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2008年12月23日

阪神版M-1グランプリに注目

 真弓監督が発案した阪神版の「M-1グランプリ」が注目を集めている。本家のイベントさながらに、若手選手がしのぎを削って、チーム内のいわば新人王にチャレンジする。球団首脳の反応もよく、シーズン前にはしっかりとした枠組みができそうだ。

 グランプリに輝くには、いかに結果を残すか、どれだけ成長するかが重要。でもせっかく「M-1」を名乗るのだから、“しゃべくり”も判定の要素を入れてみたらどうだろうか。プロの世界だから、結果だけでは人気は出ない。ファンを魅了するプレースタイルやユーモアある発言といったプラスアルファが必要だ。今の阪神には、次代を担うスターが不在。周囲にアピールできる力も兼ね備えた選手が出てきてほしい。

 今回のM-1候補者の中にも、可能性を持った選手はいる。先日、イベントで取材した坂から“しゃべくり”の資質を感じた。勝負の年に飛躍するため、視力矯正手術で不安要素を取り除きたい-と意気込みを聞かせてもらった後の話。「ところで昔から目が悪かったん?」と何げなく質問した。その瞬間、まじめな顔つきがニヤリとした笑顔に変わった。「いえ、中学生ぐらいから急に悪くなったんです。実は深夜テレビを見過ぎて…」。少年時代に誰しもが通る道。私も部屋に液晶テレビを持ち込んで、「大人の世界」を夢中になって見ていた。「部屋を暗くしていたら、だんだん目が悪くなって。僕らのときは…」。彼は熱中した番組名まで明かしてくれたが、名誉のためにここでは触れないでおこう。

 自慢のトークを聞かせようと、うずうずしている若手は多いはずだ。阪神版「M-1グランプリ」からスター誕生なるか。今から1年後が楽しみだ。

(田口真一郎)


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町田達彦(まちだ・たつひこ)
 運動セクション。95年入社。一般スポーツ担当を経て96年から阪神担当。99~01年はオリックス、02年は遊軍で03年から阪神担当復帰。東京都生まれ。
田口真一郎(たぐち・しんいちろう)
 97年入社。四国総局員として高校野球取材を中心に4年勤務。01年から阪神、遊軍、アマ野球担当を経て、07年11月から再び阪神担当に。神戸市出身。
益田一弘(ますだ・かずひろ)
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石田泰隆(いしだ・やすたか)
 03年(平15)西部日刊スポーツ新聞社入社。入社直後はアマチュアスポーツを担当し、04年1月からホークスを担当。08年11月から大阪日刊スポーツ新聞社へ出向となり、阪神タイガース担当に就く。福岡県出身。
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