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2009年4月29日

狩野&桜井レギュラーへの「運」はある

 03年春に米大リーグに所属したメッツ新庄を、当時キャンプから追った。オープン戦は絶好調で全米6位の成績を記録。総合力で見れば、他の外野手よりもレギュラーに近い存在だった。しかし開幕はベンチスタート。巨額の契約を結んでいる他の選手が優遇されたのだ。契約社会だから当然、今では冷静に受け止めるが、当時は理不尽な気がして、記者も悔しかった。後にチャンスが巡ってくるが、オープン戦のような好調さはすでになかった。マイナー落ちも味わい、これが彼のメジャー最終年となった。

 プロの世界でレギュラーをつかむには? 真弓監督は以前、世代交代についてこう話していた。「若い選手が出てくる時は、何かが起こるんだ。レギュラーが故障で抜けたり。そこできっかけをつかんで、一気に出てくる」。いくら若さをアピールしても、主力が元気ならそちらを使う。あとひと押し何かがあれば…。そこに「運」が絡まってくる。

 右翼のレギュラーだったメンチが体調不良で離脱した。矢野も右ひじの回復が思わしくない。その代役で桜井と狩野が奮闘中だ。彼らの「運」は主力選手になるための条件をクリアしたと言っていい。あとは持っている実力をそのまま出せるか。世代交代の波に注目している。

(田口真一郎)


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町田達彦(まちだ・たつひこ)
 運動セクション。95年入社。一般スポーツ担当を経て96年から阪神担当。99~01年はオリックス、02年は遊軍で03年から阪神担当復帰。東京都生まれ。
田口真一郎(たぐち・しんいちろう)
 97年入社。四国総局員として高校野球取材を中心に4年勤務。01年から阪神、遊軍、アマ野球担当を経て、07年11月から再び阪神担当に。神戸市出身。
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 03年(平15)西部日刊スポーツ新聞社入社。入社直後はアマチュアスポーツを担当し、04年1月からホークスを担当。08年11月から大阪日刊スポーツ新聞社へ出向となり、阪神タイガース担当に就く。福岡県出身。
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