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新庄カウントダウン

連敗止めた!決勝犠飛でAクラス3位死守

h-sh-060713-1.jpg7回表の守備についた日本ハム新庄はスタンドの声援に応える(撮影・山口貢)

<日本ハム5-3ロッテ>◇7月12日◇東京ドーム

 日本ハムが連敗を3で止め、Aクラス3位を死守した。新庄剛志外野手(34=SHINJO)が、同点に追いついた6回無死二、三塁から決勝の左犠飛。チームリーダーの小笠原道大内野手(32)も初回に先制、6回は同点と2本のアーチで引っ張った。45年ぶり球団タイの11連勝後、その反動からか惜敗が続いていたが、「打の主役」2人の活躍で流れを引き戻した。

 勝負どころをかぎ分ける、嗅覚(きゅうかく)は鈍っていなかった。新庄がシーソーゲームに終止符を打った。同点とした直後の6回、なお無死二、三塁。久保の内角直球に詰まりながらも、力ずくで左翼まで運んだ。三塁走者、鈍足のセギノールが勝ち越しホームを踏むには十分だった。直後にベンチへ戻る際、恥ずかしそうに頭を両手で抱えた。だがヘルメットのひさしの奥の目は笑っていた。

 不完全燃焼ながらも? 決勝犠飛で連敗を3でストップ。45年ぶりの球団タイ記録11連勝後の「反動」にまずは一区切りをつけた。負ければロッテにかわされ、プレーオフ圏外の4位転落という大一番。「連敗をなるべく早く止めないといけないと思っていた」。神経質なヒルマン監督が、思わず胸をなで下ろす大きな1勝になった。

 試合前に「原点」に戻る出来事があった。チーム状態を心配し、昨オフに球団を去った前球団社長補佐の三沢今朝治氏が球場を訪問した。メジャーから日本復帰を目指した03年オフ。新庄の移籍交渉の際に中心的な役割を果たした。公私ともに慕っていただけに再会し「三沢さんが辞めたから、僕も野球を辞めるんです」とジョークも交じえて談笑。だが一瞬、目は鋭さを増し自分の肉体を指さして「まだまだ(現役)やれるでしょ」とプライドを見せてもいた。数々のパフォーマンスも容認した“恩人”の前で、恥ずかしい姿を見せるわけにいかなかった。

 ド派手さはなくとも、要所で渋い仕事を連発した。同点で先頭打者の5回。ライナーで右中間へ放った単打性の当たりを、右翼手ワトソンの緩慢の動きを見て好走塁で二塁打に。この回に一時、勝ち越しとなる2点目も呼び込んだ。Aクラス争いがし烈になった7月に入り出場10試合で打率4割1分9厘(31打数13安打)と、開幕から不振だった打撃も上昇カーブを描いてきた。定期的に日焼けサロンでこんがり肌を焼き、いつも夏満開の新庄に、やっと野球でも「旬」が来た。【高山通史】

2006年07月13日付 紙面から

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