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2009年3月24日

世界一決定戦で小兵選手が与える希望

 「韓国の選手は体がでかい」。日本の取材陣の多くが韓国代表を前にして、最初に口にする言葉だ。その一方で、小兵選手の存在もチームの特徴となっている。WBC決勝戦でポイントとなる選手の1人が、身長175センチ(公称)の李容圭(イ・ヨンギュ)だ。日韓3度目の対戦では、1番先発で出場。初回、出塁すると、次の打者の初球に盗塁を試み成功するなど、韓国チームらしい大胆さを持っている。

 23歳にして代表チームに欠かせない選手となっているが、決して恵まれた野球人生を歩んできたわけでない。中学時代は小柄なため、どこの高校からも誘いがなかった。しかし、李容圭の精悍な目つきと野球に対する姿勢に、ある高校の監督が興味を示す。周囲の反対を押し切り、李容圭を招き入れた、徳壽(トクス)情報高・崔ジェホ監督(現・信一(シンイル)高監督)のもと、李容圭は非凡さを発揮し、1年生の時からその頭角を現していく。当時は足よりも、中距離打者として注目を集める選手だった。

 高校を卒業し、2004年、LGにドラフト2次指名2巡目で入団する。しかし、すぐに憂き目にあう。それは、入団わずか2年目でのトレードだ。チーム内に左打ちの俊足選手が多く、その中で、最も身体的に恵まれていないというのが放出の理由だった。

 しかし、これが李容圭とって転機だった。李容圭のバッティングセンスを高く評価した、移籍先の起亜(キア)首脳陣は、移籍1年目の05年、李容圭をほぼ全試合に出場させ鍛えた。そして翌年、その英才教育が実を結ぶ。06年の成績は、打率3割1分8厘(リーグ3位)、盗塁38個(同3位)。ゴールデングラブ賞(日本でいうベスト9)にも選ばれ、アジア大会の代表にも選ばれた。

 李容圭はこう言う。「今もスカウトの中には、小さい選手に対する固定観念はあるでしょう。だから、自分は“野球は体格じゃない”ことを教えられる存在になりたい」。

 野球の世界一を決めるWBC決勝戦で、李容圭は韓国のみならず、世界の野球少年たちに希望を与える姿を見せる。


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韓話球題
室井昌也(むろい・まさや)
 1972年、東京生まれ。2002年から韓国プロ野球の取材活動を行いWBC、アジアシリーズなど取材経験豊富。韓国のスポーツ紙「スポーツ朝鮮」では韓国語のコラムを執筆、リポーターやMC、コーディネーターなども務める。著書「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑」は04年から毎年発行。室井昌也氏が取材、編集した「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑2009」(1300円、小学館スクウェア発行)が 3月5日に全国書店で発売。選手名鑑はもちろん、グルメ情報、地下鉄路線図、旅の手引きなど現地での観戦に役立つ情報が満載だ。また、WBC特集も12ページ展開で組まれており、韓国代表の金寅植監督のインタビューも掲載されている。韓国野球に興味のある方は必見!

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