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2008年8月19日

引退感じさせないベテランの活躍

 今年の阪神を引っ張っているベテラン、アラフォートリオ。年齢だけみれば、そろそろ引退がささやかれてもおかしくないが、そんなことをまったく感じさせない活躍を続けている。

 先日の東京ドーム。親交のある金本、下柳を激励するためにグラウンドを訪れていた松尾雄治氏(54=成城大ラグビー部監督)が、興味深い話を聞かせてくれた。

 「スポーツ選手は、引退する時期を自分で決めるのが一番難しい。決断するのは勇気がいるんだよ。最近は辞めることを逸して、いつやめていいか分からない選手が多いけどね」。

 松尾氏はかつて、新日鉄釜石の日本選手権7連覇に貢献し、31歳で早々と現役を引退した。「僕はケガも多かったからね。力が落ちてきたらファンの目のごまかしも効かない。でも辞めると、これまで築いてきたものすべてがなくなるって思ってしまうけど、実は引退した後もいろんなかかわり方ができるんだよ」。引退後はスポーツキャスターを務め、ラグビーの普及にも尽力してきただけに説得力がある。

 だが、そんな松尾氏の「引退論」に、金本も下柳も断じて首をタテには振らないそうだ。「『いいかげん辞めないと、下が伸びないぞ』って言ってるんですけどね。たぶん人に譲ることを知らないんじゃないですか…」。

 そしてジョーク交じりに笑う松尾氏は、こう付け加えた。「でも、ベテランが頑張ると、チームにとってもいい相乗効果になるよね」。まさに今の阪神を指し示す言葉。虎のベテランたちの頭の中には、まだまだ引退という言葉は存在しない。

(福岡吉央)


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町田達彦(まちだ・たつひこ)
 運動セクション。95年入社。一般スポーツ担当を経て96年から阪神担当。99~01年はオリックス、02年は遊軍で03年から阪神担当復帰。東京都生まれ。
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