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新庄カウントダウン

私服パレードで『新庄劇場』終幕に

h-sh-061119-1.jpg紙吹雪に感動し両手を広げながら天を見上げる前日本ハム新庄(撮影・鈴木豊)

 男の花道は「私服パレード」-。今季限りで現役を引退した前日本ハム新庄剛志(34)が18日、札幌市内で行われた優勝パレードに参加した。ただ1人、前代未聞の私服姿で登場。引退表明後、一般ファンの前に初めて姿を現し、1本10万円以上のブレスレットを4本、マフラー、手袋を投げ込む大盤振る舞いで最後の球団行事を終えた。44年ぶり日本一を運んだ使者は14万3000人(主催者発表)に見守られ、球界に別れを告げた。

 たった1人の「私服パレード」だった。新庄がファッションショーで野球人生にケジメをつけた。午前11時のスタートは、晴天だが気温5・1度の札幌駅。屋根のない2階建てバスに、主役が登場した。ヒルマン監督以下コーチ、選手計55人が参加。ホーム用のユニホーム姿で統一していたが、何と1人だけ私服で登場だ。ベージュのコートにブラックジーンズ。そのパンツのすそをロングブーツに入れ、長い黒のマフラーにサングラス姿が、ラスト・サプライズだった。

 少しずつテンションが上がっていった。東日本屈指の繁華街ススキノまで約1・3キロ。沿道に詰めかけた14万3000人が狂喜乱舞する「新庄劇場」の最終章がスタートだ。札幌駅前で自らデザインした10万5000円のゲルマニウムのブレスレットを群衆の中へ投げ込んだ。出だしこそ冷静だったが、約5分後には座席の上に仁王立ちで、投げキス、ガッツポーズなどを連発。終点前に混乱を考慮しバスを途中下車したが、周囲にいた選手によると「うわー、スゲー」と連呼していたという。

h-sh-061119-2.jpg紙ふぶきが舞う中、パレードのバスでポーズを決める前日本ハム新庄(撮影・鈴木豊)

 約45分間に計42万円となるブレスレット4本を沿道のファンに投げ込み、マフラー、手袋をプレゼントした。手袋とマフラーが高級ブランドであることは確実で、計50万円以上の散財? いやファンのための大盤振る舞い。マフラーを争奪戦の末にゲットしたのは札幌市の岡田ののかさん(23)穐田(あきた)なぎささん(21)のギャル2人組だ。「いいにおい~」と絶叫。すると“新庄臭”をひとかぎしようとする、女性ファンが殺到する異常事態に。カシミヤのような肌触りらしく「いい気持ち~」の大合唱だ。やはり「新庄劇場」は健在-。たった1本のマフラーでパニック状態に陥れた。

 実は不完全燃焼だった。新庄はパレード前に、球団側へ全員が私服での登場を打診。球団も了承したが、選手サイドが難色を示し、お蔵入りとなった。1人だけでの「私服パレード」になったが初志貫徹。日本一で有終を飾った10月26日の日本シリーズ第5戦で脱いだユニホームを着ることはなかった。夕方に札幌市内のホテルで行われた球団納会、今日19日のファン感謝デー、明日20日の選手会納会も参加しない。優勝を祝う1・3トンの紙吹雪が舞う中で、無言のまま別れを告げた。プロ野球未開の地だった北の大地に歓喜の「初雪」を降らせ、静かに姿を消した。【高山通史】

2006年11月19日付 紙面から

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