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新庄カウントダウン

写真無断掲載に球団らが出版差し止め要求

 引退間近の日本ハム新庄剛志外野手(34=SHINJO)に思わぬ「場外戦」が持ち上がった。東邦出版から発売された新刊本「新庄の信条」(宮崎満教&新庄剛志特別取材班)に対し、肖像権を侵害しているとして出版差し止めを求める準備を進めていることが7日、分かった。球団、新庄のマネジメント事務所が無許可で写真を無断使用されているとして、異議を申し立てている。出版社側が要求に応じない場合、法廷闘争に発展する可能性が出てきた。

 新庄にドタバタ騒動が降りかかった。問題となっているのは7月末に発売された新刊「新庄の信条」。表紙には昨年の球宴第2戦で黄金バットを高々と掲げた新庄の写真が使用されている。ただその表紙の写真をめぐって、日本ハム球団、新庄のマネジメント事務所が無断で使用されたと、出版元の東邦出版へ対して出版差し止めを求める準備に入った。

 本来は商業目的で写真を2次使用する場合には、事前に球団の許可が必要になる。だが球団の説明によれば、同社からは申請された事実はないため「肖像権の侵害」に該当すると判断。4日には新庄の事務所側と東邦出版の保川(やすかわ)敏克代表取締役(41)で話し合いの場を持ったが、物別れに終わった。その後、球団の顧問弁護士らと対応を協議。要求に応じなければ、法的措置も辞さない構えを見せている。

 新庄事務所側は「出版の回収、差し止めをしてもらいたい。応じなければ法的措置も考えている」と現状での方針を説明した。表紙の写真だけではなく、記述やコメントなど本の内容についても事実と異なる部分があるとし、新庄本人も不快感を示しているという。藤井球団社長は「新庄選手と歩調を合わせていく。それ(差し止め請求)も含めて協議する」と話した。

 プロ野球選手の肖像権の問題は、労組日本プロ野球選手会が選手の氏名および肖像の使用許諾権を要求して今月1日に行われた日本プロ野球組織(NPB)側との訴訟で、肖像権は球団側にあるとの判決が下ったばかり。だが今回はそれ以前に、出版社が球団に「無許可」なため新庄サイドの主張に正当性はあるが、東邦出版側も1歩も引かない姿勢だ。グラウンドで華々しく散るはずだったが、騒動が泥沼化すれば、引退後も「新庄選手」として法廷で闘う可能性がある。

2006年08月08日付 紙面から

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