2006年5月01日
真のホームランバッター
1つのことを極めた人には、それなりのこだわりってものがあるんでしょうね。
先日、東京遠征に行った際に、東京ドーム内にある野球体育博物館に足を運んだ。「野球の殿堂」と呼ばれている所だ。館内には野球がどのように日本へ伝わってきたかという説明に始まり、日本の野球界に多大な功績を残し、殿堂入りされた方々のレリーフや、新しいものでは、国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で世界一に輝き、日本代表選手に贈られた金メダルなど、数え切れないほど展示されている。その中、一番興味を持ったのが、王監督が現役時代、1本足打法を習得した際に使用していた日本刀だ。刃渡り60センチ以上はあったと思うが、これをバットのようにブンブン振り回し、868本塁打の世界記録を樹立したのだと思うと、あらためて王監督のすごさというものを感じた。
そこで王監督に聞いてみた。あれだけの本塁打を放った方だ。狙って打った本塁打は何本あるのだろう。答えは…。「0本」。エ? 耳を疑った。よく「あの打席は本塁打を狙っていました」という選手の声を耳にすることがある。王監督なら50本くらいはあるのかなと思っていたのだが、0本とは。理由は明白だった。
王監督 僕は自分のスイングをして、しっかり球をとらえれば本塁打になるんだから。それだけ練習を積んだし、自分のスイングに自信があったからね。逆に狙ったら力が入って本塁打は出ない。だから1度も本塁打を狙ったことはない。ホームランバッターって、そういう人のことを言うんだと思うよ。
なるほど。恐れ入りました。と言うか、そんな質問をした王監督に申し訳ない気持ちになりました。でも、貴重な話を聞けたからヨシとしよう。ってダメですかね…。
(石田泰隆 )
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- 中村泰三(なかむら・たいぞう)
- 93年(平成6)入社。広告部、レース部競輪担当を経て報道部。94年オフからホークス担当。02年から東京本社野球部に出向し、巨人、横浜、米メジャーなどを取材。04年11月に西部本社復帰。現在ホークス担当。35歳。
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- 石田泰隆(いしだ・やすたか)
- 03年(平15)入社。報道部 入社直後は、アマチュアスポーツを担当し、04年2月からホークスを担当。現在に至る。27歳。
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- 進尚幸(しん・なおゆき)
- 96年(平成8)入社。報道部写真担当、ホークスを中心に九州のスポーツ全般を取材。全国津々浦々を取材する。スペイン1部リーグのバリャドリードに在籍した城彰二を取材。34歳。
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- 梅根麻紀(うめね・まき)
- 97年(平成9)入社。入社してからカメラマン一筋。ダイエーホークス、サッカー、高校野球、柔道など九州関連のスポーツ写真報道に携わる。イタリア・セリエAでヴェネチア在籍時代の名波浩(現磐田)を取材。31歳。
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- 押谷謙爾(おしたに・けんじ)
- 96年(平8)入社。総務部、レース部を経て報道部。99年秋からサッカー担当。大分、福岡、鳥栖を中心に九州リーグ、高校サッカーのほか、02W杯、セリエAなどを取材。03年から大分支局。33歳。
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