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2009年8月04日

勝てば楽しい九州各地への帰り道

 ホークスの取材を離れ、3週間の高校野球取材期間中に、ほほ笑ましい光景に出くわした。鹿児島大会決勝の取材を終え、翌日の長崎大会に備え佐世保に向かっている電車内。ホークスのユニホームを着て佐世保方面に帰宅している多くの家族連れを見た。

 夏休みということもあり、小学生以下の子供もたくさん乗っていた。終電なので深夜12時を回ろうとしている時間。メガホンを首からぶら下げ、父親にもたれ、すでに眠っている子供。「松中のホームランすごかったね」と目を輝かせ、メガホンをバットに見立て、いまだ興奮冷めやらぬ少年。この日のホークスは松中のソロ、多村の3ランなどで楽天に快勝していた。眠っている子供の顔もどこか笑顔に見えるほど、深夜の特急内は明るかった。

 佐世保からだと特急でも、博多から地下鉄やバスに乗り継ぎ、福岡ヤフードームまで片道2時間以上は軽くかかる。家からとなると3、4時間かけて来る人もいるだろう。それでも佐世保に限らず、九州各地から応援に駆けつけるファンはたくさんいる。

 真剣勝負の世界。勝つこともあれば負けることもある。しかし勝ち試合を見たファンが、長い帰り道すら楽しく感じるのは間違いないはず。前述の少年が父親に言った。「また行きたいね」。残り54試合。ファンのために、1試合でも多く勝ってほしい。

(倉成孝史)


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鷹番日記
松井周治(まつい・しゅうじ)
 72年(昭47)7月9日、北九州市生まれ。98年からホークス担当。05年から3年間の東京整理勤務を経て、今季から再び鷹番。
押谷謙爾(おしたに・けんじ)
 96年(平8)入社。総務部、レース部を経て報道部。99年秋からサッカー担当。大分、福岡、鳥栖を中心に九州リーグ、高校サッカーのほか、02W杯、セリエAなどを取材。03年から大分支局。
倉成孝史(くらなり・たかし)
 78年(昭53)6月14日、福岡県北九州市生まれ。03年(平15)入社。整理部(東京駐在)を経て、3月から西部本社編集チーム。強豪校で高校球児だったが才能に限界を感じ、バットをペンに持ち替えた。趣味はゴルフ。
太田尚樹(おおた・なおき)
 02年(平14)大阪本社入社。中央競馬や大相撲などを担当後、アマチュアスポーツ担当として北京五輪を取材。08年11月に西部本社へ出向してホークス担当に。
進尚幸(しん・なおゆき)
 96年(平成8)入社。報道部写真担当、ホークスを中心に九州のスポーツ全般を取材。全国津々浦々を取材する。スペイン1部リーグのバリャドリードに在籍した城彰二を取材。

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