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2006年11月13日

精神的支柱が戻ってくる

 巨人からFA宣言した小久保選手のホークス復帰が決まった。日本一に輝いた03年シーズン終了後、主力選手の無償トレードという何とも不可解な“事件”とともにチームを去って3年。ホークスファンの胸にポッカリと開いた穴が、ようやく塞(ふさ)がろうとしている。

 私が入社した1カ月後(10月入社のため)に巨人へ移籍したため、直接会ったこともなければ、取材したこともない。だからどんな方なのか、はっきりとは知らない。ただ、小久保選手にかかわったことのある大半の方から、人間としての器の大きさ、野球人としての品格、それ以外にも挙げればきりがないほど、小久保選手の「偉大さ」というものを、伝聞だけだが感じてきた。

 野球選手としての経験、実績はここに記す必要もないだろう。私が言うのもおこがましいが、申し分ないものをすでに残されている。小久保選手に期待されるのは野球の成績もそうだが、チームの精神的柱として再び、常勝ホークスを築き上げるところにある。

 今季はシーズン中盤に王監督がチームを離れなければならなくなり、チームは迷走した。ホークスにとって王監督の存在というものは計り知れないものであり、「舵役」を失ったチームはこんなにもろくなるのかと思うほど、チームとしてのまとまりを失っていった。結局、4年ぶりのシーズン3位フィニッシュ。仮に小久保選手がチームにいたら、結果も違うものになっていたのではないか。そう思ってしまうのも、小久保裕紀という1人の男の「偉大さ」を、常に聞かされてきたからだろう。

 王監督は小久保復帰に関して、次のようにコメントを寄せた。「今のホークス魂をつくり上げてきた仲間であり、また一緒に戦うことができてうれしい。心強い限り。3年間優勝を逃しているだけに、一緒になって来シーズンこそ優勝、日本一をつかみたい」。待ちに待ったチームリーダーの復帰。17日に行われる入団発表会見が、ソフトバンクの小久保“初お披露目”の場となる。

(石田泰隆 )


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鷹番日記
中村泰三(なかむら・たいぞう)
 93年(平成6)入社。広告部、レース部競輪担当を経て報道部。94年オフからホークス担当。02年から東京本社野球部に出向し、巨人、横浜、米メジャーなどを取材。04年11月に西部本社復帰。現在ホークス担当。35歳。
石田泰隆(いしだ・やすたか)
 03年(平15)入社。報道部 入社直後は、アマチュアスポーツを担当し、04年2月からホークスを担当。現在に至る。27歳。
進尚幸(しん・なおゆき)
 96年(平成8)入社。報道部写真担当、ホークスを中心に九州のスポーツ全般を取材。全国津々浦々を取材する。スペイン1部リーグのバリャドリードに在籍した城彰二を取材。34歳。
梅根麻紀(うめね・まき)
 97年(平成9)入社。入社してからカメラマン一筋。ダイエーホークス、サッカー、高校野球、柔道など九州関連のスポーツ写真報道に携わる。イタリア・セリエAでヴェネチア在籍時代の名波浩(現磐田)を取材。31歳。
押谷謙爾(おしたに・けんじ)
 96年(平8)入社。総務部、レース部を経て報道部。99年秋からサッカー担当。大分、福岡、鳥栖を中心に九州リーグ、高校サッカーのほか、02W杯、セリエAなどを取材。03年から大分支局。33歳。

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