手以来ですね。
夏の大会が楽しみになってきました
投稿者 平成の一休さん : 2008年4月24日 13:34
お久しぶりです。
福岡工優勝しましたね。
うちから割と近いから、うれしかったです♪
三嶋投手、注目ですね。
この夏は、東福岡と一騎打ち!?
投稿者 ともみ : 2008年4月26日 22:12
平成の一休さん
香月投手なつかしいですね!
夏もたくさん三振を取ってくれそうで楽しみです。
ともみさん
東福岡は秋から安定した戦いぶりを見せていますね。
春の県大会では福岡工がサヨナラ負けしてしまったそうですが
夏はリベンジなるか注目したいです。
投稿者 矢島 : 2008年5月08日 13:44