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新庄カウントダウン

日本シリーズは自らデザインの勝負靴で

h-sh-061019-1.jpgお気に入りのスパイクを手にする日本ハム新庄(撮影・黒川智章)

 日本ハム新庄剛志外野手(34=SHINJO)が、日本シリーズでフル稼働するために「秘密兵器」を導入する。慢性的な両太ももの裏の張りを緩和するため、約250グラムの超軽量スパイクを準備。シーズンを通して主に使用してきたモデルで、多色使いでファッション性も重視したもの。シリーズのモットーに掲げた「シンプル・イズ・ベスト」を意識して自らが特別デザインした。21日の第1戦(ナゴヤドーム)から使用し、引退の花道、日本一へのVロードを駆け抜ける。

 最後の生きざまを、足元に込める。新庄が日本シリーズ用の「勝負スパイク」を導入する。機能性、ファッション性を兼ね備えたジャガーズ創工(そうこう)社製。札幌ドームでの最終調整となった前日17日に同社へ依頼。ホーム、ビジター用で2足ずつ計4足を発注し、18日から製作をスタートした。現役最初で最後のシリーズ。「最後になるので『シンプル・イズ・ベスト』でいく」とテーマを設定した秘密兵器になる。

 最多7戦の頂上決戦を戦い抜くためのアイテムだ。靴底は牛革。人工芝の球場の場合はプラスチック底を用いる選手が多いが「フィット感。土をかんでいる感じ」とフィーリングを重視した。また普通は300グラム以上が主流だが、平均250~270グラム、両方でも約500グラムという超軽量タイプにする。ミドルカットで足首をガードし、自分の両足の歯が接触する「自損故障」も予防。疲労蓄積が一因になる、慢性的な両太ももの張りを緩和できる優れものだ。

 プレーだけではなく「魅せる」ことも追求。同社の西岡伸和代表取締役(53)の「真っ赤にしましょうか」という提案を拒否した。新庄自らホーム用は白地、ビジター用はシルバーを基調に、それぞれ同じラインが入っているものをデザインした。真っさらな気持ちで現役ラスト決戦を楽しみたい-という思いを込めているもよう。今季は他メーカーのスパイクも試してきたが、同社製は5月からは主に使用し、最後は1つに絞り込んだ。

 感謝の思いを込めた選択でもある。同社は球界には広く知られていないが、阪神時代の恩師、楽天野村監督が今季途中から愛用。親交のある楽天の池山打撃コーチ、阪神、日本ハムで先輩の山田バッテリーコーチも履いている。チームメートでは稲葉も今回のために4足を準備。パ・リーグを代表して戦う、最後の夢舞台にふさわしい1足を決めた。日米17年間の野球人生のラストスパートをかけるために、新庄がしっかり「土台」を固めた。【高山通史】

 ◆ジャガーズ創工株式会社 野球界では知る人ぞ知るマニアックなメーカー。スパイクとトレーニングシューズ、グラブを製作して販売している。野球用具だけを取り扱う特殊な形態をとる専門的な会社。商品は全国展開をしているが、主に受注販売で一部スポーツ用品店に卸しているのみ。スポーツ用具メーカーの下請けなどでスパイク職人として30年のキャリアを持つ西岡伸和代表取締役が独立して、91年に株式会社として立ち上げた。本社は奈良県磯城郡三宅町但馬478。電話0745・56・5101。ホームページはhttp://www.jjgr.co.jp

2006年10月19日付 紙面から

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