2008年3月27日
センバツ出場校訪問記・中京大中京(愛知)最終回
学年末試験などの関係で練習メニューは短めでした。
周辺の掃除から始まり、簡単に礼をしてからグラウンドに入る。選手の練習着は白、ソックスも試合用の赤と青の線が入ったものに統一。両側ベンチには丁寧に畳まれたグラコンが。伝統校、強豪校という雰囲気に思わず背筋がピンとなる。内野は大藤監督が、外野は今村コーチがノック。テレビカメラが来ていようが、指導陣はかなり厳しい口調で指導にあたる。張り詰められたグラウンドに、選手の「はい!」という声がすごくよく響く。終盤は走者をつけて実戦的なものへ。
外野手はストライク返球できるまで終われない。最後のほうまで残ってしまった選手はやや気まずそう。自分が終わるまで次のメニューに移れないからだ。無事に返球できると、試合に勝ったかのように「よっしゃあ」と言いながらガッツポーズ。待っていた仲間からも「いいねっ!かっこいいね!」と拍手が沸き起こっていた。大藤監督も白い歯がこぼれ、一瞬だけほのぼのした空気が流れた。
移動はダッシュ、すぐに牽制のメニューに入った。ノック中、投球練習していた投手陣が交代でマウンドに登っていく。写真の通り10人くらいが一斉に腰を落としてモーションを盗もうとする。4、5人程度なら何度も見たことあるが、こんなに多いのは初めて。投手ではエースの細川が順調な仕上がりを見せていた。
それにしてもやはり中京大中京の選手は下半身が鍛えられている。スラっとした体型がほとんど見当たらない。くまの合宿に加え、毎年春の学校合宿も通称“食べるための合宿”とされ、かなりの量を食べている。「想像しただけでも、ちょっとオエっとなります。でも、そのおかげで今がある」(矢澤)。そういえば、今年の野球部新年会でも選手たちはすごい勢いで焼肉を食べていた・・・。試合ではナインのユニホームの着こなしにも注目してほしい。
22日の開会式、矢澤主将が選手宣誓を務めた。個性的な宣誓が目立つなか、シンプルに感謝の気持ちをまとめた。伝えたいことをはっきりさせることで印象強いものになった。スタンドでは両親が感極まって号泣していたという。本当の恩返しはここから。勝ってもう一度喜ばせるつもりだ。
◎・・・中京大中京高校硬式野球部グラウンド
グラウンド=センター120m、右翼80m、左翼95m、ブルペン6つ、室内練習場あり
練習時間=平日:15時40分~20時40分、休日:8時~19時
夜間=照明2基
交通=地下鉄鶴舞線・いりなか駅から徒歩5分
☆大藤監督はじめ中京大中京高校の皆さん、お世話になりました。センバツでの活躍を祈っています。(矢島彩)
(おわり)
(ノート)
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