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新庄カウントダウン

東京ドームに「お別れ弾」

h-sh-060731-1.jpg東京ドーム最終戦となる日本ハム新庄は声援に笑顔で応える(撮影・山口貢)

<日本ハム7-3ソフトバンク>◇30日◇東京ドーム

 今季限りで現役引退を表明している日本ハム新庄剛志外野手(34=SHINJO)が、東京ドームでの“最終戦”で125メートルの「お別れ弾」を放った。ヒーローインタビューで突然の引退表明をした同球場では、今季6本目で阪神時代を含めると通算28本目。先制ソロを放った小笠原と今季3度目のアベック本塁打も記録した。日本ハムは2位ソフトバンクとゲーム差を「2」とし、首位西武を追っている。

 新庄にとっては最後の東京ドーム。だから魅せたかった。4回、小笠原の先制弾、稲葉の中前適時打で2点リードした2死二塁。うっすらと口ひげをたくわえ、ちょっぴりワイルドな風ぼうになった新庄が、大歓声とフラッシュを浴びながら打席に向かった。カウント1-2。ソフトバンク杉内の甘く入った高めの138キロの直球を見逃さなかった。打球は歓声とともに高く上がり、左中間スタンドに消えていった。7月2日の楽天戦以来、出場16試合ぶりの一撃で試合を決めた。

 ヒルマン監督は「これだけのファンが詰め掛けた、彼にとって東京ドーム最後の試合。アドレナリンが出た感じだったね。素晴らしい本塁打だった」と絶賛した。小笠原とのアーチも競演も今季3度目。すべて東京ドームで記録している。移籍後、これまで9度記録しているがすべて負けなし。不敗神話も継続させた。

 名残惜しさもあった。試合終了後、チーム全員で右翼スタンドへあいさつ。そして新庄は1人、一塁側へ向かった。満面の笑みで大きく手を振った。東京ドームのファンに別れを告げた。91年9月10日の1軍デビュー戦、そしてプロ初安打もマークした。今年4月18日、ヒーローインタビューで電撃的に引退表明したのもやはりこの場所だった。この日は3万6506人と満員のファンが声援で後押しした。

 昨季まで球団社長補佐を務め、日本ハム入りの際に尽力した三沢今朝治氏がスタンドで新庄を見つめていた。「満員のスタンドを見て思ったよ。新庄は本当に良くやってくれた。チーム移転の時にはやはり大きな目玉が必要だった。その役割を果たしてくれた。次は八木やダルビッシュや森本が引き継いでいかなければいけない」とつぶやいた。

 後半戦初戦の26日の楽天戦でのこと。球宴第2戦で右手薬指を負傷し、大事をとってスタメンから外れていた。この試合の途中、準備を続けていた新庄がいた。素振り用のマスコットバットは1キロの重さがある。それに500グラムの重りを2個くくりつけていた。さらにこの日、ベンチ裏でもう1個、重りを加えていた。引退を誓ってもなお、常に向上を目指し、日々改良を続けていた。

 7月から札幌での「通勤用」の車も新たに1台、加えた。推定で軽く2000万円以上という英国製の高級車ベントレー。これまではフェラーリ、BMWのSUVタイプ。まずはグラウンド外から生活環境を整え始めている。

 迫り来る最後の日をできるだけ先へ延ばすために…。新庄がラストスパートをかける。【上野耕太郎】

2006年07月31日付 紙面から

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