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2009年3月07日

怪物投手への“追っかけ愛”

 「きょうはコンディションがよくなかったねぇ」

 ゲーム中盤、バックネット裏に姿を見せた男性は、韓国の先発投手をこう評した。この言葉の主は、台湾打線を3回0/3、被安打1、無失点に抑えた、柳賢振(リュ・ヒョンジン)の父、柳ジェチョンさん(52)だ。

 2006年、ハンファに入団した柳賢振は、その年、高卒1年目にもかかわらず、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振を獲得。そして新人王、リーグMVPまで手にした「韓国の怪物投手」だ。この怪物投手を二人三脚で作り上げたのが、父・ジェチョンさんである。

 ジェチョンさんは、息子の先発ゲームのほとんどを観戦。国際大会でも、球場には必ずジェチョンさんの姿がある。2007年、台湾での北京五輪アジア予選、翌年3月の世界最終予選、そして8月の北京での本戦でも、炎天下の下、観客席で息子の投球を心配そうに見つめていた。

 北京五輪で柳賢振は、予選のカナダ戦で完封勝利。そして、決勝戦のキューバ戦に先発し、8回1/3を2失点に抑え、韓国に金メダルをもたらした。

 試合後の表彰式。グラウンドの中央で金メダルを受け取る柳賢振に、「賢振! よくやった!」と、一塁側観客席から大きな声で叫ぶジェチョンさん。その声に柳賢振も、両手を大きく振って笑顔で応える。強敵相手に立ち向かった大エースが、21歳の青年の姿を見せた瞬間だった。

 そして今回のWBC。ジェチョンさんは、韓国からやってきた応援団一行と共に日本入りし、東京ドームでの息子の登板を見守った。チームコリアの帽子とTシャツを身にまとったジェチョンさんは、柳賢振を「誇らしい息子」と語る。「もし2次ラウンドに行ったら、アメリカにも行きたいけど、カミさんに相談しないと」というジェチョンさん。次回登板でも柳賢振が好投し、2次ラウンド進出が決まると、「お父さんもアメリカへ行けるか?」という、嬉しい悩みが生まれそうだ。


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韓話球題
室井昌也(むろい・まさや)
 1972年、東京生まれ。2002年から韓国プロ野球の取材活動を行いWBC、アジアシリーズなど取材経験豊富。韓国のスポーツ紙「スポーツ朝鮮」では韓国語のコラムを執筆、リポーターやMC、コーディネーターなども務める。著書「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑」は04年から毎年発行。室井昌也氏が取材、編集した「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑2009」(1300円、小学館スクウェア発行)が 3月5日に全国書店で発売。選手名鑑はもちろん、グルメ情報、地下鉄路線図、旅の手引きなど現地での観戦に役立つ情報が満載だ。また、WBC特集も12ページ展開で組まれており、韓国代表の金寅植監督のインタビューも掲載されている。韓国野球に興味のある方は必見!

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