このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > 野球 > プロ野球 > 新庄カウントダウン > 06'シーズン > 記事ページ



新庄カウントダウン

新庄が逆転弾!楽天に10連勝

h-sh-060824-2.jpg逆転3点本塁打を放ち拍手をして駆け出す日本ハム新庄(撮影・黒川智章)

<日本ハム9-6楽天>◇23日◇フルキャスト宮城

 東北で連夜の「新庄劇場」開演デス。日本ハム新庄剛志外野手(34=SHINJO)が、値千金の逆転3ランを放ち、球団新となる同一カード10連勝をもたらした。逆転を許した直後の7回、1死二、三塁のチャンスに左翼へ2戦連続となる15号をたたき込み、シーソーゲームにけりをつけた。チームは4連勝で貯金も今季最多の15、4位ロッテとのゲーム差も今季最大の7と広げ、2年ぶりのプレーオフ進出に大きく前進した。

 リズミカルに3度、パン、パン、パンと手拍子をしてから駆け出した。2夜連続の乱戦の主役は、またも新庄だ。三塁側ベンチの野村監督の仏頂面が劇的アーチの証しだった。逆転された直後の7回1死二、三塁。フルカウントからの7球目、福盛の決め球フォーク。やや甘く入った内角低めを、強引に左翼ポール際へ運んだ。球団新記録の同一カード10連勝を呼び込んだ。

 二転、三転したシーソーゲームのカギは、尊敬する恩師・野村監督との「ガチンコ勝負」だった。その決勝弾。5番手の河本からスイッチした福盛に加え、さらには捕手も愛息カツノリから藤井にチェンジする念の入れよう。バッテリーごと変える大胆采配だった。捕手・藤井にはシュートで打ち取る策を授けたが、最後は福盛のウイニングショットに狙いを絞った。

 野村監督「彼(新庄)らしい狙い方。カウント2-3から真っすぐはないと思ってフォークを狙い打ちされた。今日は新庄1人にやられた。大ヤマを張られたな」

 阪神時代の2年間で知り尽くした名将の策を、一振りで打ち消した。

h-sh-060824-1.jpg逆転3ランを放った日本ハム新庄は笑顔で守備に就く(撮影・たえ見朱実)

 その伏線は同点の6回無死一塁。長打でなければ得点にならない場面だった。だが野村監督は前日に本塁打を献上した3番手・渡辺に代え、小山を投入。だが中前打でチャンスを広げ一挙3点のビッグイニングの布石を打っていた。繰り出してきた“刺客”、ノムさんの必勝プランを2度とも粉砕した。2戦連発で今季初となる2試合連続の猛打賞。毒舌で鳴らすノムさんも「彼とは長いことやってるから分かる。まさに新庄らしい打ち方だよ」と脱帽するしかなかった。

 今年1月のハワイ自主トレ時。監督復帰した野村監督との対戦を楽しみにし、こう分析していた。「継投がうまくて1点を守りきるイメージ」。その試合の要所を1打でつぶし、両翼101・5メートルと広いフルキャスト宮城で2年目で初アーチをマーク。宮城では阪神時代も含めて人生初の本塁打を放ち、また自身の引退前の足跡を刻んだ。この日は後半戦から伸ばしていた口ヒゲもきれいにそり落とした。そんなゲンかつぎも必要ないほどの天性の勝負強さを見せた。

h-sh-060824-3.jpgヒゲをそって姿を見せた日本ハム新庄(撮影・たえ見朱実)

 これで敗れた4位ロッテとのゲーム差を「7」に広げた。残り25試合、21日まで4試合連続無安打と湿っていたバットは一気に上昇気配だ。ヒルマン監督は「打って欲しいところで打ってくれたね」と絶賛。無言の新庄に代わり、この日は2人の監督から敵味方なく絶賛の嵐だった。4月の電撃的なお立ち台での引退表明。異例の早期での宣言だったが、残り試合に対する心構えを話していた。「そこ(今季)で一番、頂点に立てたら死んじゃうかも」。至福のラストステージが、少しずつ見えてきた。【高山通史】

○…口ヒゲを生やしていた新庄に「付けヒゲ説」が浮上した。日米通算1500安打、16試合ぶりに本塁打を放ち一夜明けた23日、ヒゲをきれいさっぱり、そって登場。後半戦から伸ばしていたが、またもイメージチェンジした。色めき立つ報道陣へ、専属の荒井広報がわざわざ事情を説明。「あれは実は、付けヒゲだったんです。皆さん気付きませんでしたか」と淡々と答え、さらに騒動を大きくしていた。

2006年08月24日付 紙面から

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nikkansports.com/mt/mt-tb.cgi/6263


06'シーズンの最新記事

全記事バックナンバー



このページの先頭へ