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新庄カウントダウン

ダルビッシュに指令「ホームラン打て」

h-sh-061020-1.jpgナゴヤドーム入りした日本ハム新庄はリラックスムード(撮影・黒川智章)

 日本シリーズが明日21日、ナゴヤドームで幕を開ける。東映時代の1962年以来44年ぶりの頂点を目指す日本ハムは19日午後、「決戦の地」名古屋入りしたが、新庄剛志外野手(34=SHINJO)が若きエースに「珍指令」を突きつけた。第1戦に先発予定のダルビッシュ有投手(20)に「ホームランを打て」と要求。打てばスターに必要不可欠な強運を持っていると説き、1発狙いをノルマに課した。

 いくら何でも、それは無理なんじゃ…。新庄がダルビッシュへ、スターへ上り詰めるための厳しいハードルを設定した。名古屋入りしたこの日、練習前のウオーミングアップでいきなり「難問」を出した。若きエースに声を掛けると、さらりと突きつけたのだ。

 新庄「ホームラン打てよ。ここ(ナゴヤドーム)で打ったら、お前、本当に(強運を)持っているから」

 ダルビッシュは第1戦に先発予定で、打席に立つことになる。大役を2日後に控えた緊張気味の後輩をリラックスさせるためなのか。それとも大まじめの要求なのか。人間の心の機微が分かる、気遣いにたけた新庄だけに、ジョークの可能性はある。だが今季限りで引退するだけに、投手陣の後継者候補へ、しっかりと“遺言”を残したかったとしても不思議ではない。

 若手にとって貴重な経験を積める格好の舞台になる。それと同時にさらに全国区へと躍り出るチャンス。プロ通算で6打数1安打の打率1割6分7厘。今年5月18日阪神戦(甲子園)の左前打の単打しか放っていない。「(打撃は)あんまり関係ないといえば、ないかもしれないですけど…」。ダルビッシュは珍指令を一応、素直に受け入れた。

 投手が日本シリーズで本塁打を放てば、20年ぶり。86年の第8戦で広島金石が、西武東尾から2ランを記録して以来の快挙になる。ダルビッシュは、札幌ドームでは第2戦先発予定の八木と早出特打を続けてきた。見守った淡口打撃コーチが「2人ともミートがうまい。センスがある」と絶賛するだけに、大記録が生まれる可能性は少しはありそうだ。

 強い天運に支えられ、野球界を生き抜いてきた新庄。記録は平凡でも、プレーでもパフォーマンスでもサプライズを連発し、スターへの階段を駆け上がってきた。自分になぞらえるように、ダルビッシュに要求したユニークな「運試し」は、果たして吉と出るのか凶と出るのか。

2006年10月20日付 紙面から

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