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2009年7月07日

“向き”変えて“流れ”も変われ

 さりげなく、大改造が行われていた。本拠地甲子園での試合前練習は、ナイターなら午後2時過ぎから始まる。一塁ベンチ、カメラマン席の前に設置されるマシンを使ったバント練習ゾーンの“向き”が真逆になっていた。気づいたのは交流戦が終わり、1日の休みを挟んでの全体練習再開日だった。

 これまでは(といえば自分の経験上で14年以上になる)外野側にあるマシンに対して打者は本塁側に構えていた。180度の転換。ベンチの出入り口右前にマシンを置き、外野側から内野に向かってバントを転がすような配置になった。

 「打者の後ろにブンヤ(新聞記者)がおって危なかったやろ。だから逆にしたんや」。山脇コーチに説明された。確かに、バントを失敗した小フライがネットを越えて記者の群れに降ってくることは多々あった。新方式ならまず、記者をバントの打球が襲うことはあるまい。

 試合中はもちろんのこと、練習中もナインの邪魔になるのはもってのほか。意図せずとも障害になっていたわが身を省みた。この時期に南球団社長はコーチ会議に参加し「思い切ってやろう。失敗したらまた練習すればいい」とゲキを飛ばしたという。思い切った練習さえもできなかったら、確かにシーズンの反攻はならない。

(町田達彦)


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町田達彦(まちだ・たつひこ)
 運動セクション。95年入社。一般スポーツ担当を経て96年から阪神担当。99~01年はオリックス、02年は遊軍で03年から阪神担当復帰。東京都生まれ。
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 97年入社。四国総局員として高校野球取材を中心に4年勤務。01年から阪神、遊軍、アマ野球担当を経て、07年11月から再び阪神担当に。神戸市出身。
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