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新庄カウントダウン

日米野球辞退「シリーズで完全燃焼」

h-sh-061018-1.jpg大勢のファンを集めた紅白戦で日本ハム新庄は三ゴロ(撮影・黒川智章)

 日本ハム新庄剛志外野手(34=SHINJO)が、日本シリーズで現役生活のピリオドを打つことを示唆した。17日、ファン投票で選出されていた11月3日開幕の「イオン日米野球2006」(東京ドームほか)の出場辞退を発表。長文の声明を出し「日本シリーズで完全燃焼したい」と、最大あと7試合でユニホームを脱ぐ決意を表した。この日は札幌ドームで「カンパ」形式の有料紅白戦に出場し、2万人を集めてファンサービスも務めた。最後の実戦調整も終了。新庄自身、最初で最後の頂上決戦が、引退への花道になりそうだ。

 日本中を沸かせ続けた「新庄劇場」の千秋楽が、日本シリーズになることが濃厚になった。この日、日米野球の大会事務局を通じて出場辞退することを発表した。異例ともいえる原稿用紙1枚に相当する400字以上の長文の声明。あいさつの導入部から、すでに決意表明だった。

 新庄「いよいよこの週末からに迫った最後で最高のステージ“日本シリーズ”のグラウンドに立てる瞬間を楽しみにしながら、1秒1秒を過ごしている新庄剛志です」

 ファン投票4万156票のトップ選出だけに、胸中に複雑な思いがあることも明かした。だが日本シリーズで、現役を全うしようとする強い思いが最後の一文ににじみ出た。

 新庄「新庄剛志は“日本シリーズ”で完全燃焼したいと思っています。最後まであたたかい声援よろしくお願いします」

 メジャー3年間を除く、日本でのプロ14年目で初めての頂上決戦。素直に現在の心境を書き連ねた。出場辞退した、まず1つに引退決断の理由になった体力的、精神的な衰えがあると説明。「引退を発表している選手が出るよりも、バリバリ現役の選手がMLBの選手とぶつかり合う、そんなステージだと考えます」。また日米野球に対する独自の美学が決め手になった、とした。だがその裏に、日本シリーズへの強い思い入れが見え隠れした。

 予行演習も完了した。この日、札幌ドームで行われた一般公開された紅白戦で紅組6番で出場した。しかも入場者から「カンパ」を募る形式の有料試合、平日ナイターにもかかわらず2万772人が訪れた。2度の打席は三ゴロ、三振に終わったが、守備位置に就くたびにキャッチボールの球をスタンドに投げ入れ、交流を楽しんだ。今日18日のオフを経て、明日19日に第1、2戦の地名古屋入り。愛すべき本拠地の熱狂的ファンから力をもらった。

 日本ハム球団としては初の日本一になった場合に、日米野球終了後の11月9日から始まるアジアシリーズ(東京ドーム)へ出場する。島田チーム統轄本部長は「出てくれると思っている」と希望的観測で話したが、新庄は「完全燃焼-」と宣言しただけに出場辞退の可能性は十分ある。古傷の両太ももなど満身創痍(そうい)で全力プレーを続けており、現時点で肉体的に厳しいのも事実だ。4月に引退表明。ロングランとなった「引退興行」のゴールは、日本シリーズという最高の舞台になりそうだ。【高山通史】

2006年10月18日付 紙面から

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