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新庄カウントダウン

最後の日が近づいているという実感

 新庄選手との初対面の時を最近、たまに思い出すことがあります。このコラムを書いている9月21日の時点で、今季レギュラーシーズンは残り4試合。その後にプレーオフ、勝ち進めば日本シリーズがあります。ですが、新庄選手がプレーする、すなわち私にとっては取材する最後の日が、少しずつ近づいています。個人的にも1つの仕事の節目になるカウントダウンは始まっているのです。

 その思い出す出来事とは04年2月1日、沖縄・名護キャンプ初日でのことです。大フィーバーの中、日本ハムのユニホームを着ての初練習が終了。その後、宿舎のホテルロビーで記者会見が行われました。その終了後でした。日本ハムの各社担当記者が名刺を手に、新庄選手の前に列をつくり、1人ずつ社名と名前を名乗り「○○新聞社の○○です。よろしくお願いします」とあいさつした後のことです。

 今や代名詞にもなった「サプライズ」ですが、担当記者にとっては、この時が1発目。約20枚ほどあったでしょうか、その名刺の束。新庄選手はていねいにすべて受け取った後、何とトランプのようにいきなりシャッフルしだしたのです。もちろん順番はバラバラに。そして最後に一言、「もう誰か分かんな~い」。私を含めた記者たちは何が起こったのか一同、あ然…。何しろ、これが初めての接触だったのですから。

 この後は、ファンの皆さんも知っての通り3年間があっという間に過ぎ、もうすぐ終わりが見えてきました。3年間、ほぼ追い掛けてきましたし、今年は1月のハワイ自主トレにも会社に無理を言って行かせてもらいました。練習の合間に、ごくたまには話し掛けてもらうこともあります。名前までは厳しいかもしれないが、顔ぐらいは少し覚えてもらえているだろう…。そんな、ささやかなプラス思考の自問自答を繰り返すのは、担当記者としてちょっと恥ずかしいですが。

 しかし、すべてにつかみどころがなかった新庄選手を取材する日々のゴールが近いことだけは実感する、ちょっと寂しい毎日ですから、ふとあの時の思い出が浮かんでしまうのです。【高山通史】

2006年09月21日

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高山通史(たかやま・みちふみ)
 日刊スポーツ長野、新潟支局を経て02年入社。編集部。一般スポーツ、コンサドーレ札幌などを担当し、03年9月から日本ハム担当。高校3年夏の甲子園に出場して本塁打をマーク。新潟・小須戸町(現新潟市)出身。31歳。

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