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2008年6月05日

鳴尾浜での「鉄腕」にも注目

 衝撃デビューから2カ月半。大場が2軍で毎日を過ごしている。プロ初登板初完封勝利を無四球で飾るという、パ・リーグ史上初の快挙から徐々に調子を落とし、5月18日の日本ハム戦後にファームでの再調整を命じられた。

 王監督は「勝ったこと、負けたことの中から自分でこうすればいいんだ、とヒントを見つけりゃいい」と実戦での成長を期待したが、なかなか事は簡単にいかなかったようだ。
 ドラフト指名後から続いた大場フィーバーはひとまず鎮火した。「開幕のころと終わりのことを映像で見たら、やっぱり腕の使い方が違うんです」。本人もやはり変調を感じていた。ただ「元に戻すというわけでなく、いい感じをつかみたい」と、開幕時よりレベルアップした大場を目指し、初夏の日差しを浴びている。

 1軍は6月6日から甲子園で阪神2連戦。振り返れば大場は新入団会見で、この敵地での2試合を意識していた。

 大場 金本さんと真っ向勝負したい。選手として好きなので。もちろん打たれたくないので抑えます。三振? そうですね。甲子園のスタンドを沈めるというか、逆に沸かせたい。阪神の攻撃中は僕が投げている時なので、僕を応援してくれているととらえ、相手チームのファンも大場という投手を見ていて面白いな、注目したいな、と思ってもらえる投手になりたい。

 同席した王監督や報道陣を驚かせた大目標は達成する機会はなかった。偶然にも2軍は同じ日程で、鳴尾浜で阪神2軍と2連戦が行われる。ここで大場が先発予定なのは不思議な巡り合わせだ。東洋大では連投に次ぐ連投で「鉄腕」の名を授けられた。依然、先発陣は杉内、和田を除けば安定感を欠く状況。熱いうちに打ち直された「鉄腕」はきっと切れ味を増して戻ってくるはずだ。

(押谷謙爾)


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 72年(昭47)7月9日、北九州市生まれ。98年からホークス担当。05年から3年間の東京整理勤務を経て、今季から再び鷹番。
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