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2009年2月18日

イチローイズムを吸収し続ける川崎

 打席に立った2人を見間違えそうになる瞬間がある。WBC日本代表候補の宮崎合宿に参加するイチローと川崎だ。2月17日のシート打撃のこと。オリックス小松が登板した終盤、背番号52、51が連続して打席に入った。バットを立てて左手で右肩のユニホームの袖を手繰るルーティーンこそ異なるが、やはり「イチローマニア」だけに川崎の構えはそっくりだった。

 中学生のころからイチローにあこがれ、打撃をまねた。WBC前回大会ではチームを引っ張るその言動を肌身で感じた。帰国後、ソフトバンクではリーダーの責任感も出てきた。そのオフから3年連続で自主トレにお供し、もっと「イズム」を吸収しようとしている。

 今合宿でもアップの先頭集団には2人の姿がある。ベースランニングは川崎→イチローの順で始まり、残りのメンバーが続く。シートノックでも川崎の声が目立つ。ムードづくりの意識がにじみ見える。「特に意味はないですよ。僕は自然体でやっているつもりです」。本人は事もなげに言うが、年上もいる、そうそうたる顔メンバーの中で、自然体でやるのは簡単ではない。

 合宿初日にイチローがリーダーシップについて話していた。「みんながそういう気持ちであれば…。それくらいのエゴを出してもいいのでは」。その言葉を体現しているのは、やはりマニアを自任する川崎だろう。前回大会で“師匠”が見せた存在感をも、まねしようとしているようだ。

(押谷謙爾)


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鷹番日記
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 72年(昭47)7月9日、北九州市生まれ。98年からホークス担当。05年から3年間の東京整理勤務を経て、今季から再び鷹番。
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