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2007年4月09日

レンズから見る斉藤和とダルビッシュの違い

 福岡はすっぽりと春に包まれてます。満開の桜もきれいですが、散りゆく桜吹雪は、またそれでなんとも。3週間前にやってしまったギックリ腰は暖かい日が続くおかげで、徐々に回復。早く万全の体調で仕事したいもんです。カメラマンにとっては足腰が命ですからね。

斉藤和 体調ではないんでしょうけど、調子があまり良くない選手がいます、斉藤和投手。7日の日本ハム戦で今季初黒星。杉本コーチのコメントでは「直球が思うように投げられず、本人が一番歯がゆいはず」とありました。直球に威力がない、いわゆる球威がないってことですか。ダルビッシュ選手と投げ合った7日の日本ハム戦、センターのカメラマン席から写真を撮ったんですが、確かに言われてみれば、と思うような写真がありました。

 センターからは打者の写真を中心に撮影します。バットにボールが当る瞬間の写真を狙うんですが、何を見てシャッターを押すかと言うとボールを見てシャッター押す。投手の投げた球が、ホームベースに最も近付いたと思われる瞬間に。実際ではなくて、感覚的にね。

 デジタルカメラだから、撮影したコマは1球1球その場で確認出来る。この試合で顕著に現れたのは、斉藤和投手の時は、ばっちりタイミングが合うんだけど、ダルビッシュ投手の時は球が大きく離れる。同じ感覚でシャッターを押してるつもりなのに、遅れてるって事です。1000分の何秒かの世界で。

ダルビッシュ 僕のシャッターを押すタイミングが遅れてる、いや違うんだと思う。これがいわゆる球威の違いなんよ、たぶん。ダルビッシュ投手の球は打者の手元で伸びてるんやね。撮影する側からすれば、自分が遅れてるように感じるけど1000分の何秒かの差、写真に現れる差。そう、スピードガンには現れない差。この差を取り戻せば、いつもの斉藤和投手になるんやないかな。今年は144試合、まだ始まったばかりで先は長いよ。



(進尚幸 )


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