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新庄カウントダウン

西武松坂「第2の新庄出現願う」

h-sh-060920-1.jpg日本ハム対西武20回戦 9回裏日本ハム2死、松坂は新庄から空振り三振を奪い、ゲームセット=06年9月13日

 日本が世界に誇るエースも「新庄フリーク」の1人だ。WBCで日本代表を世界一に導き、シーズンでも自己最多タイの16勝をマークしている西武松坂大輔投手(26)が、新庄の早すぎる引退を惜しんだ。独自のアイデアでファンを楽しませる姿勢に共感を覚え、日本球界に「第2の新庄」が出てくることを願ってやまない。新庄と同じ香水を愛用しているエピソードも明かした。

 忘れられない思い出がある。グラウンドでの新庄との“初遭遇”は衝撃的だった。

 松坂「僕の中で新庄さんの第一印象はとにかく強烈でした。新庄さんが外野からベンチに戻る時に、マウンドに向かう僕と擦れ違ったことがあるんです。新庄さんが僕のすぐ横を通り過ぎる瞬間、何とも言えないいい香りが漂ってきて驚きました。この人は試合の時でも香水をつけているんだ、って。新庄さんといえば、いつもあの場面が思い浮かんでくるんです。あの香りは今でも忘れられませんね」

 斬新なアイデアでファンを楽しませようとする新庄には、常に共感を覚えてきた。今年5月に襟付きシャツが物議を醸した時も、松坂は「賛成派」の1人だった。

 松坂「僕らはプロですからプレー以外の面でファンを引きつけるのは大事なことだと思う。最近はいろいろな縛りがあって独自のカラーを出しづらくなっているけど、昔のプロ野球選手はもっと個性的だったように思う。そういう意味で新庄さんの引退は残念だと思うし、今後、新庄さんのような選手が日本球界にどんどん出てきてほしいと思う。最近、参院選の出馬要請のニュースがありましたけど、それだけ期待値が高いというか、周りのみんなを『新庄さんなら何かすごいことをやってくれるんじゃないか』と思わせてしまう人ですよね」

 他人と同じことをしたくない「オンリーワン」を目指す姿勢が、新庄と松坂の共通点だろう。

 松坂「僕もそういう気持ちは常に持っています。実はWBCの時にはやった編み込み式の磁気ネックレスは、僕が最初に取り入れたんですよ。みんながするようになって、つけるのをやめましたけどね。僕もよくダメ出しされてますよ。『選手会長が率先して奇抜なことをやろうとしてどうするんだ』って」

 肝心なプレーをおろそかにしたら、どんなパフォーマンスも無意味になる。松坂は純粋に「プレーヤー新庄」としての能力も高く評価している。

 松坂「打撃も走塁も素晴らしい。この間(13日)の試合も新庄さんが最後の打者だったんで、ストレート勝負を選択して思い切り腕を振りました。でも、新庄さんといえばやはり守備ですよね。あの肩はちょっとすごすぎます。あの強肩を見せられると、引退してしまうのが少しもったいない気がします」

 今年のオールスターで1番人気の「お宝グッズ」をゲットした。新庄が特注で作り試合中に折れた、あの「虹色バット」は今、松坂の家にある。

h-sh-060920-2.jpg2006年オールスター第1戦 全セ対全パ 8回表、松坂(左)は新庄の折れた虹色バットを持つ=06年7月21日

 松坂「今までもいろんな選手のグッズを手に入れてきましたけど、家に持って帰るとまとめて置いておくだけでした。でも、新庄さんのバットはちゃんと飾りたいと思っています。ただ、折れてしまっているので、どうやって飾ればいいのか、悩んでいるところなんです」

 最近、松坂も新庄と同じ香りを漂わせている時がある。

 松坂「実は僕も、新庄さんがつけていた香水を手に入れたんです。新庄さんと仲のいい西武の平尾さんが、あの香水をつけていて『それ、もしかして新庄さんのですか?』と聞いたらやっぱり、あの香水だったんです。『じゃあ、僕にも1つください』とお願いして持ってきてもらいました。新庄さんのようにユニホームを着る時はつけられませんけど(笑い)」【取材・構成 広瀬雷太】

 ◆松坂と新庄

 新庄が日本ハムへ入団した04年、4月2日の札幌ドームでの本拠地開幕戦の西武先発が松坂。これが公式戦初対戦で、記念すべき新庄の「北海道初打席」の相手だった。2回2死一、三塁で打席が回ってきたが、145キロ直球に詰まり遊ゴロ。だが全力疾走で失策を誘い追加点を演出し、同戦の白星奪取に少なからず貢献した。

 グラウンド内ではライバル関係だが、5月に新庄が試合中に着用し物議を醸した「襟付きアンダーシャツ」について、松坂は当時から新庄の型破りな行動にも理解を示し、公の場で勇気ある発言をしていた。賛成し、「僕も何か新しいことをやってみたいと思う。やれる範囲で、数人で何かやりたいと思う」と一時は追随する姿勢を見せた。

 今、どのように飾るか悩んでいるという新庄の「虹色(レインボー)バット」は、7月のオールスター第1戦(神宮)で折れたバットの先端部分をすかさず手に入れた。第2戦(宮崎)ではそのことを知った新庄が、関係者を通じてもう一方のグリップ部分をプレゼントする気遣いを見せた。松坂は当時「イチローさんのバットと一緒に飾っておきます」と語り、ほのぼのした交流を感じさせた。

2006年09月19日付 紙面から

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