2008年3月24日
センバツ出場校訪問記・中京大中京(愛知)その1
訪問記の最終回は大会7日目に登場する古豪・中京大中京高(愛知)です。
名古屋駅から東へ約6キロ。名古屋市昭和区の住宅街を歩いていると、おしゃれな正面玄関が出迎えてくれる。南山大、名古屋大に近く、最寄りのいりなか駅周辺は学生が目立つ。中京大中京といえばサッカーや陸上、水泳、フィギュアなどのスポーツのイメージが強い。
しかし、98年の男女共学化を境に近年は進学校として人気を集めている。学校は普通科のみ、入試も難しいという評判だ。野球部にも文武両道を貫く模範生が毎年出るという。代表格が前主将の伊藤隼太外野手。入学時から学年上位の成績をキープし、今春慶応義塾大への進学を決めた。
校舎を背に野球部のグラウンドが広がっている。ネット裏に観戦スペース(石段)があり、木々が日除けの役割を果たしてくれる。その後ろに部室、監督室が横に並び、いかにも“高校の野球部”という雰囲気が漂う。“燃えよ中京健児”の書に見守れながら、日夜練習に励む。部室の隣りには室内練習場。2人同時に投げられるものの、形が台形のため捕手が1人しか座れず、使い勝手は微妙なところだ。それでも敷地内にグラウンドがあって、且つアクセス環境も抜群。かなり恵まれていると言える。
ただし、今年に限っては例外だ。ちょうど左翼付近にある体育館。昨年11月から耐震工事に入ってしまい、打撃練習が一切できなくなってしまった。そのため平日はノックのみ、週末はトヨタ自動車や中京大の室内、グラウンドなどを転々としていた。練習試合解禁日まで実戦練習もできず、思わぬ形で本番を迎えることになった。大藤敏行監督は「仕方のないこと。トヨタ自動車さんや大学にはとても感謝してます」と話せば、矢澤英典主将(2年)も「基本的なことに力を入れられるのでいい」と前を向いていた。
(つづく)
(ノート)
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