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2005年10月26日

勝敗度外視…阪神らしい野球を

 何かにすがりたい気持ちは痛いほど分かる。日本シリーズで3連敗して迎えたこの日は「神頼み」だ。阪神ベンチの最後部座席の下に、清めの塩が盛られた。さらに、通常は試合直前にベンチに置かれる虎の張り子が、練習前から鎮座していた。「(塩を)誰が置いたのか、分からないんだけどね」。球団関係者は一様に首をかしげる。10失点が3試合続いた…。悪夢のような日本シリーズと決別するためにも、何かを変えたい。そんな気持ちがヒシヒシと伝わってきた。

 私事で恐縮だが、甲子園に戻ってきた25日の試合からシーズン中の仕事ルックに戻した。先輩方から「ネクタイはどうしたんや?」と言われるのだが、せめて“普段着取材”で何か変われば…と、スーツを脱ぎ、ノーネクタイに。2年間、阪神を担当してきて、実質初めての日本シリーズ取材。非力で、試合の情勢に、何の影響も及ぼさないが、取材する選手には普段通りに戦ってもらいたい気持ちからだった。

 日本シリーズが始まる前に選手は異口同音に同じコメントを発していた。

 「日本シリーズを負けると、何か消化不良なんだ。何か物足りないまま、シーズンを終えてしまう…」

 勝敗はともかく、来季につながる阪神らしい野球をまっとうしてほしいと切に願う。

(酒井俊作)


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町田達彦(まちだ・たつひこ)
 運動セクション。95年入社。一般スポーツ担当を経て96年から阪神担当。99~01年はオリックス、02年は遊軍で03年から阪神担当復帰。東京都生まれ。
田口真一郎(たぐち・しんいちろう)
 97年入社。四国総局員として高校野球取材を中心に4年勤務。01年から阪神、遊軍、アマ野球担当を経て、07年11月から再び阪神担当に。神戸市出身。
益田一弘(ますだ・かずひろ)
 00年に入社してボクシング、相撲、サッカーなどを取材。「突撃取材」でボクシングの世界王者とスパーリングして3度ダウンした経験も。06年11月から中日担当になり、07年に53年ぶりの日本一に遭遇。08年11月から阪神担当。広島市生まれの32歳。
石田泰隆(いしだ・やすたか)
 03年(平15)西部日刊スポーツ新聞社入社。入社直後はアマチュアスポーツを担当し、04年1月からホークスを担当。08年11月から大阪日刊スポーツ新聞社へ出向となり、阪神タイガース担当に就く。福岡県出身。
佐井陽介(さい・ようすけ)
 運動セクション。06年入社。同年夏は研修を兼ねて高校野球担当に。整理部を経て07年6月から阪神担当。学生時代は野球ひと筋。生まれも育ちも兵庫県。

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