日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムの野球ページです。

  • 日刊スポーツIDについて


ここからこのサイトのナビゲーションです

共通メニュー

企画特集


2008年3月04日

センバツ出場校訪問記・丸子修学館(長野)最終回

 センバツ大会前まで丸子修学館は平日は丸子、土日は千葉で実戦練習をメインにしています。

 幸いこのあたりは降雪量が少なく、歩く分には支障がない。だが、グラウンドで練習となれば話は別。外野は雪が残ったままだ。この時期内野だけは使おうとアイディアを凝らしている。雪の予報が出ると全体にブルーシートをかぶせるのだ。しかもブルーシートは10メートルラ20メートルという特注品。8枚をさらに16枚に分けて満遍なく敷いていく。重ね方も雪が解けて水がグラウンドに染み込まないように工夫。この作業をだいたい20分かけて行っている。「凍っては解けての繰り返し。この人数なので少しでもグラウンドを使いたい」(竹内監督)。練習開始1時間もすると一気に冷え込みも厳しくなっていく。ネット裏の焚き火が欠かせない。
%E7%B4%A0%E6%8C%AF%E3%82%8A.JPG

 グラウンドの他にも2人同時にバッティングができるくらいの室内練習場、ビニールハウス、ウェイトルーム、テニスコートを改良したサブグラウンドが完備されている。新1年生が入れば90人近くなるだけあって、特にサブグラウンドはありがたいという。この日は6グループに分けて順番にメニューを消化していった。驚いたのが「あと20秒ある!まだやれる!」と選手がストップウォッチ片手に秒単位で取り組んでいること。次のメニューへ移る時間は5分。とにかく時間に細かい。
 また、全体練習では「序盤」、「中盤」、「終盤」に区切って集中力を高めている。昨秋の東信地区大会決勝戦、7回に逆転されると8、9回にもダメ押しされた。丸子修学館は7回以降1点も取れず3-6で敗退。「中盤」から気持ちが抜けてしまったのが原因だった。それ以来普段の練習から試合展開を意識するようになったという。1ヶ月後の県大会決勝戦、「序盤」に4点、「中盤」に1点、「終盤」に4点を入れて優勝。成果は予想以上だった。
 %E8%B5%B0%E5%A1%81.JPG

 最も力を入れている練習が走塁だ。一昨年、愛知学院大に練習参加して走塁技術を学んだ。さらに元・陸上部顧問の鮎沢亨さんという強力な先生もいる。鮎沢さんは五輪選手を育てた経験を生かし、毎日ハードルなどを使って走り方から下半身強化の指導にあたっている。今日もアップ直後から走塁練習に入るという徹底ぶりだった。愛知学院大から影響を受けた練習はまだある。キャッチボールのときに聞こえてきた部員の「1、2-!」という声だ。リリース直後、腕を内旋させて小指が真上にくるようにキープさせる。ショットスローと言い2秒間のキープが目標だ。他にもあぐらの状態や逆シングル捕球など様々なキャッチボールの種類がある。
%E3%81%82%E3%81%90%E3%82%89.JPG

 練習用の帽子には星印が描かれている。甲子園出場回数分だけ塗りつぶされた★印。次を狙おうという意味の☆印。今回初めて丸子修学館として11個目の★印が塗りつぶされる。校名は変わっても受け継がれているものは変わらない。最後に“選手心得”で最も印象的だった1文を紹介したい。「勝負の厳しさを知れ。理屈はいらない。結果だけが評価される。高校野球は人生と同じ一本勝負」。
%E5%B8%BD%E5%AD%90.JPG

◎・・・長野県立丸子修学館高校硬式野球部グラウンド
グラウンド=センター110m、両翼約90m、ブルペン5つ、室内練習場あり
練習時間=平日:16時20分~19時30分、休日:8時~18時(不規則)
夜間=照明2基完備
交通=しなの鉄道・大屋駅からタクシー15分
%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89.JPG

☆竹内監督はじめ丸子修学館高校の皆さん、お世話になりました。センバツでの活躍を祈っています。(矢島彩)

※次回は慶応高校を予定しています。

(ノート)


この記事には全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは

コメントする



公開されません



コメントを書くには日刊スポーツIDでログインしてください。日刊スポーツIDについてはこちら

矢島彩「アマ〜い野球ノート」
矢島彩(やじま・あや)
 1984年、神奈川県生まれ。5歳くらいから野球に夢中になり、高校時代からアマチュア野球中心に本格観戦を開始。北海道から沖縄まで飛び回り、年間150試合を観る。今春、めでたく都内の大学を卒業したが就職はペンディングし、今年も大好きな野球を追いかける。取材先の監督さんたちからは「若いころの(失礼!)薬師丸ひろ子に似てるね」と言われ、かわいがられているようだ。大好物のオムライスをお腹に詰め込んで、今日も球場に行ってきま~す!

最近のエントリー





野球ニュースランキング




日刊スポーツの購読申し込みはこちら

  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 野球
  3. コラム
  4. 矢島彩「アマ〜い野球ノート」

データ提供

日本プロ野球(NPB):
日刊編集センター(編集著作)/NPB BIS(公式記録)
国内サッカー:
(株)日刊編集センター
欧州サッカー:
(株)日刊編集センター/InfostradaSports
MLB:
(株)日刊編集センター/(株)共同通信/PA SportsTicker Inc

ここからフッターナビゲーションです