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新庄カウントダウン

3安打4打点の活躍でチーム7連勝

h-sh-060703-1.jpg3回裏日本ハム1死二塁、2点本塁打を放った新庄はニヤリ(撮影・黒川智章)

<日本ハム8-1楽天>◇7月2日◇札幌ドーム

 勝負どころはこの男が決める。日本ハム新庄剛志外野手(34=SHINJO)が、12号2ランを含む3安打4打点の活躍で、01年8月以来の7連勝へと導いた。チームも13安打で8点と楽天に快勝。ロッテが敗れたため5月30日以来の、プレーオフ圏内3位に浮上した。前日1日に先発した武田勝が左手を骨折、この日は3回に主砲セギノールが退場した。嫌なムードを新庄のバットが吹き払い、混パの主役に再び躍り出た。

 新庄には苦しみ抜くより、お祭り騒ぎがよく似合う。4点をリードした4回だ。先頭のセギノールが球審に暴言を吐いたとして退場になった。スコアボードは「4番DH」が空欄になった。球場が不測の事態にざわめき出す。稲葉の二塁打で1死二塁。新庄に打席が回った。

 カウント0-2から低めのカーブをすくい上げた。大きな放物線を描き、打球はファンの待つ左翼スタンドに吸い込まれた。一瞬の静寂の後、解き放たれたファンの声援が鳴り響いた。ヒルマン監督は「打率だけじゃなく、新庄には1発がある」と話す。その期待通り、不安を払しょくする1発だった。

 2ケタ安打の大勝。新庄がその中心にいた。初回に3点目となる左前安打、7回にも流し打ちで4打数3安打4打点と大当たり。今季4度目の猛打賞も記録した。前日には先発の武田勝が7回途中まで無安打に抑えながら左手に打球を当て骨折し、長期離脱を余儀なくされた。この日は主砲の退場というアクシデント。それも新庄のバットで乗り越えた。01年8月17日以来、ヒルマン政権で初の7連勝、5月30日以来のAクラス入りも果たした。再びプレーオフ圏内に浮上した。

 グラウンドで、そしてチームメートの前で笑顔が絶えない。その一方で5月に2割1分台に打率が落ち、慢性的な右アキレスけん痛などを抱える新庄がいる。楽天戦初戦の6月30日、試合前に恩師でもある野村監督を相手に打撃について質問攻めにしたという。その日の朝だった。午前8時半すぎ、誰もいないブルペンで1球1球、早朝の特打ちをした。翌日も続けた。早朝の特打は3月のオープン戦以来、シーズンに入って初めて。約120球、40分をかけてスイングした。両日ともその後のチーム練習に涼しい顔で合流。汗をかき、努力する姿は人前で決して見せることはない。

 そうした新庄の生きざまを見てきた若手も後継者として育ってきた。公私ともにかわいがられている森本も7回、バックスクリーンに飛び込む本塁打を放つなど5打数3安打の猛打賞。「夏祭り」に彩りを加えた。お立ち台では前代未聞のカラオケで尾崎豊の「きっと忘れない」を熱唱した。昨年のファン感謝デーで「歌、うまいですから」と森本を売り込んでいたのがほかならぬ新庄だった。プレーだけではなく後輩のパフォーマンスも後押しした。

 引退までカウントダウンが始まっている。今日3日、これまでファン投票で全体トップの得票数だった球宴の投票結果も発表される。淡口打撃コーチは「暑くなったらもっと打つよ」と言い切る。新庄、そしてチームの祭りは、まだ終わらない。【上野耕太郎】

2006年07月03日付 紙面から

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トラックバック時刻: 2006年07月04日 00:17


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